★都市圏やその周辺の堤防や岸壁などで人気のある胴突きメバル釣り。竿、リール、仕掛けともに小さいものを使うため、お手軽に楽しむことが出来ます。また、細い仕掛けにコンパクトロッドや筏竿などを組み合わせた、ミャクをとる釣りなので、アタリがダイレクトに伝わってくるのがこの釣りの魅力です。 |
リール:
ベテランさんなどはタイコリールを使ったりしますが、とくにこだわる必要はありません。小型スピニングリールで十分です。釣りセットに入っていたリールや、ワゴンセールで転がっていたリールでも十分楽しめます。
竿:
釣具屋で安い値段で売っているコンパクトロッドで始めてみてはいかがでしょう。竿の錘負荷はできれば5号以下のもの。少し予算を足して筏竿を使えば魚の食い込みもよく、アタリもさらに明確に取ることが出来ます。短めの磯竿でも十分流用できます。ヘチに垂らしての釣りなので、竿はあまり長過ぎないものを。
道糸:
糸付きリールに最初から巻かれているようなもので結構です。大物を狙うわけではないので感度重視で1.5〜2号くらいまで、太くても3号までがいいと思います。
錘:
アタリがとりやすく、メバルに違和感を与えないためにも軽い錘がベストです。仕掛けを垂らしたときに沈んでいく程度の錘でokです。
仕掛け:
メバル(チンタメバル)針7〜9号が2〜3本付いた胴突きメバル仕掛けを使います(市販されているものでok)ハリスは0.8〜1号程度の細いものを使います。これはメバルは視力が優れており、ハリスが太いとメバル自身にわかってしまうからです。
エサ:
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イワシやモエビを使う場合もありますが、関東周辺エリアでは青イソメが最もポピュラーとされています。これを口先から針に通し(あるいは、頭を切り落としてから針に通す)、針先は青イソメを付き抜け、少し出した状態にします。このときの青イソメの「垂らし」の長さは長すぎないほうがいいです。イメージとしては左のイラストのような感じ。
誘いが肝心なので活きがイイものを使いましょう。 |
釣り方:
仕掛けは投げずにヘチに落とします。オモリが着底したら糸フケをとり、少し待ちます。近くにメバルがいたり活性が高いときにはここでブルブルッというアタリがきますが、何も反応がないようならば仕掛けをゆーっくり上下させて誘いをかけてあげます。その場でアタリが来ないようならば、少しずつ歩きながら移動し、上の動作を繰り返します。アタリが来たならばすぐにアワセず、そのまま再度アタリを待ちます。ほんの少し糸をたるませてあげるのも効果的です。
短いブルブルはエサをつまみ食いしている証。数回目に長めのアタリ(ブルブルブル〜)が来たら、ジワ〜っとアワせてノセてあげます。場合によっては最初からいきなり本アタリが来て針掛かりする場合もあります。このへんの感覚は実際にやって覚えるしかありません><
余談:
この釣りはメバルが掛かるのをじ〜っと待つと言うよりも、自分からポイントを移動して誘いをかけていく釣りです。いわば「営業的スタイル」の釣りと言えるかもしれません。よく置き竿にしたままの釣り人も見かけますがどんどん攻めたほうが明らかに有利で釣果にも差が出ます。サビキ釣りやチョイ投げ釣りなど「待ち」の釣りに飽きた方にはオススメの釣りです。堤防や岸壁で釣れるメバルは20p以下のものが多いですが、良型が掛かったときの手ごたえは最高ですよ! |
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