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東京湾奥・東扇島を拠点に静岡・伊豆半島や三浦半島のボート釣りなど


2003年2月15日(土)  
釣行場所 東扇島・若洲
天気 曇り風は少しだけ
潮(芝浦標準) 中潮
満潮05:01 15:44
干潮10:20 22:35
釣行時間 17:00〜19:00 20:00〜24:00(東扇島)
1:30〜6:30(若洲)
釣果 18cmメバル1匹、36cmアナゴ1匹、18cmハゼ1匹

以前まで釣行記はみなさんが書かれる「東扇島関連BBS」等に書いていましたが、今回からは釣行記のページを独立させることに。私もみなさんと同じように東扇島へ通う者としてBBSのほうに書き込みをしていきたかったのですが、色々なHPを見てみると、サイトの管理人の釣行記は独自のページにUPさせるのが定番みたいなので、それに倣う形で小生も釣行記をUPしてみました。ちなみに第1回目の今回はハッキリ言って、文章がダラダラと長いので、お時間がある方だけ覗いてみてください。

きっかけは、環七事故渋滞
さて、第1回目ということで少々気合を入れて14:00頃に自宅を出発。
今日もいつものように丸山陸橋から環七に入り大森方面へ下ってみる。しかし今日は明らかに普段の土曜日以上に混んでいる。高円寺陸橋を過ぎたあたりまでは良かったのだが、頭上の電光掲示板には、「環七 若林付近 人身事故」の文字が!
「おぃおぃ勘弁してくれ〜」と思っていると方南陸橋の手前あたりから車が詰まり始めている。
「こんなところから渋滞が始まってるのか・・・」
果たしてその渋滞が若林の人身事故によるものなのかは定かではなかったが、その可能性が強いと勝手に判断した小生はルートを急遽首都高速に変更。しかし、その判断が裏目に出てしまうとは・・・

脇道にそれたものの今度は中野富士見町のあたりが車で詰まっている。どうやら道が広くない上に至るところで右折待ちの車が止まっていることによる慢性渋滞のようだ。
車のギヤも3速までしか入れられない。4速までいけるか?と思うとすぐに詰まってしまう。。
そうこうしているうちにやっと山手通りを横断。そしてさらに新宿方面へ進み、いざ首都高新宿入口へ!
入り口はもう目の前。念のため、入口頭上の電光掲示板を見る。
「新宿〜三宅坂 渋滞6km」

「ご愁傷様です!」
誰かがそうつぶやいたような気がした・・・

首都高をよく利用する人ならお察しいただけると思うが、首都高の渋滞6kmというのは、東名や第3京浜の渋滞6kmとはわけが違う。
「よっしゃ〜、こうなったら最後の望み、山手通りだ!」
と、山手通りに向かうつもりも、すでに平常心を失っていた小生は道を間違え、NHK放送センターを横目に渋谷公園通りへ入ってしまう。
土曜の午後ということもあってか、歩道はヤング(死語)で溢れかえっている。
「別に東京見物しにきたわけじゃないのに・・・」
ハンドルを握りながらグチってもしょうがないのだ!渋谷の駅前にはまってしまうわけにはいくまい、と方向を修正し、渋谷ビデオスダジオの前を通り、いざ山手通り方面へ向かいなおす。
どうにかこうにか山手通りに出ることができ、そこからはなんとか順調に車を走らせる。やがて国道15号線にぶつかり、あとは南へ突っ走るのみ!一気にアクセルを踏み込んだ。

いざ、東扇島西公園へ!
ヘトヘトになりがらも16:30に東扇島へ上陸。自宅からの所要時間はざっと2時間半。新幹線「のぞみ」なら東京から新大阪まで、飛行機なら羽田から沖縄まで行けてしまう時間である。
まぁ、たまにはこんなこともあるさ。と気を取り直し、まずは東扇島公園付近の某ポイントへ行ってみる。
ここは前回、アイナメ、メジナが釣れたところであり、そんなに混んでいないポイントのはずなのだが、今日はかなりの混雑ぶり。
どうやらルアーでシーバスを狙いにきたのであろう、ヤングのグループが先客としてすでに入っている。仕方なしに空いているところで釣り座を構え、17:00に実釣開始。胴付きメバル仕掛け1本と、トリックサビキ仕掛けに青イソメ10連装の竿をスタンバイ。
いつものように胴付きの竿でほうも周囲を念入りに探るように探ると、たまにではあるがかすかなアタリがある。しばらく探りつづけると、ブルルっという明確な生体反応が感じられた。メバルか?それともカサゴ? メバルだとしたら焦ってはいけない、逆にカサゴなら即アワセ&巻き上げであるが、ここは迷うところ。とりあえず糸を張った状態で置き竿にしてみる。数秒後また竿先がおじぎした。「よし、次のブルルッで合わせるぞ」と考えるが、それ以降竿先が震えない。「う。。。いやな予感」とリールを巻こうとすると、根掛かりしてしまったときのように巻き上げられない。エサに食いついた魚が岩陰に潜り込んでしまったのである。
竿をいくら引っ張ってもビクともしない。周囲の人は「あぁ〜あ、かわいそうに、根掛かりしちゃったのね」とでも言いたげな顔をしてこちらをうかがっている。「ち、ちがうんだ!掛かった魚が岩影に潜ってどうにもこうにも・・・」と心の中で必死に叫んではみたものの、結局抜き上げることができず、仕掛けだけをロスト。
おそらくカサゴかな。きっとそうだよカサゴだよ。と、自分に都合のいい自問自答。この悔しさをバネにさらに気合が入るものの、その後は潮がぐんぐん引き始め、アタリを感じることはなく、19:00にいったん退散。

久しぶりの運河側
今日の天気予報だと、風は南よりとのこと。これは久々に運河側に入れるだろうと、運河側へ移動してみる。
案の上、風が穏やかな上、ここのところの強風続きで運河側を避ける釣り人が多いせいか運河側で竿を出している人は結構少ない。それでも常夜灯の照射範囲内は先客で埋まっていたので、トンネルワンドの脇の16番で竿を出してみる。
対アナゴ用の投げ2本と、青イソメ垂らしのセイゴ・フッコ狙い1本、ヘチ探りの胴付き仕掛け1本で20:00より仕切りなおし。
時間的に潮はだいぶ引いてしまったようだ。どの竿にもアタリがまったくない。
しばらくして、セイゴ・フッコ狙いの竿先が揺れている。巻こうとすると結構重い。しかも激しく暴れる様子もない。30cm代のセイゴか?と期待して巻き上げてみると、掛かっていたのは20cm弱のメバルと、ヒトデの一荷だった。
自分では底から少し上のところへエサを垂らしていたつもりなのだが、どうやら一番下のハリスは底についてしまっていたらしい。
30分くらいして、3人組のグループが近づいてきて、「釣れますかぁ?」と声をかけて来た。「ぜんぜんダメですねぇ〜」と答える小生。この時期の東扇島の至るところで交わされている挨拶である。すると「隣りで竿を出していいですか?」と聞いてきたので快く了承。このグループは投げ狙いのようである。小生は相変わらず歩き回ってヘチを探るがアタリはほとんどない。1〜2回アタリを感じたものの、食いが渋いらしく、エサが少しかじられるだけ。
時刻は午前0時になったのでいい加減あきらめ、納竿に。
バケツの中では先ほど釣り上げたメバルが泳いでいる。どことなく物寂しげだ。「これから僕をどうするの?」もし魚の言葉が理解できるのであれば、そう聞こえてきたかどうかはわからないが、まさにアイフルのCMに登場する子犬のようだ。何匹か釣れたのならまだしも、今回は1匹だけだったのでリリースすることに。どうもバケツに入れておくと情が移ってしまってイカン・・・
帰り際に、隣りのグループに「釣れましたか?」と聞いてみると、3人のうち一人がアナゴを1匹GETしたとのこと。
小生のほうは青イソメが1パック弱ほど余っている上、睡魔も襲ってきていないので新木場・若洲方面へ移動してみることに。

若洲・・・そこで繰り広げられる「警視庁24時」(謎)
正直もう帰ろうかと思ったのだが、エサが余っているのと、ボウズ同然という釣果に納得がいかず、一路若洲方面へ車を走らせた。
まだ完成して新しい中央防波堤経由のトンネルを使い、城南島からお台場まで一気にワープする。お台場からは357号線をひた走り、東扇島から30分で新木場に到着。
若洲の釣りスポット「若洲橋」に到着すると、夜中だというのに釣り人の車が両脇に何台も止まっている。小生も早速空いているポイントを探し、運河を航行する船の邪魔にならないところへ仕掛けをブッ込んでみる。
結構有名な若洲橋も、橋上からの釣りは東扇島同様に禁止で、黙認して頂いているというのが実情である。運河には数本の杭が立てられていて、当然そこは船が通れないので、その付近に糸を垂らすか、あるいは若洲橋の橋げたに平行するライン上に糸を垂らさなければいけない。
糸を垂らせばあとは簡単。竿を柵に立てかけ、竿の主はその脇に止めてある車の中で待機していればいいのである。

小生も、寒さをしのぐために車中で待機していると、けたたましい音とともに数台のバイク集団が走ってきた。見るからに「暴走族」のそれとは異なるが、やってることは明らかに彼らと同じ。深夜の車も人も少ない新木場・若洲一帯を爆音を出しながら走り回っている集団のようだ。
「東扇島といい、若洲といい、どうして湾奥の釣りスポットってこうなんだ・・・」と思っていると、やがて1台のパトカーがやってきた。
そして後からも護送車・白バイと、関係車両が続々登場。新木場には警視庁の交通機動隊があるため、東扇島とは異なりすぐに警察が駆けつけてくる。
それらの車が先のほうで待機していると、やがてバイク集団がやってきた。パトカーに気付いたバイク集団がUターンして引き返すと、白バイがすぐさま後を追う。サイレンを鳴らし、赤色灯を回しながらバイク集団の後ろにくっつくが、バイク集団も悪びれた様子もなくさらに加速し、白バイをぶっちぎろうとする。そんな光景を目の当たりにした小生は、テレビの「警視庁24時」みたいだ、と驚くばかりなのだが、そのわきで竿を出している人たちは驚く様子もなく平然とした様子で釣りに没頭している。
バイク集団も凄いが、ここの釣り師も凄い・・・
などと感心している場合ではない。たまに竿を上げてみるとエサが明らかに食われている。
東扇島よりは期待できるか。と思っていた矢先睡魔に教われ、いつしか眠りの世界へ・・・

ハッと目がさめると夜が明けていた。
いかん、いかんと竿のほうを見ると、3本のうち1本が倒れていた。道糸はあさっての方向を向いていてしまい、巻き上げてみるともう1本の竿の仕掛けとグチャグチャにオマツリしてしまっている。そしてそのマツった糸の先にはアナゴとハゼが一荷で掛かっていたのだが、よく見てみるとアナゴは誰かの仕掛けにすでに食いついており、その仕掛けは天秤の上から切られている。天秤オモリを含めた仕掛け一式がついたままのハリスが口に掛かった状態で、小生の針に掛かったような感じだった。
小生が爆睡してしまったせいもあるが、アナゴはすでに息を引き取っており、絡んでいる仕掛けを全てハサミでばらし、アナゴとハゼは、とりあえずクーラーボックスへ。
貧果のうえ、仕掛けをいっぺんに2組ロストしたのはつらいけど、ジェット天秤20号というちょっとした副産物が付いてきたのはgood!(貧乏くさい・・・)
眠らなければ+αの釣果が期待できたかも知れないが、まぁそれは次回に期待ということで、今回は完全納竿!






2003年2月22日(土)
釣行場所 東扇島・若洲
天気 曇りのち雨、かなり寒い、風も強め
潮(芝浦標準) 中潮
満潮08:07 21:03
干潮02:08 14:37
釣行時間 16:30〜20:30(東扇島)
23:00〜1:00(若洲)
釣果 30cm代アナゴ1匹、16cmカレイ1匹、18cmハゼ1匹

みなさんは車の中で何を聞いていますか?
今日も東扇島へ向かうべく、午後自宅を出発。普段車の中ではラジオを聞いていることが多い。よく聞くのが「FM世田谷」というコミュニティFMなのだが、これがなかなか聞きやすくてオススメである。FM世田谷とかいいながらも、カーラジオなら西は浦安方面、東は府中・八王子方面まで聞こえてしまうからスゴイ。コミュニティラジオはここ最近、首都圏でも至るところで開局され、地域密着型の情報を中心に放送されているので、車を運転するものにとっては渋滞情報などが細かくリアルに聞けるので、とても助かる。
しかし放送エリアの広いFM世田谷も、環七を大田区に入るあたりからノイズが激しくなってくる。
大森のあたりで音源をすかさずMDに切り替える。
流れてくるのは山下達郎の「RIDE ON TIME」
つい先日23年ぶりに再発売されたそうなのだが、とても23年前の曲には感じない。というか、最近でも夏頃になると色々なFMからたまに流れてきていたので、「あ、そんな前の曲だったのか」という感じであるが、今放送されている某ドラマの主題歌になったため、今回リバイバルされたそうな。
それにしてもこの歌、羽田を離発着する飛行機を横目にハンドルを握って聞けばしっくりくるはずだと思いきや、今ひとつしっくりこない。。「そりゃそうさ、あんたキムタクじゃないもん。。。」という天の声に、「いんや違う。飛行機と一緒にマルちゃんの看板が見えるからさ!」と意味不明な自分。
これは東扇島以外へ釣行したときも言える。湘南へ釣行する際に海岸を見ながらサザンの歌を聴いてもしっくりこない。なぜか?と考えたとき、一つの答えが浮かんだ。
「そうだ!何を目的に走ってるかが問題なのね!」

これがサーフィンするために海岸を走っているとか、助手席に女の子でも乗せてドライブしているっつーんだったら、そういったBGMもハマるかも知れない。ところがどっこい、一人で車に乗り、助手席には女の子ではなく、ピチピチした新鮮なパック入り青イソメを乗せ、トランクの中はサーフボードではなく、クーラーボックスや竿ががたがた揺れている。こんなシチュエーションでは当然しっくりくるはずがないのだ(納得)
改めて釣りというのは色気とは無縁の娯楽なのか?と考えてしまう。とはいえ、そんな「釣り」が楽しくてやめられないのだからしょうがない。


新兵器登場
東扇島上陸後、運河側白灯跡地付近に入ってみる。
実釣開始は16:30
投げ2本、ヘチ胴付き1本(置き竿)、ヘチ探り用胴付き1本の計4本体制で挑む。
ここ最近はほとんど生体反応のない東扇島。今回は新兵器を導入してみることに。
マルキューの「サビキ君」である。ファミリーフィッシャーの方にはお馴染みかもしれないが、このサビキ君、絞り袋の中にペースト状のアミコマセが入っていて、必要な分だけ搾り出して使えるため、釣り場もコマセを散らして汚すこともない上、手を汚す心配もないという代物。夏ごろは結構売れるようだが、この時期はさすがにあまり売れないようで、上州屋の棚の隅のほうでホコリをかぶりながら並んでいるものを購入した。
このサビキ君をオモリカゴに充填し、それを胴付き仕掛けの先に付けて底に静めてみる。果たして魚はサビキ君に反応してくれるのだろうか。
サビキ君にがんばってもらってる間に、歩きながらヘチを探ってみる。
しかし、アタリは全くといっていいほどない。
前回もかなり厳しかったが、今回は更なる苦戦を強いられそうだ。
アタリがないので、当然エサもかじられていない。
置き竿のほうにも依然として変化はないが、18:00頃とりあえず巻いてみると少し重い感じがする。と思うと、いきなり軽くなったりする。
巻き上げると、先っちょに小さいビニールのようなものが掛かっているが、あたりは暗くてよく見えない。それを目の前まで持ってきてみると、それはそれは小さな小さなカレイでした。
釣り雑誌や新聞の釣り公園などの記事を見ると、「僕にも釣れたよっ!」などというコメントと一緒に、子供が木っ端カレイをぶら下げている写真を必ずといっていいほど見かけるが、まさにそのサイズのカレイである。子供なら格好つくが、いい歳した大人が釣るにはちょっと気恥ずかしいサイズ。でもカレイはカレイ。針を飲み込んでいるということもあるので、とりあえずキープ。
ヘチの探りを続けるも、ほとんど反応がないため、ヘチ探りは早々に終了。あとは置き竿に専念。
投げておいた竿には、その後ハゼ、アナゴが掛かり、わずかながらもオカズをGet
はてさてサビキ君使用の胴付き仕掛けはどうかというと、これが笑ってしまうくらいに不発だった。
運河側は風も強く、これ以上の滞在には限界を感じたので、20:30に納竿・離島。その後、前回同様若洲に移動することに。


釣りは車横付けに限る!?
23:00、前回同様若洲橋で竿を出してみる。
小雨が降るせいか、釣り人もまばらで路駐のくるまもほんのわずか。
橋の中ほどに釣り座を構え、2本投げ込んだところであとは横付けの車の中で待機。
暖房のきいた車内でラジオを聞きながらタバコを吸い、「こういう横着な釣りもいいもんだ…」と完全リラックス状態。
すると30分くらいしたところからいきなり雨が本降りに。
荷物はとりあえずトランクに仕舞ってあるので、外に出してあるのは2本の竿だけ。
こういうときに車を横付けできありがたさをシミジミ感じてしまう。
快適なのはいいのだが、竿のほうはというと全く反応がない。
上げてみてもエサを食われている形跡すらない。
やはり雨水が海(運河)に入ると魚の活性が落ちるのか?

いっこうに魚の気配を感じることができなかったため、1:00に納竿

あっ、アナゴがいない!
帰宅し、クーラーボックスを開けてみると、魚が1匹足りないことに気付いた。
「あっ、アナゴがいない!」
どこで逃げ出したのだろうか?いや、クーラーボックスはちゃんと閉めてあったから大丈夫なはず…
東扇島から自宅までの記憶をたどってみる。
「あぁ...あのときか」
東扇島を出るとき、カレイ・ハゼ・アナゴの入ったバケツをいったん地面にあけ、魚だけを取ってクーラーボックスの中へ入れたつもりだったのだが、どうやらアナゴだけクーラーボックスに入れるのを忘れてしまったようだ。現地は灯りもなく真っ暗だったので、帰り際にも地面に横たわったアナゴには気づかなかったのである。
なんて可哀相なことをしてしまったのか。
釣っておきながら放置してしまうのは絶対タブーである。
もしこれをご覧のかたで、白灯付近で地面に横たわったアナゴを目撃された方は当サイトへご連絡ください…(涙) というか、よかったらもって帰ってあげて下さい。。。(ぉぃぉぃ)



ホリデー磯特集
初めての磯竿にはシマノホリデー磯
東京湾奥の陸っぱりや釣り公園でも大活躍
ナショナル乾電池式水中集魚灯
海上からではなく海中で照らすことで釣果アップ
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2003年3月2日(日)
釣行場所 東扇島
天気 晴れ、ポカポカ陽気、風強し
潮(芝浦標準) 中潮
満潮05:26 16:31
干潮10:54 23:13
釣行時間 15:00〜17:00
18:00〜20:00
釣果 27cmセイゴ1匹、31〜35cmアナゴ2匹

まるで台風一過のよう
個人的に日曜日に釣行するのはあまり好きではない。というのも、明日の今ごろは会社にいるんだよなぁ〜と思うと、なぜか気が重くなってしまい、楽しいことも楽しく感じなくなってしまうからだ。

今回の釣行も、本来なら土曜日に行く予定だった。しかし、昨日は土砂降りの雨だったため釣りは中止し、、自宅でおとなしくすることに。
一夜明け、足が東扇島に向かってしまうという病気に掛かってしまっている小生は、日曜日とはいえ、居ても立ってもいられず東扇島にレッツ・ゴー!。
昨日とはうって変わって素晴らしい日本晴れ。まるで台風一過のようである。
余談ではあるが子供の頃、台風一過を「台風一家」と勘違いしていたのが懐かしい。。。
用例:「台風一家が関東地方を襲う」

運河側vs東京湾側
東扇島へ上陸し、とりあえず運河のほうを車で走ってみる。
ampm
の脇を抜けつつ、釣り人の混み具合を見てみるが、それらしき車がほとんど停まっていない。
どうやら今日も運河側は向かい風が強いらしい。そのため釣り人が避けているようだ。
そして、今度は東京湾側のほうの道に出てみると、埠頭へ入るゲートのあたりを中心に、所狭しと車が停まっている。どうやら今回は東京湾側の勝利のようだ!(謎)
東京湾側の人気の程を改めて実感しながら、車は一路、東扇島西公園方面へ。

いよいよ春の訪れか
東扇島西公園方面某ポイントでとりあえず竿を出す。15:00投げ1本に胴付きメバル仕掛け2本という体制で実釣開始。
中潮(大潮)で満潮まであと1時間半ほど。潮はどんどん上がっており、どことなくいい予感がする。水面を見ると、黒い稚魚が群れをなして泳いでいる。「あれは何の魚だ?」メダカ級のサイズのため何の魚かよく解らないが、こういったところに、春の訪れを感じる。
とまぁ、心地よい気分ではあるものの、竿のほうには何も変化がない。
胴付きメバル仕掛けのうち1本をブラクリに変えて底を探ってみる。
するといきなりブルッ、ブルッというかすかなアタリ。
こうも年中釣りをしていると、アタリの感じで何の魚かわかってくる。
「おそらくアイツだな」と巻き上げた先に掛かっていたのは案の上ダボハゼ君だった。
「やっぱりオマエか・・・」
「そうだよ僕だよ!」というような表情で口をポカーンと開けているダボハゼ君。
海の中へ速やかにお引取り頂いた。
ダボがいるならカサゴやソイも期待できる!とあちこちを探ったものの、後にも先にもアタリがあったのは、そのダボハゼだけだった。
その後、ampmで軽く食料を買い、風の影響を受けにくい東京湾側へ入ってみた。
18:00、投げ2本、ヘチのセイゴ・フッコ狙い2本でスタート。
するとそこへタコテンヤを持った釣り人が声を掛けて来た。
聞くところによると、その方も東扇島の常連さんのようで、釣り物が少ないこの時期にタコを狙っているらしい。
今日は釣果こそないものの、東京湾側で2kg級も上げたことがあるとのこと。
「おぉ〜 噂では聞いていたが東扇島でもタコって釣れるのかぁ。これは試すほかないな…」
と企んでいると、セイゴ・フッコ狙いの竿がグイッ、グイッとおじぎを始めた。
竿を持ってみるが、そんなに重くはない、とはいえ結構暴れるので慎重に上げてみると、掛かっていたのは小ぶりなセイゴだった。久々に魚とのやりとりが出来たのでちょっと満足。
それにしても今日は潮の流れがきつすぎる。ヘチに落としてある糸も斜め45度に突き刺さるような感じになっており、投げ仕掛けも20号オモリのせいか、どんどん流されてしまう。ヘチはともかくも、投げてある仕掛けが流されるのは困るのでオモリを追加し、28号相当にしてみる。
オモリを重くしたのが良かったのか、投げておいた竿に鮮明なアタリがきた。
釣れたのはアナゴだったが、仕掛けがグチャグチャに絡まっている。
アナゴは釣り物としてはなかなか面白いのだが、仕掛けをグチャグチャにしてくれるのがいただけない。釣るのは比較的簡単だが、結構コストが掛かってしまうのがたまにキズ。
その後帰り際にもアナゴを追釣し、20:00納竿。
湾奥はそろそろバチヌケのシーズン。
ここらで一発、フッコでも仕留めてみたいものだが...無理かな...いやイケるかな...






2003年3月21日(金)
釣行場所 東扇島
天気 曇り、南東寄りの風強し、寒い
潮(芝浦標準) 大潮
満潮06:33 19:17
干潮00:42 12:56
釣行時間 19:00〜23:30
釣果 50cmフッコ1匹、35cmアナゴ1匹

フッコロマンを求めて
久々の釣行である。この「久々」というのもその人によって考え方がまちまちだと思うが、ほぼ毎週東扇島に通っている小生にとって、3週間ブランクがあくというのはまさに「久しぶりの」釣行である。
夕刻、車を東扇島へ向けて走らせるが、今日ほど車が多いと感じたのも珍しい。まぁそれも当然の話で、この日は3連休の初日である。それにしても休日車に乗っているといつも感じるのだが、これだけ車が走っているのに不況というのはとても妙なものである。仕事の車しかり、どこかへ買い物や食事、その他レジャー目的で走っている車がほとんどなわけだから、もしかするとマスコミが騒ぐほどの大不況でもないのかもしれない。とはいえ企業の倒産なども相変わらず多いのだから、やはり不況なのだろう。。。
おっといけねぇ!なに暗い話をしているんだ!これではフッコロマンどころではなくなってしまう。楽しいことを考えなくちゃ!
シマヤ釣具店で青イソメを買い、いよいよ東扇島に上陸。今回はとりあえずフッコ狙いなので、無難なポイントであるスバル前近くに釣り座を構え、19:00実釣開始。
東京湾側は思ったより空いている。おそらく南東寄りの風のせいだろう。ヤフー天気予報の言ってた(書いてあった)通りだ。
今回は投げ1本にヘチ用3本。ヘチ竿のうち1本には自ら開発した「猿でも釣れるセイゴ・フッコ仕掛け」を装着。仕掛け投入後とりあえずタバコを一服。

30分後、早速猿でも釣れる仕掛けにアタリがきた。竿先がクンっクンっとおじぎをしている。
しばらく食わせてから巻いてみようと思うものの、2〜3回おじぎしただけで終わってしまう。その後も同様のアタリが続き竿を上げるが、魚が掛かっていないのはもちろんのこと、エサの青イソメすらあまり食われていない。

この連続したアタリがちょうど時合だったのか、それ以後はアタリはほとんどなかった。
すると、一人の釣り人の方が声を掛けてきた。聞くところによるとその方もアタリは多いのだが、食いが渋くて困るとのこと。連れの方と2人での釣行のようで、そんな状況下でもすでにフッコを5匹上げたとのことで驚いた。エサはモエビとイソメを交互に付けてらっしゃるとか。
と、羨ましがっていると今度は少し離れたところで3人組のグループがなにやら盛り上がっている。よくみると地面で白っぽい物体がのた打ち回っている。これはただ事ではない!と早速現場へ行ってみると、オーバー70cmのサメが上がっていた。岩イソメを付けて投げておいた仕掛けに掛かったようだ。
あぁ〜〜みんな釣り上げてる〜〜。
なんだか自分だけ取り残された感じがするまま時間だけが過ぎていった。


恐るべしクッションゴム!
周りでは釣れてるのに自分だけなんで釣れないんだろう。なんで・…
ん?なんで?
なんでだろう♪なんでだろう♪自分だけ釣れないのなんでだろう♪
と歌っていたところ(もちろん心の中で)へ久々のアタリがきた。竿先がおじぎし始めたのだ。
これを逃したら後がない!とすかさず竿を持ちアタリを確認し、3度目のおじぎだっただろうか、思いっきりあわせてみた。すると魚はうまくノッたようで明らかに重みを感じる。そのまま巻き上げようとするが、魚はデッキの下に潜ろうと必死に抵抗する。こちらもバレてはいけないと竿を立てリールを巻く。しばらく格闘した後、魚の姿が水面に浮かび上がった。フッコだ!待ちに待ったフッコである。
ところがここからが大変だった。水面までは浮力の力でなんとか上げられたものの、水上に出てからが重くてなかなか上がらない。竿は4号の磯竿で思いっきり曲がっている上、フッコも驚いているのか激しく暴れている。そしてなんといってもタモ網を持参していないというのが緊張感に拍車を掛けた。
こうなったらイチかバチかやるしかない。
いち、にの、さん!で抜き上げてみた。
するといいところまで上がったのだが、埠頭の車止めにフッコが当たってこっちに来てくれない。
更に、えいや〜っ!と引っ張ったところ、なんとか無事フッコを陸に乗せることができた。
目の前ではようやく釣れたフッコがバタっ、バタっとのた打ち回っている。
妙な達成感があった。フッコが釣れたことよりも、タモなしで抜き上げたことに自己満足を感じた。
サイズを測ってみると50cm。
今回はセイゴではなく堂々とフッコといえるサイズである。
それにしても今回の功労者はなんといっても、道糸とハリスの間に付けたクッションゴムだろう。
万が一大きな魚が掛かって暴れても、ショックを吸収できるようにと付けてはいたのだが、今回ほどクッションゴムの有難さを感じたことはなかった。
この格闘の1時間後にアナゴを1匹追釣して11:30に納竿とした。
たった1匹のフッコではあったが、久々にエキサイティングな釣りが楽しめた夜だった。






2003年3月30日(日)
NO!PRINTING! 釣行場所 東扇島
天気 晴れ、南よりの風強し、肌寒い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮04:26 15:49
干潮10:03 22:15
釣行時間 16:30〜21:30
釣果 なし

フッコはいずこへ
東扇島はフッコフィーバー真っ只中。「みんなの写真館」に寄せられる釣果写真を見るとフッコの魚影が濃いことが覗える。本当なら昨日行きたかったのだが、仕事があったために仕方なしに日曜日の釣行に。
今回も東京湾側スバル前へレッツ・ゴー!
しようとしたのはいいのだが、埠頭へ入るゲートから海のほうを見てみると大きな船が留っている。これはだめだな。。と思い、車を少し羽田寄りに移動させる。ここなら大丈夫だろうと、羽田寄りのゲートから海へ出てみると。。。目の前にとんでもない光景が!(TBSの某番組風に…)

なんと埠頭に3隻の大型船が留っているではないか!
釣り人に許されたスペースは限られている。その限られたスペースに釣り人が集中し、各々数本の竿を出してひしめき合っている。
これはきびしいな。。と思いながらも何とかスペースを確保。ヘチ3本に投げ1本で16:30実釣開始。ここ最近フッコの時合は18:00〜19:00近辺に集中しているようなので、それまでは焦らずのんびり待ってみる。普段はタモ網を持参しないのだが、今回はいつフッコが掛かってもいいようにスタンバイ。そして仕掛けも「猿でも釣れるセイゴ・フッコ仕掛けネオ」を急遽製作し持参した。
やがて時計の針も6時を指し、次第に緊張感が高まってくる。自分の竿にはアタリがない。周りはどうか?見回してみるが周りの人たちにもまだ変化はない。
そして19時。時折、潮のせいかアタリなのかよくわからないが、竿先がわずかにおじぎする。竿を持ってみるが指先には何も伝わってこない。19:30、緊張よりも不安が高まる。周囲でも未だにフッコは上がってないようだ。
そのまま時間だけが経過し、時計の針は9時を指す。
日曜日の夜ということもあり、釣り人は次々に帰り支度をし、竿を出している人もかなり減ってきた。
周りの状況はいかなるものか、少し離れていたところで竿を出されていた2人組のグループ(一般BBSに書き込んで下さったkazさん)に声を掛けてみる。が、こちらも渋い様子でフッコは上がっていないとのこと。しかし、目撃談によると、フカセ釣りをしていた人がフッコクラスを2匹上げていたとか。kazさんとしばし会話した後竿に戻ってみるが、相変わらず変化はない。投げておいた仕掛けの青イソメもそのまんま付いている。
さすがにタイムオーバーと、21:30に納竿。フッコどころかアナゴすら掛からない最悪の1日だった。
ここ連日のようにフッコがバンバン上がっているにも関わらず、何も釣れないというのは奇妙なものである。潮が悪いのか、この日の時合がズレていたのか、それとも自分の腕が・・・(以下略
とはいえ、こういう時もあってこそ、次回こそは!と思い、また通ってしまうのだろう。そして気付いたときには釣りの虜になっているのである。



ホリデー磯特集
初めての磯竿にはシマノホリデー磯
東京湾奥の陸っぱりや釣り公園でも大活躍
ヘチ釣りに「プロックスFX小技」
仕舞寸法29p自重83gだからカバンにすっぽり
携帯電話より軽いヘチ釣りの強い味方


2003年4月6日(日)
釣行場所 東扇島(東京湾側)
天気 晴れ、西寄りの風弱い、肌寒い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮06:37 19:46
干潮00:57 13:21
釣行時間 18:00〜22:00
釣果 27cmセイゴ1匹、28cmイシモチ1匹、
31cmアナゴ1匹

リベンジ決行
前回の釣行ではフッコを狙うも、痛恨のボウズを喰らってしまった。誠に情けない話である。
他の人も釣れていないのならまだしも、比較的コンディションのいい状態の中でボウズである。
改めて自分自身を見直すいい機会ではあるが、負ってしまった心の傷も大きい・・・

な〜んて深刻ぶってもしょうがありましぇ〜ん!
開き直って今回も東扇島へレッツ・ゴー!
前日は活発な低気圧の通過であいにくの空模様。この分だと土曜に釣行できなかった人たちで混み合っているのではと思い、立ち寄ったシマヤ釣具店で聞いてみると、案の上結構お客さんが来たとのこと。とりあえず青イソメを2パック購入し、夕刻の東扇島へ上陸。
何時もの東京湾側へ入ってみると、岸壁にはずら〜っと釣り人が竿を出している。一ヶ所、空いていそうなところがあったので近づいてみると、そこには長い間隔を置いて竿が何本も出してある。
どうやら一人でかなりのスパンをキープしているようだ。その竿の主らしき人物がこちらを見て「残念でしたぁ」とでも言いたげに笑みを浮かべてこちらを覗っている。
魚の活性が高まってくるとともに、こういったマナーという言葉とは無縁の釣り師が湧き出てくる。困ったものである。
仕方なしにしばらく釣り座を探すと、なんとか竿を出せそうなところがあったのでそこを本日の釣り座とした。スバル前より羽田のほうへ少し歩いたところである。
人の振り見て我が振り直せ。今回は4本の竿を使用するも、両隣の人たちに迷惑が掛からないよう、間隔も極力狭めて竿を並べる。
ヘチには毎度のごとく「猿でも釣れるセイゴ・フッコ仕掛け」2本と、1本針仕掛けの竿を1本、そして保険として狙うアナゴのための投げ1本(アナゴ君ごめん・・・)

18時実釣開始。前回ボウズを喰らったせいか、アタリがなくともなぜか落ち着いていられる。
周りが暗くなり、常夜灯の灯りが海に映り始めたころ、目の前で異変が起きた。
時刻にして18時半。水面を何やらアナゴのようなものが沢山泳ぎまわっている。その数や半端なもんじゃない。あまりにも気になるのでタモ網を使い、掬ってみる。その生物はいとも簡単に網の中へ。目の前に近づけてみると。。。
ギョェ〜〜〜!!
その生物とは体長が30cmくらいはあるだろうゴカイのような軟体動物であった。
すぐに事態が把握できた。
バチ抜けである。この時期の湾奥の風物詩ではあるが、その光景は結構グロテスクなものである。そうこうしていると、あちらこちらでセイゴが上がり始めた。東扇島が一気に活気付いた。
よく見ると、上げているのはウキ釣りの人がほとんど。どうやらバチ抜けのせいでセイゴが表層に集まってきているようだ。こちらも慌ててヘチの「猿でも釣れるセイゴ・フッコ仕掛けネオ」に電気ウキを装着し、落としてみる。するとしばらく経った頃、竿がカタンっと車止めから落ちる音がした。竿を見ると弧を描くように引っ張られている。その先をそーっと見てみると浮きも潜っている。やっときたか、と思い、グイッと合わせると確かに魚がノっている。リールを巻くと少し抵抗はするものの、タモは使わなくてよさそうな感じ。そのまま巻き上げると、小ぶりなセイゴが掛かっていた。
とりあえず本日の1匹目GET。
型は小さいものの、1匹釣れるとなぜかホッとする。
ホッとしていたのもつかの間、沖でバシャバシャと何かが暴れている。どうやらフッコらしい。ここまではよく目にする光景なのだが、ここからが違った。隣りのグループに目をやると、竿を思いっきりしならせ獲物と格闘している。点と線が繋がった。沖のフッコは隣りのグループに仕留められ、抵抗して暴れていたのであった。これは事件だ!と思い駆け寄ってみると、仕留めた御本人は必死の様相で竿を握っている。リールを巻こうとしても思うように巻けないようだ。長時間の格闘の後、奴さんも疲れてきたのか大人しく岸に引き寄せられ、無事タモ入れも完了。地面に上げられたフッコは目測でも60cmくらいある、スズキと呼んでも遜色ないフッコであった。
興奮冷めやらぬ仕留めた御本人にヒーローインタビューをしてみると、タナはウキ下6ヒロ程度とのこと。やはり中層より上が今日のスイートスポットだったようだ。


美味な珍客
周りのことはさておき、自分のほうはどうかというとその後にアナゴを1本追加できたくらい。
今回もフッコは掛かってくれなかった。時間は21:00を過ぎ、周囲も帰る人がちらほらと。
すっかり忘れていた投げ竿のエサでも代えようかと久しぶりに巻いてみると、なんだか重い。とはいっても魚の引きのような感じも得られない。おそらくヒトデだろうとひたすら巻きつづけると、常夜灯に照らされた水面に銀色の魚の姿が浮かび上がった。「おぉセイゴかぁ。投げ仕掛けにもきたか」と思い、陸に上げてみるが、、、
「おや?」
明らかにセイゴよりブサイクである。よーく見るとそれはなんとイシモチ! 東扇島でも釣れるとは聞いていたがまさか自分の竿に掛かるとは思わなかった。50mにも満たないような距離の投げだったため、マグレとも言える1匹である。しかも比較的型も良い。陸に上げられたイシモチは得意の「グ〜グ〜」という音を鳴らしていた。
イシモチは塩焼きにすると美味しい魚である。人それぞれ好みはあるだろうが個人的には食味の点でセイゴ・フッコより勝っていると思う。
予想外の美味な珍客に感動しつつ、22:00に納竿。

イシモチは粗塩を振って塩焼きにした。焼きあがるときの磯の香りがたまらない。魚屋やスーパーで買った魚ではかもし出せない香りである。醤油を垂らし、その柔らかい身を口にほおばると、口の中一杯に美味さが広がる。
偶然にも(!?)掛かってくれたイシモチ君に感謝するとともに、釣りって最高だなぁと改めて実感した有意義な釣行だった。

バチ抜けしていたゴカイ(?)
掬い上げたまでは良かったが、あまりにもグロテスクだったので、
即効海にお帰りいただきました…





2003年4月13日(日)
釣行場所 東扇島(東京湾側)
天気 晴れ、風は穏やか、少し寒い
潮(芝浦標準) 若潮
満潮03:20 14:35
干潮09:09 21:00
釣行時間 16:30〜22:30
釣果 37〜38cmアナゴ2匹

東扇島どっと混む
前日はあいにくの空模様。しかしこの日は日中の気温も高く快晴で絶好の釣り日和である。
これは先週とまったく同じパターンである。
今回も毎度おなじみの東京湾側へ入ってみる。
時刻は16:00を少し回った
ところか。
車を埠頭入口のゲートの前に付け、岸壁目指してレッツ・ゴー!
少し歩き、目の前に海が広がると同時に沢山の釣り人の姿が目に飛び込んできた。
すさまじい数の釣り人である。前日が雨だったというのと、気温も20度を超えたことが寄与しているのだろう、家族連れを筆頭に、カップルで仲良く竿を出している男女、グループで竿を出している人、または小生と同じように一人で黙々と釣りに勤しむ人、様々な層で賑わっている。それにしてもこの時期こんなに賑わう東扇島は初めてである。この日に限って言えば、今年に入ってから最高の人出と言っても過言ではないだろう。アジフィーバーの時期の東京湾側とさほど変わらない光景と言えば、大抵の東扇島フリークの方におわかりいただけると思う。この分でいくと、今年の夏はものすごい人出になることは確実だろう。今のうちから覚悟しておくか、東京湾側以外にも好ポイントを決めておく必要があるかもしれない。

16:30実釣開始。ヘチ2本と投げ1本で日が暮れるまでスタンバってみる。
やがて陽も落ち、周囲でも今か今かといった空気が漂い始めた。
先週のようなバチヌケは今日は見られない。先週はヘチ釣りやウキ釣りの人がほとんどだったのに、なぜか今日は投げ釣りの人の姿が多く見受けられた。
18時を過ぎるが竿にはいっこうにアタリがこない。周囲でも釣れている様子はない。しかし、隣りでヘチ専門に狙っている2人組の方はすでに数匹のセイゴを上げている。なぜだ・・・
フッコフィーバーが始まってから今までの状況経過を今一度整理してみると、ある一つの結論が浮かんだ。ここ最近、フッコ狙いの釣り人は多いものの、釣れる人とと釣れない人の差がはっきり出てきているように思える。釣れている人たちに共通して言えることはわずかでもアタリを感じたらうまく合わせ、針掛かりさせている。しかしこの時期のセイゴ・フッコは魚影が濃い割に食いが渋かったりする。では食いが渋い中でどうやってアタリを感じとっているのか。。
ズバリ、使用する竿がポイントのようである。大抵の人はヘチ釣りをするにしても磯竿やチョイ投げ用の竿を流用しているようだが、釣れている人というのはヘチ対策用の短小の穂先が柔らかい(先調子か?)落とし込みの竿を使っている傾向にあるように感じる。今回隣りで竿を出していた方もそうだし、今までにフッコを釣り上げている人たちもフカセ釣りの人だったりするからだ。そして潮流がたとえ強くとも小さめのオモリを付けることで水中のエサに自然な動きを与え、、魚が捕食しようとしたときにも違和感を極力与えずにすむのではないだろうか。


フッコに代わる釣り物
そのまま時間だけが経過し、今日はフッコどころかセイゴの顔すら拝むことが出来なかった。
しかし21:00頃になって投げておいた竿の先っちょがピクピクッと揺れ始めた。巻いてみると結構重い。軽くなったと思ったらまた重くなるという繰り返し。これはヒトデではないな。巻き上げてみると40cm近くある食べ頃サイズのアナゴである。そして30分後にまた竿が反応し、巻き上げてみると同サイズのアナゴが掛かっていた。サイズこそ40cmは超えていないが、以前より明らかにサイズアップしており、また胴回りも太目のしっかりしたものになっている。聞くところによると、東京湾沖のアナゴ船でもここのところ大きめサイズのアナゴが好調らしい。
もう少し長居すればアナゴの追釣も期待できたが、翌日のことも考え22:30に納竿。
これからはアナゴも期待できるシーズンのようだ。
去年の今頃、昼間のうちに釣っておいたカタクチワシを夜になって切り身のエサにし、投げておいたらアナゴが掛かっていたということも度々あった。
ここ最近は東京湾側ばかり足を運んでいたけれど、風と相談して運河側でアナゴ中心に狙ってみるというのも面白いかも知れない。






2003年4月19日(土)
釣行場所 東扇島(運河側)
天気 曇り、南よりの風始め強く後弱く、暖かい
潮(芝浦標準) 大潮
満潮05:51 19:21
干潮00:21 12:36
釣行時間 18:30〜22:00
釣果 28cmアナゴ1匹、14〜16cmメバル2匹、15cmカサゴ1匹

天気を制す者は東扇島を制す!?(謎)
ここ数週続けて土日になると必ず天気が下り坂。どうすれば釣れるのか。東扇島アングラーの悩みの種に天気が加わってしまった。
この日も天気は何とか持ちそうであったが、予報によると川崎方面も風がかなり強いらしい。家を出る時点で木が揺れているのだから海っぺりに行けば相当なものだろう。東扇島に着くちょっと手前、産業道路を走っていると自転車に乗っている人の顔が険しい、そして上着がブワァ〜っと舞い上がっている。風が強いのか?と車の窓を開けてみる。と、その途端、車内にいきなり強風が吹き込み、バイザーに挟んであった高速の領収書がハラハラと舞ってきた。これじゃあ釣りはできそうにもないな。。と思っていると、今度は雨が降ってきた。今日はとりあえず中止だなと急遽目的を変更し、いつものシマヤ釣具店でエサも購入せず偵察がてら東扇島へ直行。まずは東京湾側へ行ってみる。今まで降っていた雨もすぐに止んだようだが、風が少々あるようだ。しかし釣りが出来ないほどではない。しかも釣り人の数は少なく、こんなに空いてていいの!状態。続いて運河側の寶組裏方面へ行ってみる。風は東京湾側よりも穏やかである。しかも東京湾側以上に空いている。これは釣るしかない!とすぐさま車を市街方面へ走らせ、シマヤ釣具店にレッツ・ゴー!何時もの青イソメを2パック購入し、再び東扇島へUターン。
目指すは久々の運河側。トンネルを抜け出て左のループに入ったその瞬間、目の前に大きな虹が見えてきた。何年ぶりに見る虹であろうか、これは何かいい予感。車を「マルちゃん」の近くに停め、運河側白灯跡地付近に入ってみる。
すでに何人かが竿を出しており、結構な賑わいである。18:30実釣開始。投げとウキ、ヘチをそれぞれ試してみる。最近購入した先調子の短竿に1.5号のオモリ+胴付き仕掛けを付けてヘチを探るもしばらくアタリがない。しかしあるところで何度かブルブルッというアタリが。そのポイントを集中的に攻め、早めにあわせて見る。するとまずまずの大きさのメバルが掛かってきた。最近はフッコフィーバーに気を取られ、メバルなんて狙わなかったものだからとても新鮮に感じる。
ヘチ釣りに夢中になり、思い出したようにウキのほうを見てみると若干ウキが沈んでいるような感じ。ウキが上がる気配もないので巻いて見ると小さ目のメバルが掛かっていた。
陽も暮れ初め、投げておいた竿を巻いてみると今度は細いアナゴが。3本針のうち先端の針にサンマの切り身を付けていたのだが、見事そいつにヒットした。このサンマの切り身、去年11月のタチウオフィーバーのときにタチウオ対策用のために用意したものの、全部使い切る前にタチウオフィーバーが終わってしまい、冷凍庫のすみのほうに残っていたものである。捨てられるしかない運命だったサンマの切り身がいい仕事をしてくれた。
しかしサンマが活躍してくれたのもそこまで。この後アナゴを追釣することはなかった。
辺りは真っ暗になり、足元に気を配りながらヘチを探りつづけると、久々にアタリが。少し強めのアタリだったため、ためらうことなく合わせる。するとこいつも久々に見る顔。小ぶりながらもカサゴが上がった。サイズが小さかったためリリースしようか迷ったが、久々のカサゴだったためキープさせていただくことに。
22:00を迎える頃、エサもなくなったので納竿とした。今回はフッコ狙いではなかったとはいえ、少々淋しい釣果に終わってしまった。
今回投入した先調子の竿もまずまずいい感じ。今度はこの竿でセイゴ・フッコも狙ってみたいと思う。
余談ではあるが、先日購入し、まだ1回しか使っていない磯竿の先っちょが折れてしまった。ほんの少しつまんだだけなのに…
やはりスズミ釣具はダメなのか…大手メーカーの竿は高いしなぁ・・・
先一段失った磯竿は投げ竿にでもしよっかな…(涙



アウトドア&フィッシング ナチュラム


2003年4月27日(日)
釣行場所 東扇島(東京湾側)
天気 晴れ、東よりの風やや強し、肌寒い
潮(芝浦標準) 若潮
満潮03:13 14:54
干潮09:02 21:02
釣行時間 18:30〜21:30
釣果 48cmフッコ1匹

GW突入
今年もまたGWがやってきた。GWというのは東扇島では大きな節目である。海水の温度もようやくぬかり始め、サビキにカタクチイワシやサッパ、小アジなどが掛かり始めるシーズンであり、それとともに釣り人の数も一斉に増え始め、いよいよペナントレース本番といった感じになるからだ。今年の東扇島はどうかというと、去年に比べて動きがやや大人しいといったところである。というのも、カタクチイワシに関してはポツポツ上がっているようなのだが、サッパ・小アジに至っては、まだ上がっていない様子である。その上去年の今ごろは、あるフィーバーで現地は沸いていた。「え?フッコフィーバー?」「アオリフィーバー?」   いえいえ違います。。。記憶に残ってらっしゃる方も多いかとは思うが、去年の今ごろ東扇島はサンマフィーバーで沸いていたのだ。秋の魚がこの時期に釣れるということに加え、ヘチのサビキ釣りで掛かってしまうものだからそりゃもう現地はお祭り状態。小生はさすがにサンマはGetできなかったが、聞くところによると、時合に当たったときは入れ食いだったとか。この、岸壁でサンマが入れ食いという現象は東扇島に限ったことではなく、西日本のほうでも同様だったようで、テレビのニュースでも報じられていたくらいである。食味のほうはというと、時期はずれだけに脂も乗っておらずあまり美味しくないとか。
今年もまた東扇島にサンマは来てくれるのだろうか。ちょっとドキドキである。


久々にフッコ登場
GWで盛り上がるのはそれはそれでいいのだが、やはり気になるのは釣り座の確保。
今回もそれが少々気になりつつ、東扇島へ上陸。
フッコ&アナゴ狙いで東京湾側に行ってみる。岸壁にはドでかい車両運搬船が1隻。そこを避けるように案の定沢山の釣り師で賑わっていた。混雑地帯を避けるように岸壁を羽田方面に歩いてみると、五十嵐冷蔵まえが比較的空いていた。今回はここを釣り座とすることに。
18:30実釣開始。ヘチは何時もの「猿でも釣れるセイゴ・フッコ仕掛け」を1本と、先日から導入し始めた先調子の短竿に1本針仕掛け1本。そしてアナゴ用に投げ1本の計3本体制である。
夕マヅメともあってか、家族連れの人たちはサビキでイワシ釣りを楽しんでいる。鈴なりで上がるイワシの体に日差しがキラキラと反射する様はいつ見てもいいものだ。カタクチイワシが回ってきているということは、もしかしたらフッコも・・・ なんてポジティブな妄想も抱きつつ、時間が経過していった。
19時頃、投げていた仕掛けを巻き上げ、青イソメを付けていると、視界の隅のほうで何かが動いた。ふと目をやると、ヘチの短竿がギュィ〜ンとおじぎをしている。「おぉ。危ない危ない。」もう少しで竿が海にダイブしてしまう。投げ仕掛けはとりあえず放置し、短竿を持って合わせてみる。重い。久々の鈍い重さ。まさにフッコのそれである。糸はフケており、最初のうちはスルスルと巻き上げられるのだが、あるところでいきなり巻けなくなり、魚も必死にデッキの下に潜ろうとする。今までと勝手の違う細い短竿だけに、やりとりも慎重になる。竿は相変わらず300度くらいおじぎしたまま。少し巻いては遊ばせの繰り返しで、ようやく水面に姿を現したのは、まずまずのフッコである。とはいえタモなしではちと辛い。左手で竿を持ちながら右手でタモの先をフッコの体下へ探り入れる。こういうとき単独釣行だと辛いものがある。どうにか逃げられずにタモ入れ成功。上がったのは48cm(後検)のフッコだった。よくよく考えるとタモが生かされたのは今月初めのバチ抜けフィーバーのときに水面のバチを掬った以来である。さぞかしタモも喜んでいることだろう(謎)
その後エサを付け直し、仕掛けを投入すると再びアタリが。今度はさっきよりもすごいおじぎだ!「掛かりました。ペコリぃ!」という感じである。

合わせることなくリールを巻くと、早々から激しく抵抗する。リールを巻こうとするがビクともしない。ソーダガツオ以来の引きの強さにこちらも理性を失い、思い切ってリールに力を掛けた。次の瞬間、いきなり軽くなった。逃がした魚は大きいとはよく言ったものだ。後悔しても後の祭りだが、こんなことになるなら10分くらい泳がせて置いたほうが良かったかもしれない。引きの強さから察するところ、推定50〜60cmは下らなかっただろう。
いずれにせよ、時合にぶつかったことは確信できた。切られたハリスを交換し、再度投入する。
しかしフィーバーは確変を起こすことなく、単発の2連で終わった感じであった。
興奮も冷めてきたところで投げておいた仕掛けを巻いてみるが、こちらはまったくと言っていいほど不発。
まぁ1匹だけではあったものの、久々のフッコに満足。21:30に納竿とした。
今年のGWは飛び石ということもあり、世間でも今ひとつ盛り上がりに掛けているようだが、5月に入ると3連休もある。GW中、もう少し通ってみたいと思う。

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2003年5月18日(日)

←リリースした魚の一部
釣行場所 東扇島(運河側・東扇島西公園)
天気 曇り一時雨、北よりの風やや強い、肌寒い
潮(芝浦標準) 大潮
満潮05:17 19:26
干潮00:02 12:21
釣行時間 14:00〜15:00
16:00〜18:30
釣果 12〜15cmアイナメ5匹、17cmメバル1匹、10〜12cmカサゴ2匹 
※うち多数をリリース

アジ・サッパはまだかいな
2週間ぶりの東扇島である。「おやっ?」と言う方もいらっしゃるかと思う。2週間前の釣行記は鹿嶋遠征の分しか載せていないが、5月3日にも夜にちょこっと東扇島へ釣行していたのだ。連チャンで釣行したがために疲れてしまい、ただ単に釣行記をUPするのをサボっていたのである。その時の釣果はメバルとアナゴ数匹という貧果だったが、アナゴに至ってはオーバー40cmもGETすることができた。そして翌日に出向いた鹿嶋で結構な数を釣ることが出来たのと、遠征自体が珍しかったため、鹿嶋のほうだけUPしたというわけである。

気をとりなおし、今回からまた通常営業。いつもながらの東扇島釣行である。
現地はイカフィーバーのようだが、小生はアジ・サッパの動きが気になっていたりする。
今日も何時ものシマヤ釣具店に立ち寄り、エサの青イソメを購入。そのとき社長(店のご主人)にアジの様子を聞いてみると、今年はまだアジが釣れたという話は聞いていないとのこと。そして、依然としてイカが注目されているらしい。
東扇島上陸後、運河側の白灯跡地付近へ行ってみる。今回も常連さんというか、ベテラン風の人たちで賑わっていた。
14:00実釣開始。投げ2本、サビキ1本で試してみる。
サビキは愛嬌で出しているようなもの。とりあえず偶然でもいいからアジの1匹でも掛かれば話のタネになるだろうという感じのテストである。
竿出し早々北よりの風が強くなってきた。おまけに霧雨まで降ってくる始末。まさかそんな天候になるなんて考えていなかったため、薄手の長袖シャツ1枚だけという軽装で釣り場まで来てしまったのがちと辛い。体も次第に冷えてくる。何かしら1匹でも釣れれば寒さなんて吹き飛ぶのだろうが、こういうときに限って何も釣れない。
状況の厳しさに1時間で断念。いったん引き上げ、風下にあたる東扇島西公園へ行ってみることに。東扇島は意外と面積が広いため、島の端と端では天気が異なるなんていうことも珍しくない。
およそ半年振りに西公園の駐車場へ入る。雨は降っておらず、風も穏やかである。日曜日ということもあって、駐車場には沢山の車が停まっている。それでも数台分はスペースが空いているので、駐車スペースに関しては心配はいらないようだ。
トランクから道具を出し、キャスターにまとめていざ出陣。
この東扇島西公園もオープンして半年以上がたち、かなり有名になってきたようだ。ヘチの柵沿いには、沢山の釣り人と、竿がずら〜っと軒を連ねている。この公園も厳密に言うと、全面オープンしているわけではなく、手前のほう約半分だけ先行してオープンしており、あとの半分は目下工事中といった感じである。
公園の中ほどにちょうどいいスペースがあったので、そこで竿を出すことに。西公園内で竿を出すのは実に1年ぶりのことである。前回来た時には柵も途中までしか出来ておらず、柵のないところではヘチ釣りが容易にできたものだが、柵があってはそれもままならない。しかし、「公園=安全」でなければいけないことを考えると、柵があって当然なのだろう。
周囲を見渡すと、投げ釣りとウキ釣りの2パターンが展開されている。西公園は水深が浅く、ヘチ寄りはかなりの量の根がある。時間帯も考慮して、カサゴメインの根魚狙いで決行。投げ1本、目の前へのチョイ投げ1本、ヘチ探り1本の計3本で実釣開始。一番最初にアタリがきたのはヘチ探りである。胴付きメバル仕掛けを投入し、オモリが着底するや否や指先にゴツゴツというアタリが。アタリの感じからしてカサゴでもないようである。巻いてみると小さい黄金色の魚が見えてきた。アイナメである。前回の鹿嶋遠征に続いてまたもやGET。アイナメが減りつつある東扇島でノッケからアイナメをGETできたのには我ながら少々驚いた。しかし今回釣れたのは超ミニサイズである。とてもお持ち帰りできるサイズでもないのと、当地の希少魚種であることからリリースすることにした。とはいえ今日の1匹目なのでバケツの中でしばらく泳がせてしばらく観察することに。
その後、間髪入れず同じ竿にアタリが。今度はブルブルッという御馴染みのアタリ。軽くあわせて巻くとまずまずのサイズのメバルであった。こいつもバケツの中へ。徐々にバケツの中が賑わってきた。
しばらく放置してあった投げ竿のほうも巻いてみる。するとかなり重い。「むむ?この重さはもしやザブトン級の000か?」と勝手なポジティブ思考でリールを懸命に巻く。
「ぎょえぇ〜」
水面に浮かび上がったのはデップリ太ったヒトデの一荷だった。しかしよく見てみると、落胆する小生を慰めてくれるかのように、3本針のうち一番先の針に、またまた超ミニサイズのアイナメが掛かっていた。
その後もヘチは良好で、カサゴやらアイナメやらとコンスタントに掛かってきた。とはいえ、釣れるのはどれもこれもミニサイズばかりで、「逃がしてあげなきゃ可哀相…」というようなものばかりであった。
日も暮れ始めると家族連れを中心に帰り支度をする人が増えてきた。次から次へと小生の後ろを駐車場へ向かう人たちが通り掛かる。そうなってくると、投げるのも一苦労である。人が途切れたタイミングに速やかに投げなければいけない。後方左右を注意せずに投げてしまうと人間を釣ってしまいかねない。
西公園ならではのことだろうか、駐車場に戻る家族連れの大半の方が、必ずといっていいほど小生のバケツの中を覗いていく。子供たちが「うわぁ〜おさかながたくさんいるぅ」なんて言おうもんなら、次に通りかかった人たちまで「どれどれ?」と言わんばかりに覗いていく。良型が沢山入っているならともかく、小魚ばかりなのでかなり恥ずかしい。ヘチ釣りをしているのが小生くらいだったせいもあってか、足を止め、ヘチ竿で魚を誘う小生の姿をじ〜っと見物していく人もいる。小心者の小生は恥ずかしさのあまり年甲斐もなくドキドキしてしまった(笑)
18:00を過ぎ、エサも底を尽きたので納竿に。
久々に根魚釣りを堪能できたが、超ミニサイズばかりだったのが少し残念である。とはいえ、東扇島西公園は根魚釣りができるスポットであることが改めて確認できたのも今回の収穫といえるだろう。
しかし根が多いので、釣った魚と同じくらいの仕掛け・針もロストした。東扇島西公園で根魚釣りをするならば、仕掛けも多めに持参したほうがいいかもしれない。

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2003年5月31日(土)
釣行場所 東扇島(東京湾側・東扇島西公園)
天気 曇り、北東寄りの風少々、多少蒸し暑いか
潮(芝浦標準) 大潮
満潮04:18 17:48
干潮11:07 23:23
釣行時間 1:00〜3:30
4:00〜7:00
釣果 22cmメジナ2匹、16cmソイ1匹、16cmカサゴ2匹

奥が深い西公園
今週末は気が重かった。というのも、この土日はマズメに満潮となる大潮のため釣行を楽しみにしていたのだが、少々気の早い台風が本州に接近しているため、そんな計画も水の泡になりそうだったからだ。
天気予報によると、九州・中国四国地方を縦断し、関東甲信越を抜けるルートをとるとのこと。これでは当然釣りになんていけるわけがない。
昨日の午後、台風の行方が気になりインターネットの台風進路予想図を見てみると。。。
「おや?」
進路が変わっている。
それまで日本列島の中心をなぞるようにとられていた予想進路が、北へ(九州→中国四国地方→日本海へ)修正されているではないか!念のためヤフー天気予報(川崎区)を見てみると、金曜の夜から土曜の未明に掛けては雨マークも付いていないし、風もそんなに強くないらしい。これは出動するしかない!そう思った小生は夜な夜な東扇島へ出動することにした。
島に上陸したのは31日(土)の深夜1時前くらい。とりあえずスバル前へ行ってみることに。普段なら土曜深夜の東京湾側の道には釣り人の車がズラ〜っと並んでいるはずなのだが、今日ばかりは天候を危惧した人が多かったのか、釣り人らしき車の数はかなり少ない。そしてスバル前へ行って、またまたビックリ。スバル前付近の先客が3人くらいしかいない。
「これはラッキ〜!」
常夜灯の灯りが当たっているポジションを楽々と確保し
、フッコ狙いのヘチ竿2本、イカ狙いの竿1本という体制でスタート。お恥ずかしい話、小生はイカ釣りなるものは初挑戦である。はっきり言って釣り方を知らない。とりあえず上州屋で購入したスッテに鳥のササミを巻きつけたものを投入する。そして底の当たりへ仕掛けが落ちたら上下に誘ってみる。そしてたまに歩いて探ってみる。
「こんな釣り方なのか?」なんだか間違った方向へ行ってしまっているような気にかられながらも、時間だけが過ぎていった。その間、フッコ狙いの竿には何の変化も無い。当然ながら超自己流のイカ釣りも、なんの収穫も得ることが出来なかった。
3:30に一旦切り上げ、西公園へ行ってみることに。
深夜のため、駐車場は開いていない。公園前通り(勝手に命名)のゲートの外に車を停め、そこからは少し歩くこととなる。東京電力の門の前を通り過ぎようとしたそのとき、フェンスの内側でガサガサと人の気配が。そして次の瞬間、一人の男性がフェンスをよじ登ってこちら側へ飛び降りてきた。上下黒っぽいイデタチで年齢は50代前後といったところであろうか。いきなり目の前に飛び降りてきたもんだから小生もビックリである。
「こやつ何者?忍者?」
その男性はフィッシングベストのようなものを着ており、門の隙間から釣り竿らしきものを通している。東電の敷地に無断で侵入し、釣りをしていた不届き者のようである。
「こういう輩がいるから釣り人の肩身が狭くなるんだよなぁ・・・」

呆れながら小生は西公園へと足を速めた。
とりあえず駐車場&WCのすぐ近くで、ブッコミとヘチ探りを試みる。
スバル前同様、西公園も超ガラ空きである。空は次第に灰色の雲で覆われ、今にでもポツポツきそうな様相である。しばらくはアタリもなく辛抱の釣りとなった。
1時間ほど経過しただろうか。さっぱり変化がないので場所を移動することに。前回根魚釣りを楽しめた、公園先端方面に。西公園の場合、駐車場前あたりが水深は浅く、奥へ歩いていけば行くほど水深が深くなってくる。
前回と同じ場所で仕切り直し。ブッコミ1本、チョイ投げ1本、ヘチ探り1本の計3本でスタート。
開始早々、置き竿にしていたヘチ竿の先端が激しくおじぎし始めた。竿を持つとグイグイ引っ張られるのがわかる。合わせずに即リールを巻いてみる。魚は四方八方に走り回り、潜り込むところを探しているようだ。「これは良型のアイナメか?いや、それにしては走りすぎるな…」水面近くに黒い物体が浮かんでくるのが見えた。
「おぉ〜久しぶりぃ〜」
現れたのはメジナだった。プクっと太ったメジナ(結構キモパンか)は陸に上がってもバタバタ暴れている。バケツに入れてみるも、暴れてすぐに飛び出してしまう。活発なやんちゃ坊主といったところだろうか。以前インターネットで、メジナを飼育している人の話をみたことがあるが、飼いたくなるのも何となくわかる気がした。
そうこうしているうちにチョイ投げの竿がわずかに反応を示し始めた。巻いてみるとソイが掛かっていた。時間は5時半。満潮からそろそろ下げ潮に入ろうかといったところである。その後も置き竿にしておいたヘチ竿がグイッと引っ張り込まれた。すぐさま竿を持って巻き上げようとしたが、掛かった魚は根の奥に入ってしまったようだ。リールを巻こうとしてもビクともしない。「こうなったら魚との根競べだ!」とばかりに、こちらも竿を思いっきりピンッと張らせた状態で待ち続けた。しばらくは魚も踏ん張っていたようだが、根の中で体勢を直そうとしたのだろう、その瞬間にズルッと魚が引き出された。しかしまだ完全には出てこない。こちらも踏ん張り続ける。すると次の瞬間、スポッと抜ける感覚が指先に伝わり、魚が暴れ始めた。「こうなったらこっちのもんだ!」リールを巻き続けると、上がってきたのは小ぶりなカサゴだった。格闘した割には、ちょっと拍子抜けのサイズである。とはいえ体格は小さいのに、根の中で踏ん張るその力の凄さに、生命(生物)の偉大さを実感した。
その後も先に釣り上げたのと同サイズのメジナをGET。ブッコミのほうは何の収穫もなかった。朝7時くらいになり、エサも無くなり雨も落ち始めたので納竿に。
前回、そして今回と西公園に通って気付いたこと3点
@公園の手前と奥では水深の差が激しい。
A仕掛けを投入するなら、それなりの装備で沖目(カケアガリ)を狙うか、目の前(ヘチ寄り)に落とすか。中途半端な距離では成果が出にくいかも。
B公園一帯でも釣れるポイントと釣れないポイントがはっきりしている。
魚の居場所を探り当てられれば結構楽しめる西公園。投げ釣りでフッコが入れ食いに、なんて話も聞いたことがある。実は意外と奥が深い東扇島西公園に今後も注目していきたいと思った。

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