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先日、伊豆の川奈港で手漕ぎボートを漕いでいると、遠くから1艘のプレジャーボートがこちらに近づいてくるのが見えた。その姿はまたたくまに大きくなり、やがて小生のボートの左舷を通過したと思ったらそのままぐる〜っと右舷側に回って走り去っていった。こちらとは至近距離だったため引き波をまともに受けた小生のボートは左右にゆっさゆさ。。。「おぉ〜転覆したらどうすんだー!あいつめワザとやりやがったな…」そういえば昔、東扇島で竿を3本置き竿にして釣りをしていたとき、こちらが少し目を離した隙にやはり1艘のプレジャーボートがわざと小生の道糸に引っ掛けていき、竿やリールだけでなく、3脚、バケツまでも海へ引きずり込まれた苦い思い出がフラッシュバックした。「く・くやしいぃ…」
川奈港でボートを漕いだ翌日、目が覚めると、モモと腕が筋肉痛でパンパンになっていた。
「か・かなしぃ…」
「よーし、こうなったら免許をとってやる!」
早速小生は船舶免許を取るにはどうしたらいいのかネットで調べてみた。どうやら車の免許と同じように、その筋のスクールに入学して講習を受けて試験に臨むらしい。ボートスクールがどこにあるか調べてみるも、さすがに自動車教習所のようにあちこちにあるわけではないようだ。都内で調べてみると、台東区に一軒見つけた。
翌日(いきなりですね・・・)、小生は講習・試験料を握りしめ、「ボートスクールE&M」というスクールの門を叩いた。
事前に連絡をしておいたのですぐに対応してくださり、小型船舶免許にはどういった種類があるのか、どういう流れで免許が取得できるのかなどいろいろ聞いてみた。
「今回は1級・2級どちらをご希望ですか?」
「え〜〜、、そうですねぇ、、1級はそれなりに下地がないといきなり受けても難しいんですかね?」
「いえ、そんなこともないですよ。うちに来られる方でまったく何も知らないところから勉強して合格された方が結構いらっしゃいます。受験される方のほとんどが合格しますよ。実技に関しては2級も1級も全く一緒です。ただ、学科については海図など、2級に比べて覚えることが多いので、それなりに勉強に時間がかかりますが…」
「1級だとどこでも行けるんですよね?」
「はい、基本的にはそうです。ただ2級でも5海里までいけますし、東京湾なんかは全域OKですよ。操縦できる船も1・2級とも20d未満になっています」
「う〜〜・・・迷うなぁ。。。」
「とりあえず2級で受けてみては?2級を取得した後に1級へのステップアップもできますし」
「よし!決めた! 今回は2級で申し込みますっ」
手漕ぎボートの釣行の2日後、清水の舞台から飛び降りる間もなく衝動的に免許取得への道を決意し、申し込みまでしてしまった小生。その手には諸費用の領収書と教材一式が…
すでに賽は投げられた。こうして、無謀かつお気楽?な「二級小型船舶操縦士」免許取得への道がスタートした。
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