2003年2月15日(土) |
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釣行場所 |
東扇島・若洲 |
天気 |
曇り、風は少しだけ |
潮(芝浦標準) |
中潮
満潮05:01 15:44
干潮10:20 22:35 |
釣行時間 |
17:00〜19:00 20:00〜24:00(東扇島)
1:30〜6:30(若洲) |
釣果 |
18cmメバル1匹、36cmアナゴ1匹、18cmハゼ1匹 |
以前まで釣行記はみなさんが書かれる「東扇島関連BBS」等に書いていましたが、今回からは釣行記のページを独立させることに。私もみなさんと同じように東扇島へ通う者としてBBSのほうに書き込みをしていきたかったのですが、色々なHPを見てみると、サイトの管理人の釣行記は独自のページにUPさせるのが定番みたいなので、それに倣う形で小生も釣行記をUPしてみました。ちなみに第1回目の今回はハッキリ言って、文章がダラダラと長いので、お時間がある方だけ覗いてみてください。
きっかけは、環七事故渋滞
さて、第1回目ということで少々気合を入れて14:00頃に自宅を出発。
今日もいつものように丸山陸橋から環七に入り大森方面へ下ってみる。しかし今日は明らかに普段の土曜日以上に混んでいる。高円寺陸橋を過ぎたあたりまでは良かったのだが、頭上の電光掲示板には、「環七 若林付近 人身事故」の文字が!
「おぃおぃ勘弁してくれ〜」と思っていると方南陸橋の手前あたりから車が詰まり始めている。
「こんなところから渋滞が始まってるのか・・・」
果たしてその渋滞が若林の人身事故によるものなのかは定かではなかったが、その可能性が強いと勝手に判断した小生はルートを急遽首都高速に変更。しかし、その判断が裏目に出てしまうとは・・・
脇道にそれたものの今度は中野富士見町のあたりが車で詰まっている。どうやら道が広くない上に至るところで右折待ちの車が止まっていることによる慢性渋滞のようだ。
車のギヤも3速までしか入れられない。4速までいけるか?と思うとすぐに詰まってしまう。。
そうこうしているうちにやっと山手通りを横断。そしてさらに新宿方面へ進み、いざ首都高新宿入口へ!
入り口はもう目の前。念のため、入口頭上の電光掲示板を見る。
「新宿〜三宅坂 渋滞6km」
「ご愁傷様です!」
誰かがそうつぶやいたような気がした・・・
首都高をよく利用する人ならお察しいただけると思うが、首都高の渋滞6kmというのは、東名や第3京浜の渋滞6kmとはわけが違う。
「よっしゃ〜、こうなったら最後の望み、山手通りだ!」
と、山手通りに向かうつもりも、すでに平常心を失っていた小生は道を間違え、NHK放送センターを横目に渋谷公園通りへ入ってしまう。
土曜の午後ということもあってか、歩道はヤング(死語)で溢れかえっている。
「別に東京見物しにきたわけじゃないのに・・・」
ハンドルを握りながらグチってもしょうがないのだ!渋谷の駅前にはまってしまうわけにはいくまい、と方向を修正し、渋谷ビデオスダジオの前を通り、いざ山手通り方面へ向かいなおす。
どうにかこうにか山手通りに出ることができ、そこからはなんとか順調に車を走らせる。やがて国道15号線にぶつかり、あとは南へ突っ走るのみ!一気にアクセルを踏み込んだ。
いざ、東扇島西公園へ!
ヘトヘトになりがらも16:30に東扇島へ上陸。自宅からの所要時間はざっと2時間半。新幹線「のぞみ」なら東京から新大阪まで、飛行機なら羽田から沖縄まで行けてしまう時間である。
まぁ、たまにはこんなこともあるさ。と気を取り直し、まずは東扇島公園付近の某ポイントへ行ってみる。
ここは前回、アイナメ、メジナが釣れたところであり、そんなに混んでいないポイントのはずなのだが、今日はかなりの混雑ぶり。
どうやらルアーでシーバスを狙いにきたのであろう、ヤングのグループが先客としてすでに入っている。仕方なしに空いているところで釣り座を構え、17:00に実釣開始。胴付きメバル仕掛け1本と、トリックサビキ仕掛けに青イソメ10連装の竿をスタンバイ。
いつものように胴付きの竿でほうも周囲を念入りに探るように探ると、たまにではあるがかすかなアタリがある。しばらく探りつづけると、ブルルっという明確な生体反応が感じられた。メバルか?それともカサゴ? メバルだとしたら焦ってはいけない、逆にカサゴなら即アワセ&巻き上げであるが、ここは迷うところ。とりあえず糸を張った状態で置き竿にしてみる。数秒後また竿先がおじぎした。「よし、次のブルルッで合わせるぞ」と考えるが、それ以降竿先が震えない。「う。。。いやな予感」とリールを巻こうとすると、根掛かりしてしまったときのように巻き上げられない。エサに食いついた魚が岩陰に潜り込んでしまったのである。
竿をいくら引っ張ってもビクともしない。周囲の人は「あぁ〜あ、かわいそうに、根掛かりしちゃったのね」とでも言いたげな顔をしてこちらをうかがっている。「ち、ちがうんだ!掛かった魚が岩影に潜ってどうにもこうにも・・・」と心の中で必死に叫んではみたものの、結局抜き上げることができず、仕掛けだけをロスト。
おそらくカサゴかな。きっとそうだよカサゴだよ。と、自分に都合のいい自問自答。この悔しさをバネにさらに気合が入るものの、その後は潮がぐんぐん引き始め、アタリを感じることはなく、19:00にいったん退散。
久しぶりの運河側
今日の天気予報だと、風は南よりとのこと。これは久々に運河側に入れるだろうと、運河側へ移動してみる。
案の上、風が穏やかな上、ここのところの強風続きで運河側を避ける釣り人が多いせいか運河側で竿を出している人は結構少ない。それでも常夜灯の照射範囲内は先客で埋まっていたので、トンネルワンドの脇の16番で竿を出してみる。
対アナゴ用の投げ2本と、青イソメ垂らしのセイゴ・フッコ狙い1本、ヘチ探りの胴付き仕掛け1本で20:00より仕切りなおし。
時間的に潮はだいぶ引いてしまったようだ。どの竿にもアタリがまったくない。
しばらくして、セイゴ・フッコ狙いの竿先が揺れている。巻こうとすると結構重い。しかも激しく暴れる様子もない。30cm代のセイゴか?と期待して巻き上げてみると、掛かっていたのは20cm弱のメバルと、ヒトデの一荷だった。
自分では底から少し上のところへエサを垂らしていたつもりなのだが、どうやら一番下のハリスは底についてしまっていたらしい。
30分くらいして、3人組のグループが近づいてきて、「釣れますかぁ?」と声をかけて来た。「ぜんぜんダメですねぇ〜」と答える小生。この時期の東扇島の至るところで交わされている挨拶である。すると「隣りで竿を出していいですか?」と聞いてきたので快く了承。このグループは投げ狙いのようである。小生は相変わらず歩き回ってヘチを探るがアタリはほとんどない。1〜2回アタリを感じたものの、食いが渋いらしく、エサが少しかじられるだけ。
時刻は午前0時になったのでいい加減あきらめ、納竿に。
バケツの中では先ほど釣り上げたメバルが泳いでいる。どことなく物寂しげだ。「これから僕をどうするの?」もし魚の言葉が理解できるのであれば、そう聞こえてきたかどうかはわからないが、まさにアイフルのCMに登場する子犬のようだ。何匹か釣れたのならまだしも、今回は1匹だけだったのでリリースすることに。どうもバケツに入れておくと情が移ってしまってイカン・・・
帰り際に、隣りのグループに「釣れましたか?」と聞いてみると、3人のうち一人がアナゴを1匹GETしたとのこと。
小生のほうは青イソメが1パック弱ほど余っている上、睡魔も襲ってきていないので新木場・若洲方面へ移動してみることに。
若洲・・・そこで繰り広げられる「警視庁24時」(謎)
正直もう帰ろうかと思ったのだが、エサが余っているのと、ボウズ同然という釣果に納得がいかず、一路若洲方面へ車を走らせた。
まだ完成して新しい中央防波堤経由のトンネルを使い、城南島からお台場まで一気にワープする。お台場からは357号線をひた走り、東扇島から30分で新木場に到着。
若洲の釣りスポット「若洲橋」に到着すると、夜中だというのに釣り人の車が両脇に何台も止まっている。小生も早速空いているポイントを探し、運河を航行する船の邪魔にならないところへ仕掛けをブッ込んでみる。
結構有名な若洲橋も、橋上からの釣りは東扇島同様に禁止で、黙認して頂いているというのが実情である。運河には数本の杭が立てられていて、当然そこは船が通れないので、その付近に糸を垂らすか、あるいは若洲橋の橋げたに平行するライン上に糸を垂らさなければいけない。
糸を垂らせばあとは簡単。竿を柵に立てかけ、竿の主はその脇に止めてある車の中で待機していればいいのである。
小生も、寒さをしのぐために車中で待機していると、けたたましい音とともに数台のバイク集団が走ってきた。見るからに「暴走族」のそれとは異なるが、やってることは明らかに彼らと同じ。深夜の車も人も少ない新木場・若洲一帯を爆音を出しながら走り回っている集団のようだ。
「東扇島といい、若洲といい、どうして湾奥の釣りスポットってこうなんだ・・・」と思っていると、やがて1台のパトカーがやってきた。
そして後からも護送車・白バイと、関係車両が続々登場。新木場には警視庁の交通機動隊があるため、東扇島とは異なりすぐに警察が駆けつけてくる。
それらの車が先のほうで待機していると、やがてバイク集団がやってきた。パトカーに気付いたバイク集団がUターンして引き返すと、白バイがすぐさま後を追う。サイレンを鳴らし、赤色灯を回しながらバイク集団の後ろにくっつくが、バイク集団も悪びれた様子もなくさらに加速し、白バイをぶっちぎろうとする。そんな光景を目の当たりにした小生は、テレビの「警視庁24時」みたいだ、と驚くばかりなのだが、そのわきで竿を出している人たちは驚く様子もなく平然とした様子で釣りに没頭している。
バイク集団も凄いが、ここの釣り師も凄い・・・
などと感心している場合ではない。たまに竿を上げてみるとエサが明らかに食われている。
東扇島よりは期待できるか。と思っていた矢先睡魔に教われ、いつしか眠りの世界へ・・・
ハッと目がさめると夜が明けていた。
いかん、いかんと竿のほうを見ると、3本のうち1本が倒れていた。道糸はあさっての方向を向いていてしまい、巻き上げてみるともう1本の竿の仕掛けとグチャグチャにオマツリしてしまっている。そしてそのマツった糸の先にはアナゴとハゼが一荷で掛かっていたのだが、よく見てみるとアナゴは誰かの仕掛けにすでに食いついており、その仕掛けは天秤の上から切られている。天秤オモリを含めた仕掛け一式がついたままのハリスが口に掛かった状態で、小生の針に掛かったような感じだった。
小生が爆睡してしまったせいもあるが、アナゴはすでに息を引き取っており、絡んでいる仕掛けを全てハサミでばらし、アナゴとハゼは、とりあえずクーラーボックスへ。
貧果のうえ、仕掛けをいっぺんに2組ロストしたのはつらいけど、ジェット天秤20号というちょっとした副産物が付いてきたのはgood!(貧乏くさい・・・)
眠らなければ+αの釣果が期待できたかも知れないが、まぁそれは次回に期待ということで、今回は完全納竿! |
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