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東京湾奥・東扇島を拠点に静岡・伊豆半島や三浦半島のボート釣りなど


2003年12月30日(火)
釣行場所 横須賀市 長井港・東扇島(東扇島西公園)
天気 晴れ、東寄りの風、夜から西の風が少し強く、寒い
潮(芝浦標準) 小潮
満潮10:15 21:35
干潮03:16 16:24
釣行時間 14:30〜17:30
19:30〜22:30
キープ 17cmソイ1尾、14cmシロギス1尾
リリース ハオコゼ2尾、キタマクラ1尾、ゴンズイ1尾、ドンコ1尾、得体の知れない数匹

竿納め釣行
今年も早いもので12月30日になってしまった。年々、年の過ぎるのが早く感じられるのだが、これはやはり歳のせいだろうか。それにしても今年の東扇島は昨年と比べて様相が異なっていた。良かったか悪かったかで言えば、私的には残念ながら後者のほうになってしまうだろう。何と言っても際立ったのが回遊魚の不漁である。カタクチイワシに関して言えば豊漁だったかもしれないが、例年、東扇島のどこで竿を出してもそこそこの釣果を得られるアジがあまり回ってこなかったのと、秋口になると東扇島フリークがこぞって狙うソウダガツオやイナダも今年はさっぱり。それだけでなく、初冬の寒い時期も、その寒さを忘れさせてくれるくらい釣り人を奮い立たせてくれるタチウオも今年はほとんど姿を現さなかった。
今回は竿収めということで、少し遠征してみることにした。向かったのは横須賀市の長井港。ここは釣りポイントとしてははっきりいってそんなにパッとしないのだが、小生が海釣りの知識がまったくと言ってない数年前に、青イソメえさを適当にブン投げていたら、カワハギが3匹釣れたという、妙な思い出のある場所だ。

何時ものシマヤ釣具店で青イソメやらアサリやらカワハギ仕掛け等々を購入。今回は満タンになったポイントカードを使ったので1000円引きとなり、リーズナブルな値段で買い物することが出来た。
買い物が済み、首都高の東扇島入口までレッツ・ゴー!海底トンネルを抜けてループ線を経由し、国道357号線に合流。そのまま直進すると首都高の入口が見えてくる。ここでぼんやりしてると思わずそのまま直進してしまい西公園のほうへ行ってしまうのだが、今日ばかりは右に反れて料金所へ車を滑り込ませる。
首都高湾岸線は車の数も少なく、快適に走ることが出来た。その後、幸浦を経由して横横道路に入り、衣笠インター、三浦縦貫道路を経由して長井港に向かう。
無事現地に到着し、長井水産の前の駐車スペースに車を停める。今日は長井水産が年末の特売をやっているせいか、車の数もめっぽう多い。
それとは対照に、漁港の釣り人の数はほんの数人程度。

ゆったりした環境の中で、投げ1本、ウキ仕掛け1本、カワハギ仕掛け1本の計3本で実釣開始。
海は鮮やかに澄んでおり、海中では40cm近くはあるだろうメジナが泳いでいる姿も見受けられる。
「あんなのが掛かればなぁ」そう思いながらそれぞれの仕掛けを投入。とりあえずウキ仕掛けと投げは放置状態にし、カワハギ仕掛けのヘチ竿を持ってあちこち探り歩いてみた。エサはカワハギ釣りでは定番のアサリである。オモリが着底してから数回上下にこついてみる。そして糸ふけをとった状態で待っているとゴツゴツッというアタリがくる。やはりカワハギがいるようだ。数回アタリがあった後竿を上げてみると見事にエサだけが取られている。さすがにビギナーには難しい釣りだ…
飽きっぽい小生はカワハギ仕掛けは置き竿にしておき、とりあえず投げ仕掛けを巻いてみた。よく見ると針先に小さいカサゴのようなものが付いている。ハオコゼだった。ハリスごと切って海にお帰りいただく。その後、今度は置き竿にしていたカワハギ仕掛けに大きなアタリが。慌てて巻いてみると15cmくらいのカワハギのような、それでいてフグのような魚がキューキューと鳴きながら掛かっていた。
「こやつ、どこかで見ことがある・・・」
小生はバッグの中から釣魚図鑑を取り出し、ページをめくる。
「やっぱりこいつか・・・」
そのページには「キタマクラ」と書いてあった。
少しずつ気持ちが澱んでいくのを感じながら奴さんもリリース。
アサリを付け替え、置き竿にしている間、再度投げ仕掛けを巻き上げてみると、名前のわからない魚が2匹掛かっていた。1匹はハゼの仲間だろう。ピンクっぽい肌色の体に太い縞々模様が入っていた。が、目をひいたのはもう1匹のほうだった。ハゼとアイナメを足して2で割ったような魚体なのだが、ギザギザした歯を持ち、口の部分が広範囲に緑色をしている。とにかく不気味な魚である。見たところの第一印象ははっきりいって「怪獣か?」といった感じだ。図鑑を見てもそれらしき魚は出ていなかった。顔写真を「みんなの写真館」にUPするので、その顔にピン!っと来たかたはレスを頂けたらと思う。
この怪獣のような悪魔のような魚もとりあえずリリースしてあげた。
その後、冷えた心を慰めてくれるかのように、投げ仕掛けにピンギスが1尾だけ掛かっていてくれていた。貴重なオカズなので喜んでキープすることに。
日も暮れ始め、片付けをするため、それぞれの竿を上げてみる。するとウキ仕掛けに何かが掛かっているようだ。獲物は小気味良く暴れている。
「よーし、いいぞぉ!」とワクワクしながら上がってきたのはゴンズイだった・・・
ハオコゼ、キタマクラ、ゴンズイ・・・
「毒魚ばかりかよ!」
これではあまりにも悲しい。エサもだいぶ余っていたので、帰り際東扇島に寄ることにした。
「三浦半島で貧果、リベンジで東扇島に寄ったら好釣」このパターンを経験したことある人も少なくないだろう。
最後の望みをかけて東扇島へレッツ・ゴー!
高速代を少しケチるために、逗子まで国道を走り、長柄の交差点から逗葉新道に入り、横横道路を経由して、首都高に入る。
帰り道もとても空いており、なんと1時間で東扇島に到着。一年の締めくくりは、今年何かと楽しませてもらった西公園で竿を出すことにした。
年末のこの時期、さすがに夜釣りをしている人の姿はちらほらといった感じだ。
2日前に竿を出したときとまったく同じポイントで、投げ1本、カサゴ胴付きのチョイ投げ1本、ウキ仕掛け1本、胴付きメバル仕掛け1本の計4本という盤石の体制でスタート。

しかし今日もアタリがほとんどない。釣れるのはミニメバルのみ。はっきり言ってこの展開には飽きてしまった。1時間以上が経過して胴付きメバル仕掛けにソイが掛かった。キープしても良さそうなサイズだったのでとりあえずバケツに入れる。貴重な獲物、バケツの上には当然のことながらタモ網をかぶせる小生。
その後は投げ仕掛けにウミウシらしきウネウネしたものが毎回掛かってきた。ここのところヒトデの掛かる回数は減ったが、それに代わってウミウシみたいなものやコンニャクゼリーのようなものが頻繁に掛かるようになってきた。困ったものである。
そうこうしているうちに風も強くなり、かなり冷え込んできたので納竿とすることに。
これにて、本年の釣行は完全に終了である。まったくもってかなり不本意な竿納めとなってしまったが、来年こそは今年よりも数・種類ともに多くの魚が東扇島に来てくれることを願いつつ、帰途についた。



アウトドア&フィッシング ナチュラム


2003年12月28日(日)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 晴れ、風は穏やか、寒い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮09:02 19:30
干潮01:59 14:21 
釣行時間 17:30〜22:30
キープ 17〜18cmカサゴ2尾、25〜28アナゴ2尾
リリース ミニメバル多数

海の中も連休?
結論から言うと、今回はかなり寒い釣果。というわけで釣行記も超短縮版にて進行。
17:30釣り人の数もまばらな東扇島西公園で実釣開始。釣り座にしたのは公園中央より少し先端寄り。投げ1本、チョイ投げ1本、胴付きメバル仕掛け1本の計3本体制。
今回は前回とは異なりアタリも少ない。アタリがあって合わせてみても掛かっているのはミニメバルばかり。そんな中、最初に好感触を得たのはチョイ投げ仕掛けである。時間にして19時、胴付きカサゴ仕掛けを20m程投げ手前に引こうとした瞬間、グググッという手応えが。カサゴと判断するや否や、根に潜られないうちにリールを巻き上げる。案の上、掛かっていたのはまずまずの大きさのカサゴだった。
その後は投げ竿にいつの間にか小さいアナゴが掛かることもあった。エサを交換しようと思って仕掛けを上げたら掛かっていたという感じだったので、アナゴは仕掛けにグチャグチャに巻きつき、アナゴ君自身もすでにグッタリ。リリースせずに持ち帰ることにした。
その後もチョイ投げでカサゴを1匹追釣。風も冷たい上にエサも底をついたので、22:30に納竿とした。






2003年12月21日(日)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 晴れ、北西の風やや強く、寒い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮03:45 14:32
干潮09:02 21:37
釣行時間 18:00〜21:00
キープ 14〜24cmカサゴ5尾
リリース&猫に献上 ミニメバル6匹、ミニソイ3匹

水中は意外と澄んでる!?西公園
昨日までの強風はどこへやら。今日は風も静まり穏やかな1日に。そんな日曜日を締めくくるべく、夕方から東扇島へレッツ・ゴー!
まずはお約束のシマヤ釣具店で青イソメを購入。太サイズと極太の2パックを持っていき会計を済ませようとしたとき、奥様が「これに東扇島西公園の特集が出ているわよ。水中写真も載っているし」と指差したのは「陸っぱりつり情報」の最新号である。毎月買っているのだが今回に関してはまだ買っていなかった。よく見ると連載コーナーの連載コーナーである「ポイントのソコが知りたい!」に堂々の4ページという紙面を割いて西公園がヒューチャーされている。これは速攻買うしかない。「これも下さい!」とレジに差し出したのは言うまでもない。
早速車の中で読んでみた。初めて明かされる西公園の海底の様子。その第一印象は「結構きれいじゃん!(浜っ子風に)」所々にメバルやメジナが泳いでいる姿も写っている。そして何と言っても東扇島フリークが一番気になるのは海底の根の様子だろう。実はその水中写真、そのへんもハッキリと捉えていた。予想通りではあったが、ゴロタ石というよりもゴッツイくらいの岩がそちこちに点在している。これならメジナやクロダイ、根魚各種が居付いているのもうなづける。今、「レッツ・ゴー!東扇島!」でもブレイクしかけている(!?)こんにゃくゼリーらしき物体も写っているようだった。
そのコーナー以外でも東扇島西公園の特集が組まれているので、興味ある方はぜひご覧あれ。
車中で読書に没頭してしまうと肝心な釣りの時間がなくなってしまう。慌てて車を走らせる。西公園へ入るゲートの前の枠内に車を停め、キャスターを転がしていく。
クーラーボックスにはおずさんのほうでデザインして下さったステッカーのプロトタイプが早速貼られている。
公園先端より少し手前で18:00実釣開始。ウキ釣りでポツポツとミニソイが掛かり出す。すると背後から「ミャ〜〜」という御馴染みの声が左右の耳にステレオサウンドで聞こえた。
振り返ってみると左右と真後ろに合わせて6つの目が。。。
「ぎょぇ!」
今回はなんと3匹の猫に囲まれてしまった。
冬になり、釣り人も少ない西公園ではなかなか食料にありつけないのだろう。大胆な行動に出られても困るので、ミニサイズのカサゴを献上。猫はバキバキ音を立てながらかじりついている。ヒレが口に刺さって痛くないのか?余計な心配をしつつ、小生は釣りを継続。ヘチ竿にはミニメバルの一荷が掛かった。持ち帰るサイズでもなかったので、それも猫に献上。
その後、ごくごくヘチ寄りに胴付き仕掛けを落としたところ、着底するや否や重量感のあるアタリ。そのまますぅ〜っと竿先を上げると、掛かった魚はグイッグイッグイッと見事な反応を示してくれた。先調子のヘチ竿は弓なりに曲がり、リールを巻く手にもかなりの手応え。タモを使いたかったが今回も近くに無かったので慎重に抜き上げた。地上に出るまで暴れつづけたのは良型のカサゴだった。ミャク釣りで上げたカサゴとしては自己最高サイズだろう。
その後も投げ竿の竿先が激しく反応したが、巻き始めたときにはすでに遅く、根に入られ仕掛けごとロストということもしばしば。この西公園、沖目のほうが型のいい根魚が居付いているようだ。ミニメバルやミニカサゴばかりでお嘆きの方は、一度数十メートル投げてみるのもいいかも知れない。根掛かり、根もぐりの確立も高いが、そのへんのことを開き直れるのであれば、結構なアタリを楽しめる。
21時頃になって、帰り際に投げ仕掛けを巻いてみるとかなり重い。最初は根掛かりかと思ったが、どうにか巻けるので、魚が掛かっているものと確信。とはいえその重さといったら半端ではない。リールを巻きつづけている腕もだんだん疲れてきて小休止しようかとも思ったが、巻いている手を止めるとすぐに根掛かりするのが西公園。やがて針に掛かった魚がスポッと海面に飛び出た。掛かっていたのはお決まりのカサゴ。口を開けながら巻かれていたため、水の抵抗が激しかったのだろう。それがリールを巻く手に余計な重みとして伝わったようである。
カサゴとはいえ、今回も先程のと同様、かなりの良型。
今回もアイナメはGETできなかったが、短時間でそこそこ楽しめた釣行だった。
これくらいの大きさともなると、パックリ開けた口もかなりデカイ。顔つきもかなりの風格である。30cmの成魚になるまで約10年掛かるといわれるカサゴ。今回掛かってくれたカサゴ君もそれなりの年月を経てここまで成長したのだろう。釣れてくれたことに感謝しつつ、心して食したいと思う。
ちなみに左のカサゴの口中奥に見える黒いのは小さいカニ。釣り上げられたあと、腹の中から吐き出したようである。






2003年12月14日(日)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園・京浜運河側)
天気 晴れ・風は弱く・日暮れから結構寒い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮08:44 19:07
干潮01:47 13:58
釣行時間 17:00〜18:30
19:30〜21:00
キープ 14〜16cmカサゴ3尾
リリース チビメバル1尾

冷え込んでいるのは釣果だけではない!?
土曜は仕事だったため、日曜は昼近くまで寝ていた。起きてからすぐに出かければ良かったのだが、なにやかにやで家を出るのが遅くなってしまった。
前回の釣行で、タモ網の枠を折ってしまったために、それを調達すべく近所の上州屋へ行ってみる。普段と同じように店内に入ろうとすると、入口に1枚の張り紙が。。
「が〜〜ん!!」
それは閉店のお知らせだった。改装のための閉店ではなく「完全閉店」と書かれている。文面によると、年明けしばらくして閉店してしまうとのこと。こんなことを言っては失礼かもしれないが、薄々はそんな予感がしていた。しかしいざ予感が的中すると何とも言えない寂しさが込み上げてきた。
店内の商品はどれもこれも赤札が貼られており、すでに在庫処分の体制に入っていた。
以前は数々の賞品が並んでいた店内も、数年前の改装を機に、店内の面積を縮小し、ここ1〜2年はさらに商品アイテム数を減らし、欲しい仕掛けが手に入らないなんてことがしばしばあった。
とはいえ、店がオープンして間もない頃、多摩川で小魚を釣るのにこの店でノベ竿を購入し、それから数年後、生まれて初めての海釣りであるハゼ釣りに使うジェット天秤もこの店で購入した。そして東扇島へ通うようになった現在に至るまで、この店を何度となく利用してきた。
一時の大量出店がたたったのか、最近はあちこちで店舗整理をしている上州屋であるが、自分の釣りの歴史とともに歩んできたきた店が閉店するというのは非常に辛いものがある。
タモ網の枠とネットのセットを購入し、少し暗い面持ちで店を後にする。
次に向かったのは何時ものシマヤ釣具店。
こちらはうって変わっていつも明るい雰囲気が立ち込めている。
今回は仕掛けはそろっているので青イソメだけを購入。
すると奥様が、「カレンダー使います?」と言われるので快くお言葉に甘えた。シマノの白黒魚拓のものとオリンピックのカラーのものである。現在も自宅の部屋にシマノのカレンダー(シマヤ仕様)がぶら下がっているが、結構気に入っていたので、今回もシマノのほうを頂戴することにした。
よくよく考えてみるとシマヤさんでカレンダーを頂くのは今年が3回目。「かれこれ3年、東扇島に来ているんだなぁ・・」時の経つ速さに改めて驚く。

はてさて今回は最初に西公園へ行ってみた。釣り人の車は場外の枠内のスペースにはフルに停まっている者の、路上駐車してある車は1台もなかったので、小生も素直に公園駐車場に停めることにした。
日曜の夕方とあってか、帰る人たちが結構多い。そんな中、先端寄りで竿を出した。投げ1本、ウキ仕掛け1本、根魚狙いのチョイ投げ1本の計3本体制で17:00実釣開始。駐車場の兼ね合いもあるので、許された時間は帰り支度も考えると賞味1時間半程度といったところか。妙にプレッシャーを感じる。
生体反応があったのはチョイ投げのみ。10〜20m付近で度々アタリがあった。その分根掛かりも連発し、釣り上げることが出来たのは小ぶりなカサゴのみ。リリースしようかとも考えたが、極めて時間が限られている釣行なだけにキープした。
その間、ウキ仕掛けが予想外の根掛かりをし、無理矢理引っ張ったらウキ仕掛ごと切れてしまい、あれよあれよと言ってる間にウキは沖のほうへ流されていってしまった・・・
時間が経つのは早いもので時計の針は18:30を指している。「おぉ〜門が閉まってしまう」慌てて仕掛けを片付ける。何とか閉門まであとわずかの19時チョイ前に車を退場させることが出来た。当然のことながらエサも余っていたので、手軽に行ける運河側へ行ってみた。

目指すは内貿埠頭の羽田寄りである。キャスターを転がし、ボラードの50番あたりに釣り座を構えた。ちなみに「ボラード」というのは、係留する船がロープを引っ掛ける杭状のものである(と「トリビアの泉」で言っていた。へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜)
48番あたりに先客さんがいらしたので釣況を聞いてみたが小メバルが突っつくだけで厳しいとのこと。「やはりそんなもんか・・・」と半ば諦め気味に仕掛けを投入。最初はチョイ投げで色々探っていたのだが、アタリが全然ないために全てを置き竿にした。すると一人の男性がこちらに向かって歩いてきた。「釣り人か?まぁいいや・・・」と気にも止めないでいると、やがてその男性は小生のすぐ後ろで立ち止まった。その男性はしばらく動かない。気になった小生が後ろを振り向くと、その男性と思い切り目が合った。小生から3m位後ろに立っているのだが、じぃ〜っとこちらを見ているだけで言葉を発しようとしない。背筋が寒くなってきた。周りを見渡しても小生とその男性だけ。先ほどまでいた先客の釣り人もすでにいない。
「あぁ、この先俺はどうなるんだぁ〜、海へ落とされるのか。。それともどこか外国へ連れ去られてしまうのか・・・」文章で書くと冗談っぽく見えてしまうが、そのときは心臓がバクバクするのを感じ、体が固まってしまうほどの恐怖に包まれていた。
しばらくするとその男性は元来た方向へ戻っていった。よくよく見てみると、その男性は停泊している船の乗組員だったようだ。
「ったく。。こんにちわでもハローでもニーハオでも言いから声かけてくれよ・・・」
ジワッとかいた汗が冷えてくるのがわかった。
その後、ヘチ竿にミニメバルが1匹掛かり、21:00の納竿間際に置き竿にしていたヘチ竿にさらに大きなアタリが来た。慌てて竿を持ったが奴さんは根に潜ってしまい、そのままハリス切れ。胴付き3本針の一番上の針が無くなっていたので、カサゴではなくメジナあたりだろうか。
結局のところトータル3時間の釣行で、キープしたのは西公園でGETした小ぶりなカサゴ3匹のみだった。




「めざせ!二級船舶操縦士!」釣り人ならばぜひ持っていたいのが船舶免許。船舶免許取得奮闘記です。


2003年12月6日(土)
釣行場所 東扇島(パイプ堤)
天気 晴れ、土曜夜のうち南風強く、後北風が強く、寒い
潮(芝浦標準) 6日(土)
中潮
満潮03:55 15:10
干潮09:22 21:51
7(日)
中潮
満潮04:33 15:37
干潮10:01 22:24
釣行時間 6日22:00〜4:00
7日12:00〜16:00
キープ 21cmイシモチ1尾、16cmメバル1尾、33〜44cmアナゴ2尾、14〜18cmハゼ6尾
リリース チビメバル多数

寒いのは北風だけじゃない!?
東扇島もいよいよ冬のステージに突入である。「レッツ・ゴー!東扇島!」の掲示板や、釣り新聞では東扇島でカレイやアイナメが好調との知らせが後を絶たない。
以前より、旬の魚をGETするのが不得意な小生は、今日こそはと2週間ぶりに東扇島へレッツ・ゴー。目指すは浮島寄りに位置するパイプ堤。時間も時間だけに、今回はアイナメを狙っての釣行である。人気もまばらなパイプ堤で22:00実釣開始。今回は置き竿に投げ1本、磯竿を使用したチョイ投げ1本、歩きながら探るチョイ投げ1本の計3本体制。
天気予報どおり現地は南風が強く、仕掛けを準備するのもままならない。しかし南よりの風は少し暖かく、上着を着てその上からライフジャケットを付けると少し暑いくらいだった。
投げ仕掛けを置き竿にしている間、胴付きカサゴ仕掛けを放り投げながら付近を探ってみる。海面は波立ち、潮の流れも結構速い。どちらかというと荒れ模様といった感じである。そのせいか、至るところへ仕掛けを投入するが、アタリは全くなし。最初に反応があったのは投げ竿だった。実釣開始後1時間経った時だった。竿先がググッ、ググッ、とおじぎをしている。巻いてみると少し小ぶりのアナゴだった。掛かった早々に巻き上げたせいか、仕掛けは乱れておらず、すぐに手返しができた。
その後も置き竿はそのままにし、白灯跡地のほうまで歩いてアイナメを探したが何のアタリもない。その反面、根掛かりだけは連発。しばらくして着底した胴つき仕掛けにゴツゴツっというアタリ。
「これはもしやアイナメ?」と思い、早々に竿を立て巻き上げる。上がったのは期待に反し、小さめのメバルだった。
日付が変わる頃だろうか、今まで吹いていた南風が止んだと思ったら、今度は北風が吹き始めた。さっきまでの南風が暖かく、心地よかったのに対し、北風はめちゃくちゃ冷たい。
「入れ食いにでも出くわせば心も体もポッカポカなのだが・・・」
そう思っているとタイミング良く投げ竿に生体反応が。
「今度は何だ?」
竿先が海のほうへ引っ張られようとしている。引っ張られるたびに竿の尻がかすかに浮き上がる。
期待を込めてリールを巻く。やけに重い。が、暴れる気配がない。途中、フッと軽くなる気配もない。
勢いよくリールを巻いていたせいか、獲物が海面からシュポンっ!と飛び出た。仕掛けにぶら下がるように掛かっていたのは良型のアナゴ。
「アナゴか・・・」
釣り上げられてしまったアナゴ君には申し訳ないが、嬉しいような嬉しくないようなちょっと複雑な気持ち。
その後、投げ竿には東扇島では久々のハゼが2尾掛かった。
単調な時間が流れ、未明の朝4時に納竿にした。


西公園の明と暗
多めに買ったエサが余っていたので違うポイントで再び竿を出すことに。とはいえ徹夜の釣行は少ししんどい。睡魔も襲ってきた。しばし車中で仮眠をとることに。「おやすみ3秒」とはよく言ったものだ。
目を閉じた途端に眠りの世界に入っていった。。
目が覚めると周囲は明るく、日差しのせいで車中も少し暑くなっていた。時計を見ると午前10時。
「車でも結構寝られるもんだなぁ」と妙な感心をしながら、東扇島西公園へ車を走らせた。
東扇島の一番西端のT字路に差し掛かり、公園方面へ左折する。すると目の前の東電のフェンスを乗り越え、こちら側に飛び降りようとしている3人の釣り人の姿が目に入った。
こういう奴らは後を絶えないな。。年の頃は壮年といったところだろうか。「釣りバカ」という言葉はよく聞くが、こういった人たちは「釣りバカ」という一言では片付けられない・・・(悲
公園の駐車場はスペースの9割以上がすでに埋まっていた。
車を止めてデッキに出てみてビックリ!
公園入口から先端まで人人人、そして竿竿竿。西公園は目下フィーバー中、といった感じの混雑ぶりである
普段小生は西公園では夜中しか竿を出していなかったために「たまには日中の西公園も・・・」なんて思っていたのだが、どうやら甘かったようだ。たまに帰り支度をしている人を見かけたが、そこに釣り座をとったとしても隣りの人との距離はごく僅か。よ〜く見てみると軽いオモリで投げ釣りをしている人も多いようで、置き竿の道糸があっちこちへと好き勝手な方向へ突き刺さっている。
これでは何とか釣り座を確保できたとしてもオマツリは必至である。
渋々諦め、再びパイプ堤に戻ることにした。
戻り際、WCの横を見てみると、相変わらずゴミが溜まっていた。以前より減ってはいたが、これはゴミを捨てる人が減ったのではなく、一度綺麗に片付けられた後、さらに捨てられたものだろう。
西公園は東扇島でも人気のポイントとして脚光を浴びている。が、その反面、こういった弊害も出てきている。こういった状況が続けば西公園で釣りが出来なくなってしまう。なんてことにもなりかねない。こればかりは各々の自覚の問題に委ねられるほかないだけに非常に難しい問題である。
気を取り直し再びパイプ堤。実釣開始は正午。本日も北風がめっぽう強い。クロダイ狙いの人が多い中、底物狙いで投げ釣りをしている人たちの姿が数多く窺える。しかし実際に釣り上げている人は見受けられず、苦戦を強いられているようだった。かくいう小生も納竿する16時までの間に、落ちハゼが4匹という寂しい釣果だった。気付けばハゼがトータルで6匹。久々の良型ハゼは天ぷらに、アナゴは甘辛く煮付けて煮アナゴに。寒い釣果ではあったが、唯一救いだったのがハゼ天が非常に美味かったことだろうか(笑)



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2003年11月24日(月)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 曇り、北よりの風やや強く、寒い
潮(芝浦標準) 大潮
満潮05:23 16:23
干潮10:57 23:18
釣行時間 0:00〜5:30
キープ 15cm〜24cmカサゴ7尾、18cmメバル1尾
リリース チビメバル4尾、ミニカサゴ2尾、ミニタナゴ1尾

狙いはカサゴ!
一度でいいから良型のカレイを釣りたいと、23日の午前中から東扇島へ行こうと思っていたのだが、昼前あたりから睡魔に襲われ、気が付くと外は暗くなっていた。
仕方無しにいつもどおりの根魚釣行にし、夜遅くに東扇島へ到着。
今回はヘチ竿が修理から戻っていないために、ヘチ釣りは見送り、最近活気付いているカサゴ釣りにチャレンジしてみた。普段は「まぁ、なにかしら釣れればいいかな」程度の釣行だったのだが、あえてターゲットを決めて釣行するのも、何とも言えない緊張感があってなかなか良いものだ。
東扇島西公園にて日付が変わった24日午前0時に実釣開始。
ウキ1本、カサゴ胴付き1本の、計2本体制。
西公園は根がハンパなく多いので、仕掛けも多めに用意した。
ウキを目の前10m付近を漂わせている間に胴付き仕掛けをチョイ投げしてみる。すると1投目から根掛かり。なんとか引っこ抜き、早々にエサを付け替えていると、流れていたウキが勢いよく潜った。
慌てて竿に駆け寄り、リールを巻く。これが結構重い。4号の磯竿が弧を描くように曲がってくれるのでなかなか面白い。釣りをする人というのはリールを巻いている間に、何の魚が掛かっているのか無意識のうちに想像をめぐらすものだ。かくいう小生も、巻きながら色々と思いをはせる。
「独特の重量感で全然暴れないからカサゴ?」
ささやかな幸福感にひたっていると、背後から「くぅ〜〜ん」という声が上がった。
「まさか・・・」と何気なく後ろを見ると、そこには1匹の猫が鎮座していた。小生と目が合うともう1発「くぅ〜〜ん」
明らかに何かに媚びるかのような声である。
「まずい。。。狙われている。。。」
小生は確実にロックオンされている。
針先には予想通りカサゴが掛かっていたが、久々に目にする20cmは軽くオーバーしている良型だった。速やかに針から外してバケツに入れる。そしてバケツの上にはタモ網をかぶせた。
「これはさすがに献上できない。もうちょっとしたら活きのイイやつを上げるから待ってろよ。」
そう目で訴えたのだが、はたして通じているのだろうか。
その後、ウキが再度潜ったので巻いてみると、タイムリー(?)なチビメバルが掛かっていた。
チビメバルを針から外し、猫の前に放り投げると、すぐさま飛びつき、くわえたままどこかへ消えていった。
とりあえず一安心して改めて釣りに集中。
チョイ投げのほうは相変わらず根掛かりするもののアタリも連発。小型が中心だったが、カサゴだけでなくメバルまで喰らいついてきた。
潮は大潮の上げ潮。根魚は潮が動いているとき特に活性が高くなるようだ。
ウキ釣りのほうはチョイ投げに比べてアタリは少ないものの時折ウキが勢いよく潜り込む。
しばらく経ったとき、ウキが底のほうまで潜っていったのか見えなくなっていた。
「これは大物か!?」
置き竿にしていたため根に潜られたのではないかとも思ったが、リールは何とか巻ける。
しかも今回は体を左右に振って暴れている。
「もしやこれは・・・」
頭の中をビール瓶が駆け巡る。いや、そんな贅沢は言わない。ホッピーの瓶でも良いのだ!(謎)
上がってきた魚は予想に反し、カサゴ君だった。それにしても今回のは大きい。体長こそ20cm代半ばといった感じであるが、デップリ太っていて、タモ網を使って上げるか否か迷ったくらいである。
その後、チョイ投げをしていたコンパクトロッドに胴付きメバル仕掛けを装着し、ヘチを探ってみた。
するとこちらも爽快なアタリが!ほぼ向こうアワセで掛かってくれた魚は元気よく走り回る。竿先がちょいとしなり、上がってきたのは20cm弱のメバルだった。
そんなこんなしているうちにいつの間にか夜が明け始めた。当初の予定では西公園は2〜3時間で切り上げ、運河側でカレイでも狙ってみようかなと思っていたのだが、アタリの連発する西公園にハマってしまい、そのままエサ切れを向かえた。
ターゲットを絞ったとはいえ、これだけカサゴが釣れたのは初めてだったので、満足しての納竿となった。



アウトドア&フィッシング ナチュラム


2003年11月16日(日)
釣行場所 東扇島(京浜運河側)
天気 晴れ、暖かく、南西の風がかなり強い、
潮(芝浦標準) 小潮
満潮10:11 19:37
干潮02:47 14:54
釣行時間 16:30〜21:30
キープ 54cmフッコ1尾、18〜20cmイシモチ2尾、17cmカサゴ1尾、22cmセイゴ1尾、30cmアナゴ1尾、カタクチイワシ1尾(後にエサとして使用)
リリース チビメバル2尾、チビアナゴ2尾、20cm未満セイゴ2尾、

久々の強風の中釣行。結果は・・・
昨日は雨が降ったり止んだりの悪天候。そして今日はうってかわって青空。とはいえ一つ気になることが。ズバリ「風」である。インターネットで川崎区の天気予報を見ると、南西の風がかなり強いらしい。となると、やはり運河側が幾分釣りやすいか。。そんなわけで、今回も運河側へレッツ・ゴー!
現地で車を降りると、案の定風がかなり強い。今回は白灯台跡地方面で竿を出すため、車を降りてからテクテク歩いた。途中パイプ堤手前の通称Dポイントを見ると、意外や意外、かなりの釣り人が竿を出している。おそらく南よりの強風を嫌って、みんなここに集結しているのだろう。釣果の程は定かでないが、それを横目にさらに歩く。
目標ポイントに到着し、準備をするが風が物凄く強くて仕掛けすら上手く結べない。そうこうしているとハリスが絡みだし、なかなか釣りを始められる体制になれずイライラが募る。準備するのに普段より時間が掛かってしまったが、流線仕掛けの投げ1本、メバル狙いのウキ1本、胴付きカサゴ仕掛けでチョイ投げ1本、何時もの胴付きメバル仕掛けのヘチ1本。という久々の竿4本体制で16:30実釣開始。投げ竿たちはとりあえず置き竿にし、ヘチ竿であたりを偵察する。
この日は風だけでなく、潮の流れもめっぽう速い。3号オモリを胴付き仕掛けに付けて沈めるが、あまりにもの流れの速さに道糸が斜めに刺さってしまう。
海が荒れているとさすがにメバルは活性が落ちる。先週や先々週のように次から次へとアタリが来ない。それでもなんとかアタリをつかみ、チビメバルながら久々に一荷で釣り上げることが出来た。こやつらはその場で逃がし、釣り座へ戻ってみると、チョイ投げの竿がピクピク震えている。「風ではないな」巻いてみると少し手ごたえが。上がってきたのは小ぶりなアナゴだった。
その後、ヘチのメバル釣りは諦め、チョイ投げ竿を持ってカサゴ探しに出かけた。今まで頑張ってくれたヘチ竿はとりあえず置き竿に。
チョイ投げ竿を何投かしたとき、ググッとあたりが来た。微妙なアタリだったため1回目は見送り、2度目のアタリで竿先を上げた。掛かったといういい感触の後、姿を現したのはお目当てのカサゴ。サイズは10cm台後半と、まずまずのサイズであった。
その後、歩き回ってはあちこちにチョイ投げし、仕掛けを飛び跳ねされるような感じで少しずつ手前にサビいてみた。
20m程投げ、一度サビいたときにググッ・ググッというパワー感のあるアタリを確認。次の瞬間竿先が引っ張られた。根に潜られてはいけないと、すぐさま竿を立て、リールを巻いた。
かなり重い。根掛かりでもしたかのようだった。しかし何とか巻き上げられることが出来る。
「でかいな。夢にまで見た尺カサゴか・・・それともソイか・・・いずれにしてもこれは期待できる」
釣り人特有の、アドレナリン放出。そして都合のいい妄想を抱いていると、掛かった魚が左右へ勢いよく泳ぎだした。
「これはカサゴでない!」そう思っているや否や、前方で大きな魚体が体をくねらせ水面で暴れた。
「またもこいつか!」
前回フッコを掛けたときと同じ光景が目の前で繰り広げられた。しかし今回は違う。前回はハリス0.8号だったが、今回は2.5号。しかも奴さんのサイズも前回のものを軽くクリアしている。
0.8号で42cmのフッコを上げたのだから、2.5号だと、、、えーと約3倍だから、、、
この理屈が正しいかどうかはわからないが、今回は少し気持ちに余裕がある。

それでも1.8mの某釣具店チェーンオリジナルの¥880コンパクトロッドは「ギ〜・ギ〜」とかすかながら悲鳴を上げている。
巻いては竿を立て、泳がせては巻き、の繰り返しで少しずつではあるが小生の方に獲物を近づける。相変わらず奴さんは必至に抵抗する。
「いいよ、いいよ、この感じ! まるで12チャンネルの釣り番組みたいだ!」
かなり長い格闘の末、足元まで魚を寄せ付けた。良型のフッコである。
とまぁ、ここまでは良かったのだが、ここからが考えどころ。今回も前回同様にタモ網を持ち歩いていなかったのだ。
どうしたものか・・・ タイミングを狙ってそぉ〜っと上げようとすると体を震わせ抵抗を試みる。
しばらく竿をそのままにして魚を水面付近でキープ。
大人しくなったところでそぉ〜っと上げてみた。奴さんはかなりグッタリ。小生も少しグッタリ。
見事芝生に着地させたフッコがバサッ、バサッとのた打ち回る。
下あごを持ち、釣り座まで戻るが、これが結構重い。
釣り座に戻り、とりあえずクーラーボックスに納めて、しばらく放置しっぱなしだった投げ竿を巻いてみる。するとこの竿も何かしら重みを感じる。仕掛けの先には銀色に輝く魚体が。
「おぉ〜、こいつらとは忘れた頃に会うことが多いな…」
小さめではあったがイシモチが掛かっていた。しかも3本の針のうち、2本に一荷で掛かっていた。
美味しいオカズがGETできた。
その後、浮き釣りの青イソメになぜかカタクチイワシが掛かっていたり、セイゴやチビアナゴも掛かるなど、更なる追釣をすることができた。
今回は久々に余裕の五目釣りを達成。
21:00頃からアタリも止まってきたので21時半に納竿に。
今回もまた、なかなかのファイトを楽しむことが出来た。






2003年11月8日(土)
釣行場所 東扇島(京浜運河側・東扇島西公園)
天気 曇り時々晴れ、肌寒い、北寄りの風がやや強く
8日(土)
中潮
満潮04:36 16:18
干潮10:28 22:47
9日(日)
大潮
満潮05:10 16:39
干潮11:00 23:17
釣行時間 8日20::00〜24:00
9日2:00〜6:00
キープ 42cmフッコ1尾、13〜17cmメバル7尾、16〜18cmカサゴ2尾
リリース チビメバル7尾、チビカサゴ1尾

喜怒哀楽の運河側
今回も最初は運河側に行くことに。と、その前に新たなヘチ用の竿を物色すべく上州屋へレッツ・ゴー!実際に店員さんに話を聞きながらあれこれ手にとって確かめる。3,6m・1号程度の磯竿を購入し、それをヘチ竿として代用することも考えたのだが、店員さんの話だと、磯竿はあくまでもウキ釣り等を目的としたものだから、手で持ってアタリをとるのは難しいとのこと。ヘチでアタリをとるのならやはり竿先が柔らかい先調子の竿がいいらしい。「確かに言えてる」色々物色した中で1.8mのヘチ専用のカーボン竿があり、手にとった感じもなかなか良かったので、購入。
運河側に到着し、ウキ仕掛け1本・チョイ投げ1本・そしてついさっき購入したばかりのヘチ竿1本をスタンバイし、計3本で20時実釣開始。
前回と同様ウキを漂わせている間、ヘチ竿で辺りを探ってみる。この日は北風が少し強く、海面も波立っているためメバルを釣るコンディションとしては決していいものではなかった。こういうときメバルは底のほうに溜まっていることが多いので、胴付き有利、ウキ釣りは少々きついか。
胴付き仕掛けを投入するや否や早速アタリが来た。しかも強い。すぐにアワセを入れ針掛りしたことを確認。リールを巻こうとした瞬間、ベコっと音ともにリールが竿から外れてしまった。「おぉ〜なんてこった…」慌ててリールを竿にはめるが、次にリールを巻いたときには手ごたえも軽くなっていた。仕掛けを上げてみると3本針のうち1本が、チモトから見事に切られていた。先週西公園でゆっちんの相方さんから「針のチモトから切っていくのはクロダイの確立が高い」ということを教わった。クロダイが食いついたのか?見えぬ獲物を相手にあれこれと想像してみる。これも釣りの楽しみである。その後もアタリが多かったのは当初の予想通りヘチ釣りのほうだった。今回もコンスタントにメバルが上がったが、良型と思っても20cm以上のものは掛かってくれない。
とりあえずメバルを10匹以上上げ、そろそろ片付けでもと思った頃だった。時刻にして23時半。ヘチ竿の胴付き仕掛けを着底させ、一度竿をしゃくりあげようとしたとき、何かに引っ掛かったような感触がした。鈍い重みが伝わってくる。岩にへばりついているイソギンチャクみたいなものを引っ掛けてしまったのか?もう一度しゃくってみる。竿を上げると同時に仕掛けも確かに上がるようだ。根掛かりはしていない。針先に何かが引っ掛かっていると思った小生はそれをとるためにリールを巻いた。次の瞬間、竿先が思いっきり引き込まれた。とっさに竿を立て、ドラグも緩めた。ギーギー音を立てながらリールから糸が放たれていく。すると10m位先で奴さんが跳ねた。エラ洗いを試みたその魚体は、小ぶりではあるが明らかにフッコである。これを見て小生は不安になった。ハリスは0.8号、しかも釣り座からかなり離れたところに来てしまったため、タモ網も持っていない。さて困った。どうしようか悩んでいるうちにフッコも疲れてきたようで、大人しくなってきた。どうにかヘチ際まで引き寄せる。30cmのセイゴをハリス0.8号で掛けたときにはタモ網を使用して上げることが出来た。しかし今回はさらに厳しい状況である。こうなったらダメ元でイチかバチかやるしかない。フッコが暴れた後、一休みしている隙を狙ってソ〜っと上げた。陸まであと2m、1m、そして50cm… 超ドキドキもんである。
長時間格闘した末のフッコは陸に上げられるまで大人しかった。何とかランディングに成功し、アゴをつまんだときに久々に暴れたフッコは「俺の負けだよ…フッ」とでも言っているかのように見えた(というか、小生が勝手にそう思った)
その後、気を取り直し、改めて底を胴付き仕掛けで攻めてみる。すると根掛かりしてしまった。今度こそ明らかに根掛かりである。いくら引っ張っても仕掛けが切れてくれない。「くそぉ〜!」と思い切り引っ張った次の瞬間、「バキっ!!!!」物凄い音とともに竿の1段目が折れてしまった。あまりにも大きな音だったため耳は「キ〜ン」と耳鳴りし、今起きたこの事態に呆然としてしまう小生の姿があった。「数時間前に買ったばかりの竿なのに…」
ハリス0.8号・タモ無しで上げるフッコとして自己最高の42cmを記録した直後、買った竿を当日に破損させてしまうという、竿の最短破損記録も塗り替えてしまった。
喜びのあとには悲しみが…
文字通り悲喜こもごもの運河側釣行だった。
この後、西公園へ行き、夜中の2時から朝6時まで竿を出したが、こちらのほうはカサゴ2匹、チビメバル1匹の貧果に終わってしまった。

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2003年11月2日(日)
釣行場所 東扇島(京浜運河側・東京湾側・東扇島西公園)
天気 曇り、夕まで暖かく夜には肌寒く、風は穏やか
2日(日)
小潮
満潮13:32 22:38
干潮05:08 18:55
3日(月)
小潮
満潮14:17
干潮06:41 20:03
釣行時間 2日17:00〜22:00 23:30〜1:00
3日2:00〜6:00
キープ 14〜21cmメバル8尾、24cmセイゴ1尾、22cmメジナ1尾、24cmアナゴ1尾
リリース 20cm以下セイゴ2匹、ミニメバル4匹

竿を持っていったヤツの正体は…
3連休ということで初めは遠征も考えていたのだが、久々に東扇島の様子を見てみようと、東扇島へ行ってみた。途中、大師橋を渡るときに橋の上から何本も竿を出している釣り人を見かけたのだが、あれはいったい何を狙っていたのだろう。アナゴか?フッコか?ハゼ?それともウナギ?とても気になりインタビューしてみたかったが、車を停められる場所がないため、後ろ髪を引かれる思いで通過。
16:30に東扇島へ到着。普段は西公園へ行くことが多かったので、久々にメバルでも探ろうと運河側B方面へ行ってみた。テクテク歩いていくと、パイプ堤・羽田寄り突堤ともに沢山の釣人が見える。
サビキやる人、クロダイ狙う人、ルアーを投げる人様々である。
そんな中、小生はウキ仕掛け1本・投げ1本・ヘチ1本の体制で17:00に実釣開始。浮きを目の前に落としたあと、それを置き竿にしておいてヘチ竿を持って近くを探り始める。
始めて間もない頃だろうか、置き竿がカサカサと音を立てたと思ったら次の瞬間ポトっと海の中へダイブ!「うぉ〜えらいこっちゃ!」ヘチ竿を放っぽり投げ、急いでタモ網の準備をする。その間にもウキはドンドン沈み、4.5mの磯竿も漂いながら沖のほうへ行こうとする。何とかタモ網を組み上げ、それを竿に引っ掛けようとするが、少しは岸へ寄せられるものの、また沖へすぃ〜すぃ〜と流れていこうとする。「大物が掛かっているに違いない!」そう重いながら四苦八苦していると、それを近くで見ていた方もタモを持って応援に駆けつけてくれた。その方も網を引っ掛けようとするが、上手くいかない。そのうちまた一人の方がいらして同様に、タモで竿を寄せようとしてくれた。そのお二方が竿の下にそれぞれタモを潜り込ませ、掬うようにして竿は何とか確保。竿・リールともにびしょ濡れになってしまったが、竿・リールもロストせず、海にゴミを増やすこともなく難を逃れた。
お二方にお礼を言い、気を取り直してリールに手を掛ける。竿を持っていったヤツはフッコか、それともスズキか…期待に胸が膨らむ。「今度はお前をタモに入れてやる!」リールを巻く手にも力が掛かる。それに対し、魚は沖へ沖へと逃げようとする。「逃がしてたまるものか!」徐々にたぐりよせ、海面に姿を現した。次の瞬間…


「はへ?」

姿を現した魚は小さなセイゴ君。陸に上げられたセイゴは「僕、セイゴだよ!よろしくね!」とでも言わんばかりにピチピチ跳ねている。
これにはににもう言葉が出ない。最初に駆けつけてくれた方の顔が険しく見えたのは気のせいだろうか…
とりあえず犯人検挙。水の入ったバケツに留置することに。
でもまた一つ勉強になった。置き竿が持っていかれたという話はいろいろな掲示板でもよく見かけるが、当の本人は必ずといっていいほど「あれは大物だったにちがいない。フッコか?スズキか?」」と色々な妄想を膨らませるわけだが、20cmそこそこのセイゴでも十分に竿を持っていってしまうということが今回実証された。


メバルの確変到来!
その後再びヘチを探り始めるとブルブルッというアタリが連発し始めた。察するところ、そこそこの型のメバルが突付いているようだ。アタリは多いもののなかなか掛からない。エサを換えようと釣り座に戻るとウキが沈んでいる。「おぉ、上げねば!」と巻いてみると、手にしっかりとした重みが伝わりながら良型のメバルが上がってきた。「これは期待できるかも( ̄ー ̄)ニヤリ
エサを付け直し、再びウキ仕掛けを目の前に落とす。その間に今度は投げ竿のエサを交換しようとリールを巻くのだが、早くも今投入したウキがスッと潜り込む。慌てて投げ竿を置いて浮き仕掛けを上げてみるとまたもや良型のメバルが。
だんだん面白くなってきた。それからというもの、浮き仕掛けを流している間にヘチ竿で色々と探りまわると至るところでアタリが連発。しかし食いがイマイチなのか、小生が下手なのかなかなか針掛りしない。それでも指先に神経を集中させ、食い込んだ!と思った瞬間に竿を上げて合わせると、面白いようにメバルが掛かってくる。そして、バケツの置いてある釣り座まで戻るとまたウキ沈んでおり、メバルがきちんと掛かっている。その後もウキ釣りは好調。ヘチ竿にも20cm弱のセイゴが掛かるなど、久々に面白いミャク釣りが味わえた。
時合はしばらく続き、久々に10匹以上のメバルを釣ることが出来た。その反面、良型だろうと思えるメバルも、アワセのミスなどで何匹か取りこぼしてしまった。アワセがもう少し上手ければこの倍近くは釣ることが出来たかも知れない。


タチウオの釣況は?
さぁ、メバルでオイシイ思いをした後はタチウオでクライマックスを迎えようとスバル前へ向かった。スバル前近くのゲートに近づくと、路駐している車の姿がほとんどない。「らっき〜♪」と思い、ゲートの前に車を頭をさすように停める。ふと前をみると…
「ガ〜ン…」
正面には要塞のようなデカイ船が停泊しているではないか。「そういうことだったのね…」車をUターンさせて、もう一つ羽田寄りのゲートに移動する。ここから海を見ても船の姿はない。さっそく55番付近で竿を出すことに。
周囲の人はほとんどフッコ狙いのようで、ヘチに仕掛けを垂らしている。東扇島フリークの間でとかく話題に上るタチウオ狙いの人の姿はまったく見えなかった。おそらくみんなどこかのHPでタチウオの釣果が報告されるまで静観しているといった感じか。
フッコ狙いでヘチ2本、タチウオ狙い1本で23:30実釣開始。仕掛けを投入しているすきに、何時もの自販機のカップ麺を買いに行く。今日はカレーヌードルにした、釣り座に腰掛けるとなんだか異臭がする。匂いの先を見てみるとオキアミが沢山こぼれていて、白く変色し腐りかけていた。トリック仕掛けにコマセをこするつけるときにポロポロこぼれたものの、きちんと流さずに帰っていったのかもしれない。こういうのは本当に困ったものだ。「立つ鳥後を濁さず」後片付けも出来ない人間は釣りなどしないほうがよい。
今回はカレーヌードルだったからカレーのスパイシーな香りが勝って大丈夫だったが、これがもしシーフードヌードルだったらどうするんだ!オキアミの匂いが勝ちすぎて食えたもんじゃない!
とまぁそういう問題ではないのだが、竿のほうを見ても一向に変化はない。タチウオ仕掛けを巻いてみてもエサを食われた形跡もない。ヘチの竿も同様。ぱっとしないので1:00に納竿。


霧の西公園
結構疲れてきたので帰宅しようともしたのだが、青イソメが余っていたのと、「レッツ・ゴー!東扇島!」の管理人なら西公園の釣況も見ておかなければいかん!という意味不明な使命感から、今度は西公園に移動した。深夜ともあり、釣り人の数は結構少ない。それでもテトラ横は相変わらずの大盛況。そしてその前にある1軒のテント。「おや?」と思いつつも通り過ぎる。先端近くで竿を出したかったのだが、今回も先端付近はかなり混んでいた。仕方なしにいつも比較的空いている公園の中央付近で竿を出すことに。
辺りは珍しく霧が出ている。対岸の扇島の先頭もオレンジ色に薄ぼんやりと灯っている。「ん〜〜摩天楼(謎)」細かい霧でひんやりとした中、ウキ1本・ヘチ1本で開始。
ヘチ釣りの胴付きメバル仕掛けを5mくらい先に放り込む。水深が浅いせいかオモリはすぐに着底。糸ふけをとった次の瞬間、ガガガッといきなり竿が引っ張られた。「カサゴだ!」反射的に竿を持った手に力が入り、相手のペースにハマってはいけないと竿を立てる。すると魚は左右へ走り出した。
「これはカサゴじゃないな」なんせハリスは0.8号。何の魚が掛かったかはわからないが、とにかく無理は出来ない。慎重に上げるとデップリ太ったメジナが掛かっていた。体長こそ20cm+αくらいだが、腹がパンパンに膨らんでいるせいかズッシリとした重量感がある。仕掛け投入後数秒でメジナを掛けたのは初めてだったので非常に嬉しい。
幸先はよかったのだが、いかんせん後が続かない。ウキのほうもたまにス〜ッと沈みかけるのだが、すぐに浮かんできてしまう。

「あゝ退屈だぁ…」と思っていたところへ「こんばんわぁ」と一人の男性が声を掛けてきた。「ん!何者?」と見てみると、どこかでお見かけした顔。「どうもごぶさたしています!」その方は以前にも西公園でお会いした、「レッツ・ゴー!東扇島!」の常連さんでもある「ゆっちんの相方」さんだった。しかも今回はゆっちんさんとペアでいらしていたので初対面のゆっちんさんにもご挨拶m(._.)m
お二人は先端付近でトリックをやっていたとのことで、クーラーボックスには沢山のアジが入っていた。近況などをお話しながらあぁでもない、こぉでもないと釣り談義に花が咲く。夜明けの釣り談義っていうのもまたオツなもの(謎) すっかり時が経つのも忘れ、1時間は話しただろうか。夜は明け始め、霧も一層濃くなり、とうとう対岸の扇島まで見えなくなってしまった。
5時過ぎにゆっちんさんペアとお別れをし、小生は引き続き釣りを続行。しかしアタリはほとんどなく、朝6時近くには釣り人も増え始めたので完全納竿に。
今回は運河方面が当たりだったか。その都度好ポイントが変わるから、釣りっていうのは本当に難しい。
メバルは春告魚とも言われるが、東扇島の陸釣りの場合、例年、秋から初冬にかけてが型・数ともに揃うような気がする。
釣ったメバルを開きにして食べるのが今から楽しみである。
それにしてもタチウオはいつになったらやって来るのだろうか。それが現在の東扇島フリークの一番気になるところだろう。

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2003年10月26日(日)
写真はありません

m(._.)m
釣行場所 若洲・有明
天気 曇り後小雨、肌寒い、風強し
大潮
満潮05:23 17:01
干潮11:20 23:36
釣行時間 17:00〜19:00
19:30〜20:00
キープ なし
リリース 超ミニメバル2尾

東京湾岸プチ釣行
今日は日頃、釣行時にも活躍してくれている愛車を車検に出した。そのため釣りに行くことは考えていなかったのだが、先週も釣りはお休みだったため少々禁断症状が出てしまい、車検を出した後にちょっくら竿を出しに湾岸方面へと行ってみた。愛車は車検に出してしまったため、代車のCAPA君がしばしの足代わりとなる。ディーラーが足立区だった為、そこから手軽に行けるところはないかと考えた末、思いついたのが、このFishingDiaryの初回に出てきた若洲橋だった。
現地へ向かう途中、細い川沿いでハゼ釣りに興じる人たちの姿が多く見受けられ、ハゼ釣りもいいかなぁ…とは思ったのだが、いかんせんエサをまだ調達していなかったので、ハゼ釣り師たちを横目に、とりあえず明治通り沿いのキャスティングへ車を走らせた。
青イソメと流線針を購入し、若洲へレッツ・ゴー!
久々の若洲橋は、日曜の夕方というせいもあってか釣り人の数も少ない。
橋の上からは運河の航路を避けるように、投げ1本と、イソメの垂らし釣りを敢行。それらを置き竿にしている間に、ミキサー車がたくさん置いてある駐車場脇の岸壁(この界隈ではメジャーなポイントだが、ご存知ない方にとっては、それどこ??って感じも… スミマセン…)まで降り、胴付き仕掛けでメバルあたりを狙ってみた。
岸壁に降りたのは今回が初めて。以前釣り新聞で、メバルがよく釣れるポイントとして紹介されていたため気になっていた場所である。
仕掛けを投入し、ヘチ伝いに歩いていくと、ブルブルッという御馴染みのアタリ。しかし今ひとつパワーに欠けるアタリだ。どうやら細かいメバルが突付いているようである。細かいアタリのため、あわせるタイミングがつかみにくい。そうこうしているうちにやっと1匹GET。針に掛かっていたのは10cmあるかないかといった感じのミニメバルだったのですぐに針を外し、リリース。それから後も同じような細かいアタリばかりが続き、うまくノッてくれないというストレスの溜まる釣りに。
するとちょい先で納竿していた方が声を掛けてきた。

釣り師:アタリありますか?
小生:細かいアタリはよくあるんですが、どうやら小さいのばかりが突付いてるみたいですね。
釣り師:この辺は水深も浅いし、沢山の釣り人が来て荒らされちゃったからねぇ。(目の前のフェンスの奥を指差しながら)この先まで歩いていくと20cm以上のメバルやカサゴが結構釣れるんだけど、なにせ会社の敷地内だから入ると怒られるんだよね。さっきまで奥でやってたんだけど、警備の人に注意されて出てきたんだよ(笑)
小生:そうなんですかぁ。そういうところほど釣れるんでしょうね(笑)
釣り師:このへんの土地の方ですか?
小生:都内に住んでるんですけど、いつもは川崎の方に行ってるんですよ。
釣り師:東扇島かな?
小生:そうです。そうです。
釣り師:あはは。こんなところより東扇島のほうが釣れますな。

とまぁ、こんな会話を交わしながら東扇島のメジャーぶりに改めて驚かされた小生であったが、さすがに会社の敷地内に忍び込んで釣りをするわけにも行かないので、ここはいったん引き上げ、橋の上の釣り座に戻った。

仕掛けを巻いてみるが、両方とも不発。隣りのご夫婦は奥さんがアナゴを掛けたようで、「重い重い」と言いながら、嬉しそうにリールを巻いていた。
小生はいったん納竿にし、移動することに。
次に向かったのは東京ビッグサイト脇の水上バス乗り場前の公園である。
この公園、以前水上バスに乗る際、妙に気になっていた場所である。
公園は街灯がいくつか点いているものの、人っ子一人おらず、もの寂しいというか恐い感じがした。まぁ試験的な釣行ってことで、短小のヘチ竿1本だけを使い、ヘチを探ってみた。
水深はせいぜい2mといったところか。歩きながら探るも、全くアタリがない。人もいなけりゃ魚もいない。
日曜の夜で、しかも人がいないのはある意味ありがたい。もしこれが週末の夕方だったらどうだったろう。ビッグサイト帰りの客や、公園をマッタリ歩いているカップル達からヘンな目で見られ、「こんなところで釣りしている人がいる。釣れるのかな?ここの魚って食べられるのかな?いやまさか食べないでしょ!(爆)」といった具合に話のネタにされたかもしれない。
ここも釣れないか…
諦めた小生は車を少しだけ走らせ、有明ふ頭橋脇の河川敷のようなところで竿を出した。
当然、ここも初めて竿を出す場所である。背後ではお台場の観覧車がカラフルな電飾を効かせてグルグル回っており、時折「ゆりかもめ」がモーター音を轟かせて通過していく。足下は、いかにも人工です。といわんばかりの岩が敷き詰められ、その周辺にはアブクが立った水が寄せている。「ん〜〜〜なんともいえないロケーションだ…」その岩の終わっているところから数メートルの間がヘチ釣りができそうな感じだったので、そこへ胴付き仕掛けを落とした。
アタリは頻繁に来た。とはいっても水深はせいぜい1〜2m、ここでもミニメバルだけがエサを突付いてきた。エサを換えようと仕掛けを上げてみると知らない間にミニメバルが掛かっていたが、これもリリース。これ以上やっても何も進展がないと諦め、今回の釣行はこれにて終了。
これなら少し足を延ばして、東扇島西公園あたりにでも行ったほうが良かったか。
まぁそんなこと言っても後の祭り。次回は東扇島かその他の地域か…
もうちょっと格好のつく釣果を得たいものである。

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2003年10月12日(日)
釣行場所 静岡県沼津市(片浜海岸・静浦港)・戸田村
天気 曇り時々雨たまに晴れ間も、暖かい、風は穏やか
釣行時間 6:30〜12:00
16:00〜18:00
20:00〜22:00
キープ 14cmカワハギ1尾、22cmイスズミ1尾
リリース ネンブツダイ多数、ササノハベラ1尾、オオスジイシモチ1尾、ハオコゼ1尾

青物シーズンも終わり、タチウオはいずこへ…
3連休ということもあり、今回も沼津方面へ遠征してみた。
なにぶん遠征するとお金が掛かる。ガス代、高速代、仕掛け・エサ代、そして小生のエサ代。
そんなわけで今回は経費削減の意味も含め、一般道で現地入りすることにした。自宅を出たのが深夜の1時半、多摩方面から相模原、厚木へと抜け、国道246号線に入って終点の沼津市を目指す。途中土砂降りの雨に見舞われながらも、道中は空いており、なんとか4時間かけて沼津市に入ることが出来た。
早速いつもの釣具屋「トージン」で青イソメを購入し、近況を聞いてみる。

小生:最近の片浜海岸はどうですか?
店員さん:そぉ〜ですねぇ、今はイカかな?
小生:イカ? ソウダガツオはどうですか?
店員さん:群れが小さいですね。ときたまヒラが混じる程度かな。
小生:そぉなんですかぁ。。じゃあイナダは?
店員さん:イナダ!? イナダは沖ですよ。
小生:タチウオはもう来ているんですか?
店員さん:今年はまだ来ていないみたいですね。来るのが遅れているみたいです。
小生:そうですか。。。  ありがとうございました。。。

これなら普段どおり東扇島へ行ってたほうがよかったかも。。
少々気重になりながらもとりあえず片浜海岸へ向かってみた。
2ヶ月ほど前は青物狙いの釣り人でわんさか賑わっていた海岸も、この日は十数名ほどの釣り人しか見受けられない。
「ん〜〜テンションが上がらない…」と思いつつも、空いた海岸で竿を出せることにちょっと喜びも感じながら、磯竿と投げ竿の2本用意をした。海面は穏やかでナブラなんぞ見えやしない。釣り人のほとんどもじ〜っとナブラ待ちといった感じである。
前回小マダイを上げたことに味をしめ、今回も青イソメのブッコミから始めることに。実釣開始は朝の6時半である。
始めのうちはなんの反応もなかったが、7時をまわるあたりから竿先にはっきりと反応が現れた。リールを巻き上げる。しかし魚は掛かっておらず、エサは綺麗に食われている。
こんなやりとりがしばらく続いた。
「おかしいな。。。はっきりしたアタリがあって巻き上げてみても何も掛かっていない。なのにエサはきちんと食われている。もしや?」
と思い、今まで使っていたネムリ流線バリをやめ、普通の針先の7号流線バリに変えてみた。
するとまたもやググッという明確なアタリ。今度は1発アワセてみた。すると魚が掛かったらしい。オモリがかけ上がりに引っ掛かりながらもリールを巻きつづけると、小さな魚が見えてきた。
上がってきたのは案の定カワハギだった。小さいサイズであったが、何年ぶりかのカワハギGETだったので記念にキープすることに。
この1匹を最後にアタリは止まってしまった。もう少し早く仕掛けを変えていればもう2〜3匹はGETできたかもしれない。
周囲の釣り人もカゴやメタルジグをなげているが、青物の気配はサッパリ。中には投げるのをやめて寝始める人もいた。
小生もブッコミのみで正午に海岸を後にした。
車を一路西伊豆方面に走らせた。以前からちょっとばかり気になっていた戸田へ向かう。
沼津市を抜けると、海岸線から山の中へと風景が変わる。1時間ばかり走ると戸田村に入るが回りは山林に囲まれ、家や商店は見当たらない。しばらく山道を下ると、目の前に小さな町が見えてくる。戸田港である。
小さな船が沢山係留してある岸壁では、のんびりとサビキ釣りやウキ釣りを楽しむ人たちの竿が並んでいる。どこかに良さげな釣り場はないかとあちこちを見てみるが、なかなか思うような釣り場が見当たらない。
鉄道はもちろんのこと、チェーン店のコンビニも銀行もない村ではあるが、このひなびた感じがとても良い。山に囲まれた小さな村は昔ながらのただずまいが色濃く残っているようで、これから先もこの雰囲気を大切にしてもらいたいな。とシミジミ感じた。(※個人経営のコンビニ!?らしき店舗、地元の信金はちゃんとあります)
そんな戸田村も釣具屋は数軒あり、そのうちの1軒に入ってみた。

小生:すいません、この辺でいい釣り場はありますか?
店主:このへん全体が釣り場です。何を狙うかによって変わりますが。
小生:何を狙うかと言われてもよくわからないのですが、何が釣れるんですか?
店主:アジ、メジナ、マダイ、ソウダガツオなどなど色んな魚が釣れますよ。
小生:それはいいですねぇ。でも岸壁だとあまり釣れてないみたいですね。
店主:釣れるか釣れないかはそのとき次第。岸壁でマダイが上がったこともある。
小生:そうですか… ご主人のイチオシポイントなんてありますか?
店主:本格的に釣るか釣らないかによって変わってきます。
小生:本格的ってのがよくわからないけど… じゃあ本格的に釣るならばどこがいいですか?
店主:だったらこの裏手の磯がいいですよ。

とまぁ、店主と無知な釣りビギナーで交わされる定番のやりとりがあった後に、店主は地図で場所を教えてくれた。
お礼というわけではないが、食わせオキアミを1パック購入し、磯へ向かってレッツ・ゴー!
磯のすぐ前が広い駐車場(なんと無料!)になっていて、駐車場の階段から磯へダイレクトに降りることができる。
慣れないおぼつきで磯に降り、釣り座にちょうどいい岩を見つけ、上がってみた。200mほど沖には釣り船が数隻来ていた。岸から100mのところには定置網も仕掛けられているようで、魚影の濃さがうかがえる。
磯釣りなんぞやったことない小生。とりあえずカゴを付け、先には流し釣り用のサビキをつけて少し投げてみる。
6号ウキは波にもまれながら漂っている感じであったが、知らない間に外道のネンブツダイが掛かっていることもしばしば。
メジナでも釣れないか、とカゴ釣りをやめ、いつも西公園でやっている浮きフカセにかえてみた。するとしばらくしてウキがす〜っと沈んだ。横にグイッとアワせると針掛り。リールを巻くとその魚は小気味良く走り出そうとする。小型だったため難なくキャッチ。しかしその魚はメジナのような、そうでないような、、、初めてみる魚だった。針掛りしたときの逃げ方や魚体はメジナそのものなのだが体色はイサキっぽいような。。慣れない土地に来ると必ずといっていいほど名前のわからない魚が掛かってくる。まぁ、見た目は食べられそうな感じなのでキープすることに。
初めての磯釣りに喜びながらもあたりは暗くなってきたので納竿に。時刻にして18:00である。
その後、沼津市へ戻り、静浦港でマダイ狙いのブッコミをやってみたが、完全に不発。この時期静浦港の夜釣りはほとんどの人がタチウオ狙いであるが、誰一人として釣り上げていない。地元で長年釣りをしているというおばちゃんの話だと、今年は回遊が遅れているようで未だ群れが入ってきていないとのこと。本来このあたりだと9月頃にはタチウオフィーバーになっているはずなのに、今年は様相が違っているようだ。
青物もシーズンも終わりに近づき、今回は絶不調に終わった釣行だったが、釣り物が豊富な西伊豆・駿河湾は結構楽しめる。たまには変わった釣り場で竿を出してみたいと考えている東扇島フリークにはオススメのエリアである。
ちなみに磯で釣ったメジナのような魚を帰宅してから釣魚図鑑で調べてみたところ、「イスズミ」という、メジナとはまったくの別物であることが判明。その本によると、やはりメジナ狙いの外道で掛かり、臭みがあるため食用には向いていない。との予想外の悲しい解説が。はたしてどうすればいいものか… イスズミ君は今も我が家の冷蔵庫で眠っている。。。

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2003年10月4日(土)
釣行場所 東扇島(東京湾側・東扇島西公園)
天気 曇り時々晴れ、夜中寒く、北よりの風強し
4日(土)
小潮
満潮14:39 22:01
干潮05:41 19:08
5日(日)
小潮
満潮15:13
干潮07:19 20:30
釣行時間 4日18:30〜22:30
5日0:00〜2:00 6:00〜8:00
キープ 45cmフッコ1尾、33cmアナゴ1尾
リリース 10cm以下ミニメバル1尾

夜釣りにカップラーメン
ついこないだまで半袖のシャツで夜釣りをしていたのが嘘のようである。まぁ10月なのだから当然といえば当然のことなのだが、今回の夜釣りは気温も釣果も寂しいものであった。
18:30にスバル前より少し羽田寄りのところの48番にて実釣開始。このHPの地図でいうとE・Fの間あたりだろうか。東京湾側では比較的空いているポイントかもしれない。あわよくば青物も…なんて思っていたが、ナブラも立っておらず周囲でも青物狙いの人をあまり見かけなかったため地味にフッコでも狙うことにした。ヘチ用2本、投げ1本の3本体制である。
しばらく沈黙が続いたが、最初に反応を示したのは春以来の登場である自作の「猿でも釣れるセイゴ・フッコ仕掛け」である。ぎょうぎょうしい名前を付けたわりには実績のほうはイマひとつ。こいつを装着した竿がグィッとおじぎをした。2回目のおじぎをしたところで反応は途絶えてしまい、アワセそこなった。
そこから再び沈黙が。今日はどうやら食いが渋いようだ。周囲でもヘチ狙いの置き竿を何本も見かけたが、誰も釣り上げている様子はない。
開始から1時間半後、今度はもう1本のヘチ竿にアタリがきた。1回クンッとおじぎをしたと思ったら次の瞬間、竿先が思い切り引き込まれ、竿ごと海へ落ちそうになった。
「これは間違いない!」
慌てて竿を持ち、魚の引きをかわしながら巻き続けた。短小の柔らかい竿なので竿は弓なりに。
その様子を見ていた隣りのグループのうちの一人の方が慌てて駆け寄ってきて「タモ入れしましょうか?」と声をかけてくれた。「お願いできますか」と小生。ご好意に甘えることにした。
フッコは思った以上に暴れまくり、もう1本の仕掛けと絡まってしまった。もう1本の竿を足で踏んで抑えつつ、水面までフッコを上げると何とかタモ入れに成功。サポートしてくださった方のおかげでなんとか地上に着地。
タモ入れして下さった方もスズキクラスを狙っているとのことだったが、アタリはたまにあるものの針掛りまではいかないらしい。やはり今日に至っては食いが渋いらしい。
その後も追釣を期待したが、保険で出していた投げ竿にアナゴが1匹掛かっただけだった。
北よりの風も強く、体も冷えてきたので近くの自販機で「カップヌードルBIG」を購入。寒い野外で暖かいカップラーメンをすするのは格別。普段食べるカップラーメンよりも一味もふた味も美味しく感じた。
東扇島ではおなじみの軽トラのラーメン屋さんも、あちこちから呼び止められ、結構繁盛しているようだった。
タモ入れして下さった方に挨拶をして、今度は何時もの西公園へ移動してみた。
深夜とはいえ土曜の夜である。現地は沢山の釣り人で賑わっていた。
公園の先端よりへ入りたかったのだが、先客がたくさんいたため、仕方なしに中央付近で竿を出した。なぜか夜中の西公園は中央付近が空いていることが多い。
今回もウキ釣りとヘチ釣りの2本だて。ウキを流している間、付近一帯のヘチを探ってみた。
潮は下げ潮。西公園の根魚は下げ潮のときに掛かりやすい気がする。根に潜っていた魚たちが潮が引くにつれ、外に出てくるからだろうか。
今回もそんな期待をしていたのだが、どこを探ってもアタリはさっぱり。ほんの数回アタリはあったものの、実際に掛かったのは10cmにも満たない子供のメバル1匹だけだった。嬉しいような嬉しくないような、小ささでいえば自己記録更新か。目はパッチリ、体色も綺麗だったがまだまだ将来のある身なので当然リリース。
ウキ釣りのほうも珍しいくらいに不調だったので、2時間後に納竿とした。
一度イナダを見てみたいと思い、早朝再び東京湾側へ行くことに。4時頃行けばいいかな。と、しばらく車中で仮眠をとるつもりだったが。。。

なんだかよくわからない夢を見ていた。睡眠が浅かったのだろう、その夢の中で自分が現在東扇島にいることを認識し始めた。そして眠りながらも脳が動き出し、ハッと目が覚めた。時計を見ると6時近くを指している。「およよっ、寝すぎてしまった」急いで昨夜行ったポイントに行ってみる。その場所は朝も人が少なかった。東洋ワンドの角あたりやスバル前、パイプ堤近くは隙間がないくらいに釣り人で埋まっていた。
ナブラは立っていない。周りのサビキ釣りの人を見てもサッパがたまに掛かる程度。今ひとつ盛り上がらないなか、投げサビキを投入しつつ、弓角も投げてみた。イナダが回ってきているという情報が流れているにも関わらず、イナダ狙いの人は意外と少ない。周りの状況を窺おうとしばらく歩くと、メタルジグを投げている人を発見。さっそく声を掛けてみた。
イナダ狙いかな?と思いつつも「何を狙っているんですか?」と聞いてみると、「イナダが回ってきているっていう情報で来たんですが。。。」とのこと。どうやらこの方も「とりあえず投げてみる」的な感じなのだろう。ナブラもまだ見ていないとのこと。
小生のほうも今ひとつノリきれず、この際イナダは諦めて青イソメを遠くへブッコむことにした。
少し小腹が空いてきたので、昨夜と同様、自販機へ行って「どん兵衛天ぷらそば」を購入。
朝日を見ながらの天ぷらそばもなかなかオツなもんだ…とわけのわからない情感に浸る。
腹も落ち着いたところで完全納竿。結局のところ朝は何も釣れなかった。
晩・朝と2食連続でカップラーメン。 ん〜、、、今回の釣行は日清食品スペシャルとでも銘打つべきか!?
海水のほうも以前に比べて温度が下がっているようだ。これが今後の釣果にどんな影響を及ぼすか。リベンジの意味も含め、次回は好釣を期待したい。


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2003年9月23日(火)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 曇り、北風強く、肌寒い
中潮
満潮02:30 16:09
干潮09:08 21:51
釣行時間 18:20〜22:00
キープ 16〜23cmメバル2尾、24cmウミタナゴ1尾、25cmアナゴ1尾、15〜17cmカサゴ4尾、15cmソイ1尾 ※うちカサゴ1尾を野良猫に献上
リリース ミニカサゴ3匹、鉛筆アナゴ1尾

ちょっとのつもりが…
先日は台風で釣行できなかったので、そのウサ晴らしとばかりに本日東扇島へ釣行。
昼過ぎまで寝てしまい、出発するのもかなり出遅れてしまったので、「今日は2時間くらい竿を出せばいいかな」と、アオイソメを1パックだけ購入し、何時もの西公園へ。
実釣開始は18:20。翌日が平日ということもあり、家族連れを中心に続々帰っていく中、公園の先端付近で竿を出す。釣り人も少なかったため、スペースはかなり広い。今回は投げ1本、ウキ仕掛け1本、ヘチ1本の3本を試してみた。
まずアタリが来たのがヘチ竿。開始早々、小気味よいアタリが竿に伝わる。掛かってきたのはカサゴだった。その後もヘチ竿には頻繁にアタリがあり、小ぶりながらも何度となくカサゴやソイを釣り上げることが出来た。
19:30を回った頃だろうか、ヘチ竿にゴツゴツっというアタリがあったので即アワセると、見事針掛り。と、次の瞬間、竿先が強く引き込まれた。
「これは良型かもしれないな。」
竿先は弧を描き、リールを巻く手にも結構な重みが伝わってくる。水面に上がってきたのは、でっぷり太ったメバルだった。このまま引き上げるかタモを使うか悩んだが、万全を期してタモを投入。
と、ここまでは良かったのだが、獲物はなかなかタモに収まってくれない。それどころか、仕掛けが胴付き3本針だったため、残りの空針が網に引っ掛かってしまってにっちもさっちもいかない。
しかもよく見ると、メバルの他にカサゴも掛かる一荷だった。魚はタモに入っていないが、仕方なしに仕掛けと網が絡んだままの状態で引き上げた。ハリス切れはなんとか避けられ、メバルとカサゴを同時にGetすることができた。
一方、投げ竿を巻いてみると、針先にイソメを少し大きくしたような軟体の生き物が。
「あんな大きなイソメ付けてたっけ?」
よく見たらそれは超ミニサイズのアナゴだった。幸いにも針を飲み込んでいなかったので即リリース。
今回は20時過ぎくらいに納竿しようと思っていたが、予想外にアタリが多かったため、時間を延長することに。
20:30頃、今度はウキ仕掛けに反応が。それまで右から左に流れていたウキが水面スレスレに潜って止まっている。「何かに引っ掛かったか?」沈み方がどことなく中途半端な感じで、魚が掛かったような感じではない。半ば諦めモードでリールを巻くと、これがなぜかスムーズに巻けてしまう。
ウキがだんだん近づいてくるにしたがい、手に何かの重みが伝わってきた。目の前に来たところで魚がバシャっと暴れた。距離が遠く、ヘッドライトの灯りがイマイチ届かないものの、その魚影は小ぶりのクロダイに見えた。
「およっ!カイズでも掛かったか!?」
興奮が収まらない。大した抵抗もせず地面に上げられた魚体に灯りを照らしてみた。
「・・・」
世の中そんなに甘くはない。掛かったのは20cmを超えるサイズのウミタナゴだった。
まぁ、そんな簡単にクロダイが掛かったらクロダイ師に怒られてしまう。ウミタナゴとしては久々の良型なので、これはまぁ良しとしよう。
その後もヘチ竿にはアタリが連発。一度は竿が思いっきり持っていかれそうになり、次の瞬間一方的にハリスを切られてしまうという不思議なアタリもあったが、あれは一体何だったんだろうか。
今回は、小ぶりなサイズが中心ながらも、久々に根魚の反応を楽しむことが出来たのでかなり満足。良型と、ミニサイズでも針を飲んでしまった魚は持ち帰ることに。このまま続けていれば更に釣果は伸びたかもしれないが、明日もあることなので22:00に納竿。
帰り際、車のところで兄弟らしき子猫が2匹寄ってきたので、針を飲んでいないカサゴをご馳走してあげると、その2匹はミャーミャー言いながらカサゴをくわえてどこかへ消えていった。
さて、キープした魚はどうやって食すか。小さいものはから揚げにして、20cm以上のものは開きにして一夜干しにでもしてみるか。釣った魚をどうやって食べるか考えるのも釣りの楽しみの一つである。

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2003年9月14日(日)
釣行場所 静岡県沼津(静浦港・片浜海岸)
天気 晴れ時々曇り、風は穏やか、かなり暑い
釣行時間 3:30〜10:00
12:00〜15:00
17:00〜20:00
釣果 15〜18cmマダイ3匹、(以下リリース)ネンブツダイ、キュウセンベラ、ハオコゼ、クサフグ、ゴンズイ、名前のわからない魚など多数

遠征はしてみたものの。。。
大型台風は日本海側へ抜けてくれたが、そのせいもあってか気温は高く、とても9月の陽気とは思えないくらいである。
そんな中、連休ということもあり、お盆の連休にソウダガツオを釣った静岡県沼津方面へ遠征してみた。
道中、道も空いていたせいか、夜中の2時には釣具店に入ることが出来た。この釣具店は地元ではかなりの有名店のせいか、深夜にも関わらず駐車場は満杯。品川、練馬、多摩、大宮、、、今日も見慣れたナンバーの車でいっぱいである。
この時期、タチウオあたりはどうかと店員さんに聞いてみるが、あまり釣れていないとのこと。
とりあえずタチウオ仕掛けを購入して、名ポイント静浦港へレッツ・ゴー!
堤防に上がってみるとその人の数に驚き。「おっ、あそこが空いている」と思い、よく見てみると、すでにクーラーボックスが置かれて場所とりされている。場所とりをしておいて目当ての時間まで車中で待機というのが定番らしい。
まともに空いているところなど皆無に等しく、仕方なしに釣り人の間に挟まれるような場所で実釣開始。
まずはタチウオを狙ってみたがぜんぜんアタる気配がない。港にはまだ入ってきていないようである。夜が白々と明けて来た頃にソウダ狙いの仕掛けに切り替えてみる。そんな中、一人、また一人と釣り人がやってくる。ピーク時にはなんと2〜3mおきに人が並んでいる。こうなってくると東扇島西公園などの比ではない。当然のことながらあちこちでオマツリフィーバー、小生も何度となくオマツリしてしまったが、常連さん達は当たり前のようにオマツリした糸をほどき、何事もなかったかのように釣りを再開する。こんな状況下であるため仕掛けを投げたあとは速やかにフケとり、そしてウキの行方から目も放さずに竿も手に持っていないと、またいつオマツリしてしまうかわからない。とまぁ、癒しのつもりで釣りをしているにも関わらず、妙に神経を使ってしまう結果になってしまったが、釣果のほうはさっぱり。堤防には沢山の竿が出ているものの、誰一人として釣り上げていない。
朝7時半頃、徹夜のせいか睡魔が襲ってきた。とりあえず荷物はそのままにして車へ戻り仮眠をとることに。
目覚めたのは9時半。気温もかなり高くなっていた。
釣り座へもどる途中、他の人たちのバケツを見てみるが、どのバケツからも青物のシッポは出ていなかった。
小生の釣り座のとなりには新たに来た人が仕掛けの準備をしていた。「このへんで釣ってもいいですか?」と聞いてきたので、どうぞどうぞと快く承諾。「そんな挨拶をしてくるとは地元の人ではないな」と思いつつ聞いてみると、東京からいらしたとのこと。最初は内浦港(静浦港より若干、西伊豆寄りの人気スポット)で竿を出していたが、まったくの不発だったのでこちらへ移動してきたとのこと。その人に「静浦も今朝はサッパリですよぉ」と伝えると、「先週は良かったみたいなんですよ。でも台風(14号)が来てからおかしいみたいですね」とのこと。
「これは竿を出しつづけてもしょうがないな」と判断した小生は、静浦を後にし、片浜海岸へ行ってみることに。

ときにはセオリーから外れたことも
時刻のほうは間もなく正午を指そうとしている。
時間的にも半端なせいか、釣り人の数もまばらに。帰る人も後を絶たない。
釣況が知りたかった小生は、海岸の出入口付近で出口調査を開始!
一人目がやってきた。見るからに地元の常連といった感じの年配の方である。
「こんにちわぁ。釣れました?」
その方はムッとした表情で「釣れません!」
ん〜〜、まぁなんとツレナイお返事…
気を取り直して2人目に声をかけてみると、
「昨日、今日と全くダメだね。先週は良かったのになぁ。先週なんかブリの子供が入れ食いだったよ。海面スレスレを泳ぎ回っているのが見えるくらいだった。仕掛けを投げてもウキが立つ間もなく食いついてきたよ」
そうか、、、やはり先週が大当りだったのか… 回遊魚っていうのは難しいな。
そこで小生は質問を変えてみた。
「この海岸って、イソメを投げたりしたらなにか釣れますか?」
するとその方は、「さぁどうだろうねぇ〜。そんな釣り方をする人は見たこともないが」
そう言われるとやってみたくなるのが人の性。というか小生の性。
早速、ガラガラになった片浜海岸でイソメの投げ釣りを試みることに。
たしかにこちらの地域ではイソメを使った釣りというのは関東ほどさかんではない。
こちらで万能エサといえばオキアミが主流なのだろう。
深夜に行った釣具屋も仕掛けなどは全くのスキがないくらい多種にわたって揃えている大型店なのだが、ことイソメ類に至っては例外であり、アオイソメも小さなプラパックに細〜いイソメしか入っていなく、値段も少々割高だったりする。
小生が東扇島でアナゴ狙いなど、ブッコミの時に用いる、ジェット天秤25号に11号の流線バリをつけた仕掛けを水平線に向かってブッ込んでみる。するとすぐに反応が。竿先がプルプルっと震えているので巻いてみた。
リールを巻く手は確かに獲物の抵抗を感じた。岸に打ち寄せられる白波の間から姿を現したのは、ピンク色の小ぶりな魚体だった。
「あっ…」
その姿は東扇島でも御馴染みのウミタナゴ君。。。
「あれまぁ。。。」と思いつつ、針に掛かった魚体をしばらく見ていると、その姿がウミタナゴのそれではないことに気付いた。
「マダイか!」
ウミタナゴとは違った上品なパールピンクの体に青色の細かな斑点。口先も決しておちょぼ口ではなく、しっかり歯を持っている。
ウミタナゴを釣り上げること多数、マダイといえばスーパーのパック物ばかり目にしていた小生は、初歩的な見間違いをしていた。
大きさは小ぶりながらも、初のマダイGETに嬉しくなった。
三浦などではアオイソメのブッコミでマダイが。。なんて話は聞いたことあったが、ここ沼津でも結構イケるのね。
その後も、クサフグやらハオコゼやら、お呼びでない魚が掛かりつつも小マダイを2匹追釣できた。
回遊魚が釣れないときはこれしかない。また来たときにぜひ試したいと思った。

とはいえ、回遊魚狙いの今回の釣行。このままでは満足できないと、夕方再び静浦港へ戻ってみた。夕方も相変わらずの人手である。どこもかしこも釣り座が出来ており、仕方なしに端っこの赤灯台付近で竿を出した。近くの人に聞いても今日は何も釣れないとのこと。
この赤灯台付近はアジのポイントらしく、地元の若者グループが小生の周りへやってきて竿を出し始めた。どうやら夜釣りのアジ狙いらしい。小生もソウダ狙いの仕掛けを外し、カゴ仕掛けのアジ狙いに変更。
そのグループの一人の話だと、今年の青物の釣況はイマイチとのこと。去年は当たり年だったらしく、シイラも結構釣れたとか。
そう言われてみれば、東扇島も去年の今頃はソウダやらイナダやらと盛り上がったなぁ。。
はてさて、アジ狙いのほうはどうかというと、全くアタリがない。
タナを変えたり、エサをアオイソメにしたりしても全く変化なし。しいていえばお情けでゴンズイ君が掛かってくれたくらい。その気持ちはありがたいが、丁重に足で海へ蹴飛ばした。
今回の釣果は小さなマダイが3匹。リリースしようとも考えたが、東京周辺ではお目にかかれないし、おめでタイということで持ち帰ることに。
今回は期待外れの釣果に終わったが、初マダイも釣れたのでまずまずの釣行だった。






2003年9月6日(土)
釣行場所 東扇島(東京湾側・東扇島西公園)
天気 晴れ、日中は風無く、夜半より北寄りの風強く
長潮
満潮15:44
干潮07:31 20:19
釣行時間 17:30〜21:30
23:30〜3:00
釣果 35cmセイゴ1尾、24cmイシモチ1尾、(以下リリース)ミニアカエイ1尾
突堤の突端
たまには普段行かないところへ行ってみようと、今回はまず羽田寄りの突堤へ行ってみた。
東扇島にはかれこれ100回以上来ている小生だが、羽田寄りの突堤へ入ったことがあるのはほんの数回だけ。しかも、その数回ともまともな釣果を得ていない。当たり前のことかもしれないが、釣り人というのは自分が過去にオイシイ思いや経験をしたところに自然と足が向くものである。
実釣開始は17:30。来る途中にアオイソメと、活きハゼを購入した。生意気にもマゴチを狙ってやろうという魂胆だ。
羽田寄りの突堤は金網の入口付近はいつも混雑している。なにかと実績のあるポイントなのだろう。しかし小生はあえて先端付近で釣り座を構えた。理由は簡単。ズバリすいているから!
釣り人も少なく、スペースもかなり広い。とはいえ不慣れなポイントなので保険の意味も兼ね、竿を4本出した。ヘチのフッコ狙いの竿やらイシモチ狙いの竿やら、とにかく下手な鉄砲数打ちゃ…の世界である。
まず最初に掛かったのは内側のワンドに向けて投げておいたイシモチ仕掛けである。
巻いてみると結構重い。海面に茶色でヒラヒラした魚が浮かび上がった。
「おぉ〜! なんとも予想外のカレイではないか!」
小生の頭の中は右脳が唐揚げ、左脳が煮付けで占められていた。
「おや?なんかおかしいぞ。このカレイはシッポが生えている。。」
んなカレイがいるわけない。小生のイシモチ仕掛けに掛かったのはカレイと同じ体色をしたアカエイだった。
「なーんだ。カレイかと思った。」
近くに寄ってきた子供が呟いた。
「う・・・感じの悪いガキ、、、いや失礼(苦笑)、子供だなぁ」と思いながらも、小生と同じくエイをカレイと見間違えたのがなんともおかしい。
その後はどの竿にも反応がない。マゴチ狙いの竿もそうである。まぁ日も暮れてきてるし、初めてのマゴチ釣りだから仕方がない。今回は待ちの釣りになりそうだと思っていると、いつしか睡魔が襲ってきた。周囲にはほとんど人がいなく、聞こえてくるのは対岸の工場の音と、羽田を離発着するジェット機の音だけ。それらの音も、意識が薄れていく中でだんだん遠ざかっていった。
何分くらい寝ただろうか。突堤で竿を出している人の数もめっきり減っていた。
エサを交換すべく、東京湾側に投げていたイシモチ仕掛けを巻いてみると、何かが掛かっている様子。。
掛かっていたのはイシモチ。久々のイシモチ君の登場である。しかしこれ以降は何にも掛からず、期待薄といった感じだったので一旦納竿にし、西公園へ向かうことにした。

食事と休憩を済ませ、西公園に入ったときには夜の11時を回っていた。
以前まで空いていた先端よりも、最近では混みあうようになってきた。仕方なしに公園の真中あたりで竿を出すこととした。ウキ仕掛け1本と、ヘチの胴付き仕掛け1本である。
開始後30分くらいしてウキが沈んだ。なんの前触れもなく、一気にウキが消しこまれたので、セイゴかフッコあたりか。毎度のごとく今回もタモを組み立てていなかったので、竿を足で抑えながらタモ網を組み立てる。すると一人の人が近寄ってきて話し掛けてきた。その方の話によると、公園のあちこちでセイゴやフッコが上がっているようだが、他の魚はさっぱりのこと。
タモを組み立て終わると、その方が「タモ入れしましょうか?」と言って下さったので、お言葉に甘えて入れてもらうことに。型こそ大きくはなかったが、35cmの立派なセイゴだった。
一方、ヘチ竿のほうはどうかというと、西公園にしては珍しく全くアタリが無い。
その後も状況が変わることはなかったので、深夜3時に納竿。今回もパッとしない結果で終わってしまった。
帰り際、他の方の釣況を見ていくと、やはりセイゴやらフッコが上がっているようだった。
最近、暑さも和らいできたせいか、西公園の釣り人の数も増えてきた。それに比例して捨てられるゴミの量も増えてきた。駐車場横のWCの前にはビニール袋に入ったゴミの山が出来ていた。そこへまた一人、そしてまた一人とゴミを捨てていくのだろう。ヒドイ話である。
ゴミをポイ捨てすることに良心の呵責を抱かない人は、釣りに限らずアウトドアレジャーなんてしないほうが街の為、自分の為ではないだろうか。





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