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ちょっと気の利く(!?)話題から、どうでもいいような話題まで、
忘れた頃に更新されるのが「特集」。現在ネタなし進行中(謎)









チョイ投げセットを購入し、海岸を転々とするも、納得の釣果がなかなか得られない小生。周囲を四国や小さい島々に囲まれ、太平洋の海流の恩恵をなかなか被れない、そして遠浅で水深のある場所での釣りが困難な瀬戸内の陸っぱり。やはり関東とは何かが違う。。いや大きく違う。。
はたして今回のこの企画は成立するのかどうか。。。
ここからの後編では、釣行記だけでなく、小生が実際に見たり、現地の人から聞いて感じた瀬戸内の釣り事情、魚事情なども更に織り交ぜながら、進行していきたいと思う。
「えっ、そうなの?」「信じられない…」といった話題も出てくるかも。
ぜひ話のタネに、この後編も最後までお付き合いいただけたら幸いである。





東京から西へ約800km、車なら東名・名神・中国・山陽自動車道を経由してノンストップで10時間程度か。
そんな岡山県は笠岡周辺地域が今回の舞台である



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笠岡湾干拓から神島の山越えをすると、目の前に「黒戸瀬戸」と呼ばれる絶景が広がる。



山を下ると外浦漁港が見えてくる。小さいが、のどかな雰囲気がとてもよい。



黒戸瀬戸にある外浦漁港。長く続く堤防に休日ともなると地元の釣り人が集まってくる。関東のように殺気立った雰囲気はなく、みんなのんびり竿を出している様がとても印象的。鉄腕ダッシュではTOKIOの城島・山口コンビがこの漁港からシャコ獲り船で漁に出るシーンも放送された。
瀬戸内の島々を眺めながらノンビリ堤防釣り
次の日、気持ちを改め出直し行脚。向かった先は、神島の中に南方に位置する外浦漁港。瀬戸内の海岸線はどこも遠浅で釣りもままならないのだが、前編にも登場した「プロジェクトX」ばりのオジサンの話だと、この漁港はある程度水深があるので、干潮時でも釣りができるとのこと。小生は前日も通った笠岡湾干拓を走りぬけ神島へ入ると、前日はそのまま海岸線を走ってなびっくらんどへ向かったが、今回は山の中を通り抜ける。鉄腕ダッシュの「ソーラーカー だん吉」もここの山越えをしたが、バッテリーの充電を一気に消耗させたほどの急坂だ。
その山道を抜け、下り道に差し掛かると目の前に黒戸瀬戸と呼ばれる景色が広がり、そのまま進むと外浦漁港だ。
この日は日曜日だけあって外浦漁港も沢山の家族連れや釣り人で賑わっていた。
時折、バーベQの美味そうな匂いをクンクン感じながら、駐車場から堤防のほうへ歩いていく。
賑わっているといっても堤防に人と竿がびっしり並ぶほどではないので釣り座選びもさほど困らない。折角なので小生は先端よりの、瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めながら竿が出せる場所を釣り座とした。
まずは外側に向けてチョイ投げをしてみる。手前あたりでも水深は3〜4mほどあるだろうか。少しずつサビキながら様子を見るが何の反応もない。それを何度も繰り返すがまったく反応はナシ。とりあえずそのまま置き竿にし、堤防を偵察がてらぶらぶら散歩してみると、たいした魚は上がってなかったが、バケツの中にはコノシロや赤舌(ウシノシタ)がちらほらと。
「ほほぉ〜、魚がいないわけではないな…」
小生が釣り座に戻ると歩いてきたオジサンが「なにか釣れたかい?」と聞いてきた。
「いやぁ〜何も釣れん。私は東京から来たんだけど、こっちのほうでは何が釣れるん?」と聞き返すと、「そうだなぁ、チヌとか、、あとはたまにアジかな。セイゴなんかも結構釣れるよ!」とオジサン。
「どれくらいのサイズ?」と聞き返すと、指を15pくらい開いて「アジはこのくらいかなぁ。まぁそんなにしょっちゅう釣れるもんでもないけどな」と説明してくれた。
(関東では堤防からでも20p以上のアジが掛かることは珍しくないし、セイゴどころかフッコクラスだって結構釣れるのに…)
しかも、瀬戸内へ来てから気づいたことなのだが、現地の人に東京から来たことを告げると、東京のほうではあまり魚が釣れない(いない)というイメージを持っているのか、たいていの人が瀬戸内の釣りを自慢げに話し出す傾向がある。しかしよくよく聞いてみると「あの、、、関東だともっと大きいサイズが、そして沢山の数、魚種が陸っぱりから狙えるんですけど…」と突っ込みたくなることもしばしば。瀬戸内の人が関東へ来て釣りをしたらさぞかし驚くことだろう。
さて小生はチョイ投げはあきらめ、港の内側でサビキ釣りにスイッチすることに。
下カゴにサビキ君をニュルっと詰めて放り投げるように投入。
空を見上げると、梅雨時だというのに東京の人たちに申し訳ないくらいの晴れっぷり。岡山が「晴れの国」と呼ばれることだけのことはある。
しばらくすると小生の竿先がググッと引き込まれた。しかも結構シナっている。巻き上げてみると掛かっていたのはオーバー20pのコノシロだった。
「おぉ〜、久々に引きらしい引きを味わうことが出来た」
と喜んではみたものの後が続かずまたまた沈黙に…
1尾だけ釣れたコノシロをリリースし、小生はいったん納竿とした。






生きた化石と呼ばれ、日本では瀬戸内海と北九州のみで生息しているカブトガニ。現在ではその数も激減し、絶滅危惧種ならびに日本の天然記念物にも指定されている。地元の年配の人の話だと、子供のころは海岸でよく見かけたが、今ではめっきり見かけなくなったそうだ。
ハイスピードで動くカブトガニを激写!笠岡市の「カブトガニ博物館」に入ると、水槽に1杯というか1尾だけ入っていた。カニのくせに動きは俊敏だ。ちなみにこの博物館は入場料520円だったが、展示されている生きたカブトガニはこの1尾だけ。後から地元の人にそれを話すと「あの博物館は地元の人でも行かないなぁ…」とのこと(涙)

カブトガニ博物館の前には「カブトガニ保護応援自販機」なるものが設置されており、この自販機での売り上げの一部がカブトガニの保護育成の資金として役立てられている。少しでもお役に立てればと小生もジョージア缶コーヒーを購入。
実際に町名にまでカブトガニが採用されているのには度肝を抜かれた。写真はカブト東町だが、この他にもカブト中央町、カブト西町も存在する。いずれも笠岡湾干拓地のなかにあるため、人はほとんど住んでいない。





カブトガニ博物館の近くの海岸を歩いていると、目の前をフェリーが頻繁に行き来している。写真のフェリーも船尾付近に1台車を載せているが、5〜6台も載せれば満車になりそうなかわいいフェリーが、本土といくつかの離島を結び、島民の大切な足、ライフラインとなっている。フェリーというと、東京港や久里浜あたりを出入りする大きな船の印象が強い小生には新鮮な光景だった。
干潮で潮が干上がった海岸では、沢山の人が何かを掘っている。どうやらアサリらしい。しかしこの近辺はカブトガニの繁殖地とされているため、潮干狩り行為は禁止されている。この日も市のパトロールカーがその旨を告げるアナウンスをしながら巡回していたが実質的には黙認状態。どこかの岸壁に似ているなぁ…

小生も、とある堀り人に話掛けてみた。「何掘ってるんですか?」と小生、「ん?バケツの中見てみな。見たほうがわかりやすい」と掘り人。バケツの中を見てみるといるわいるわアナジャコ軍団。
採り方を聞いてみると、干潮時にはあちこちに穴が開いているので、その穴に筆などを差し込むと、穴の底のほうにいるアナジャコが怒って筆をつかんでくるので、その拍子にニュルッと抜きあげるとGETできる。掘り人曰く、「一見簡単そうなんだけど、これが意外と難しいんだ。私なんかまだまだ未熟だよ。ベテランはバケツの2〜3杯くらいは獲るよ」とのこと。
何尾かGETできたら、それらを兵隊にして穴に潜り込ませ、穴の中にいたアナジャコがつかみかかってきたところを抜きあげる。GETしたアナジャコは兵隊候補に。兵隊が弱ったらバケツ行き。新たにGETされたアナジャコが傭兵される。




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中型の船が停泊したり、プレジャーボートが出入りしている新笠岡港。岸壁は足場もよく、家族連れやカップルが釣りをしている姿もちらほらと。街の中心地からも離れており、天気がいい休日でもそんなに混むことはないので、ノンビリ竿を出すことができる。



沖合いを見ると沢山の大型船が。この近辺は福山港や水島港をはじめ、JFEスチールなどを控えた大規模な工業地帯があり、瀬戸内海自体も四国と本州に挟まれて狭いために、船舶の往来が過密な海域でもある。
やっと時合が来てくれた!
時計の針は16時近くを指している。7月ということもあり日も長いのだが、さすがにこの時間ともなると焦りが出てくる。先程の外浦漁港ではコノシロが1尾だけ釣れたが、後が続かず不完全燃焼。瀬戸内のチョイ投げ・サビキ釣りではたいして釣れないのだろうと判断した小生は、コノシロだけでもいい、もうちょっと釣らせろ〜〜!と半ば自棄気味。
以前、この近くを偵察していたときに新笠岡港というところでサビキ釣りで良型のコノシロをバンバン上げていた家族連れを発見したのを思い出し、最後の思いを込め、新笠岡港へ急行した。
普段からそんなに沢山の釣り人がいるわけではないのだが、このときも竿を出している人の姿は見えず、そんな貸切状態の中で実釣開始。水深はやはり4m程度だろうか、置き竿にしてアタリを待つ。その間ヒマなので、ボケ〜〜っと沖のほうを眺めたり、今回の特集用の写真などを撮ったりしていた。
すると間もなく、竿先が上下にビシバシ振られるアタリ到来。アタリの出方はサッパのそれによく似ている。
巻き上げてみると先程の外浦漁港で釣り上げたのと同じくらいの良型のコノシロが。
「おっ、時合か?」
ドンブリカゴにサビキ君を装てんし手返し。するとまたアタリが。
上がってきたのはやはり同サイズのコノシロ。小生はサッパを釣ったことはあってもこの日までコノシロを釣ったことも見たこともなかったので、実は何気に嬉しかったりする。
その後もサビキ仕掛けにダブルで掛かったりしたが、1尾のサイズがデカいうえに、出張先ゆえあまり釣れすぎても仕方ないので、ある程度釣れたところで納竿することに。
この日のというか、今回の瀬戸内チョイ投げ行脚での釣果は結局のところ、この新笠岡港でGETした25〜26pコノシロ6尾だった。
正直なところもう少し色々な魚が釣れれば良かったのだが、とりあえずボウズで締めくくるハメにならなかったのがせめてもの救いだ。
釣れたコノシロはクーラーボックスに入れて持ち帰り、滞在しているホテルの冷凍庫でしばらくの間預かってもらうことにした。

時合で釣れたコノシロたち。サイズがデカめなだけに引き味は最高。







チヌ釣りにこだわる人が妙に多い
後に下でも触れるが、瀬戸内は関東と違って釣れる魚種も限られている。それが理由なのかどうなのかわからないが、瀬戸内の陸っぱりというと一番メジャーなのがチヌ釣りである。小生が、釣りが趣味とか、昔釣りをよくやってた、という人たちに「どんな釣りをしているんですか?」と聞くと、たいていの人が「チヌです」とか「チヌや○○や…」とチヌという魚名が必ずといっていいほどいの一番に返ってくる。
また、趣味は何かと聞かれ、「釣りです」と答えると、「チヌか?チヌ釣りかっ?」と聞き返してくる人が9割以上。実際に岡山県内で発売されている釣り雑誌を見ても、チヌに関する記事が誌面の多くを占めている。関東でも魚種にこだわって釣りをする人は珍しくないが、季節によって釣りものを変えたり、五目釣りが好きだという人だって実際に多い。まぁ、好みは人それぞれだが、小生は単独の魚種を狙うよりも、視野を広げ、季節やシーンによってその時々の魚種を狙う釣りのほうが楽しいような気もするが。。。
ちなみに小生が滞在していた宿でも、夕食時などにやたらチヌが出てきた。それだけチヌが獲れるのだろう。最初は「チヌは美味いな〜〜」なんて思って食べていたが、3ヵ月後にはさすがにうんざりモードに(><)


釣れる魚種は限られ、サイズも小さめ
瀬戸内、ことに今回紹介した岡山県は目の前に四国をはじめ、大小さまざまな島が点在するため関東のように黒潮から受ける影響が少なく、またその地形の関係上、水深も比較的浅い。そのためか釣れる魚種も関東ほど多くない。本州上での陸っぱりを例にとるとターゲットの魚はチヌ、キス、メバル、カレイ、セイゴ・ハネ、ママカリ、小アジ、アオリイカあたりが目立ったところか。ちなみに関東の陸っぱりでは夏〜秋になると青物フィーバーが到来するが当地では青物はあまり釣れない、というかなかなか入ってこないらしい。あと、意外な感じもするがグレもほとんどいないらしく、夏が旬といわれるイサキもいない。また、釣れるサイズも小さく、関東では東京周辺でもメバルやカサゴのオーバー20pなんて珍しくないが、当地ではチビサイズがほとんどで、15pでも喜べるサイズらしい。実際に当地の人は小魚が沢山いることを誇りに思っており、関東などで良型サイズと呼ばれるようなサイズの魚は大味でマズイ、小魚のほうが美味い!と主張する人も実に少なくない。あるとき小生が関東で30p近いカサゴやメバルを釣り上げたときの話をしたら、「いやぁ、そんなに大きいのは大味でしょ。やっぱり小さいほうが美味いな」と実際に言われたこともしばしばあった。本音なのかどうなのかわからないがビミョーなところだ。


海釣りといったら陸っぱり
関東では海釣りというと陸っぱりであったり、沖釣りであったりと分かれるのだが、瀬戸内では「釣り=陸っぱり」のイメージが定着している。では、遊漁船は出ていないかというと決してそうではないのだが、おさかんではないのだ。船宿のターゲットでは断然メバル船が多く、他にはマダイ船やタチウオ船などといった感じだ。釣具屋の沖釣りコーナーへ行っても、陳列されているメバル仕掛け・用品の数は半端ではない。メバル釣りに関しては関東よりもさかんなようだ。
また、上でも触れたが、魚種が少ないのは陸っぱりに限ったことではなく沖釣りも同様で、関東ではオニカサゴやキンメ、アマダイ、ムツ系といった深場狙いの遊漁船も多いが、それらの魚は当地にはいない。また、関東では「つり情報」や「つり丸」といった沖釣り雑誌が有名だが、当地の書店では沖釣り雑誌なるものを目にすることはなかった。ちなみに関東では房総・三浦・伊豆半島などで手漕ぎボートの釣りもさかんだが、瀬戸内では手漕ぎボートで海釣りをする習慣がない。関東では暖かくなると手漕ぎボートの釣りもさかんになることを当地の人に言ったら、「えっ、海で手漕ぎボートに乗るの!?」と、かなり驚いていた(爆)


小アジよりサッパ!
みなさんは堤防などで小アジとサッパが釣れたとき、どちらが嬉しいだろうか。「そりゃ、やっぱり小アジでしょ」という方がほとんどだと思う。ちなみにご存知の方も多いかとは思うが、岡山ではサッパはママカリと呼ばれ、当たり前のように食卓に上がる魚となっている。実際にこのママカリは釣り魚としても人気があり、何人かの人に「ママカリと、同サイズの小アジだったら、どっちが釣れたほうが嬉しいですか?」という質問を投げかけてみたところ、迷わず「そりゃぁママカリじゃろ!」と即答が返ってきた。さらに「関東ではママカリが釣れても逃がしたり、地面に捨てたりする人が多いんですよ」と付け加えると、「信じられない!」と驚愕していた。
地元のスーパーでも、20尾くらい入ったパックものが200円で売られていた。


ベラだって喜んで食べます!
陸・沖問わず、外道でよく掛かってくる魚のひとつにベラがいる。独特の体色に風貌、、、この魚も関東ではリリース対象のあまり喜ばれない魚として位置づけられているが、瀬戸内では扱いが少し変わってくる。当地ではベラが釣れたら逃がさずに持って帰る人も多いらしい。スーパーではキュウセンベラが青ベラなどといった名称で尾頭付きでパックに入って売られている。しかも20p弱のものが2尾入って200円以上の値段をつけているから驚きだ(価格的にはキスと同じような扱いだった) 小生も以前、キス釣りの外道でキュウセンが釣れたとき、試しに持ち帰って天ぷらにしてみたが、白身でなかなか美味だったのを覚えている。とはいっても、やはりベラが掛かってもあまり喜べないのが本音だが(笑)


ベラなんて序の口。アカエイだって食卓に上がります(爆)
ベラで驚いていてはまだまだ甘い。実際にスーパーでアカエイの切り身がパックに入って売っているのを発見。ラベルに印字された名称も「赤エイ」となっていた。5〜6切れの身と肝一切れがパックに入っていたのだが、結構な数が陳列されていたので当地では珍しくないのだろう。実際に当地の人に聞いてみたら味噌汁にして食すことが多いらしく、ある人は「ほのかにアンモニア臭がして美味いですよ。ヒヒヒ」とのこと…(恐)


いやいや、ベラやエイで驚いてはいけません!ネンブツダイの仲間だって普通に食べます(爆死)
みなさんはネンブツダイと聞いてどんなイメージを抱くだろうか。外道、エサとり、うっとうしい…いずれにせよ決して良いイメージは湧かないだろう。であるからこそ、釣れたとしても持ち帰って食べようと考える人もまずいない。
しかし瀬戸内地方ではこの辺の事情もガラっと変わる。当地の人はネンブツダイの仲間であるテンジクダイをこよなく愛し、日常的に食べている。ちなみに当地での呼び名は「ねぶと」。唐揚げにし、南蛮漬けにして食されることが多いこの魚。小生の滞在先でも頻繁に出されたのだが、調理済みの状態ではただ単に小魚の唐揚げにしか見えないので、何の魚なのかわからず、聞いてはみるのだが「ねぶとです」としか回答が返ってこない。よくわからないまま食べ続けていたのだが、帰京したある日、インターネットで調べて初めてその魚の正体を知った小生は衝撃を受けた。
「ネンブツの仲間を食べていたとは…」
ちなみにこのテンジクダイ、当地では「ねぶと」の他にイシモチとも呼ばれているのもいささか不思議である。このことを知らず、瀬戸内の人に「イシモチの塩焼きって美味いですよねー」と言えば「あんな小さい魚、塩焼きにするんか!?」と驚かれてしまうのでご注意を。


PE6号200m巻きの沖釣り用リールに驚く釣具店店主
あるとき小生は、当地の釣り好きの人にある釣具店を紹介された。その店は個人店なのだが、仕掛けなどが激安価格で売られていて地元でもかなり評判の店とのこと。ちょうど小生は少し大きめの船釣り用両軸リールを探していたのでその店にあれば、と思い行ってみた。
店主の人に「すみませ〜ん、船釣りで使う少し大きめの両軸リールが欲しいんですけどありますか?」と聞くと、ありますよといって2つほど出してくれた。一つはPE3号200m巻きのもの、もう一つはPE4号200m巻きのもの(偶然にも小生がいつも使っている機種)だった。
「あのぉ、もう少し大きいのないですかね?」と店主に聞くと、「え?どれくらいのものを言ってるのですか?」と言うので、
「PE6号が200mくらい巻けるやつなんですが…」と返すと
「えっ?それは置いてないですよ。そんなリールいったい何に使うんですか!?」と予想外の回答が返ってきた。
これには小生が逆にビックリ。、
「いや、何にって、、、沖で青物釣りとかに使おうかと思ってるんですが…」と言い、自分が東京から来た人間で、帰ってから使いたい旨を付け加えると、
「そうだったんですか。この辺は船釣りというとメバル釣りがほとんどなので、そんな太いラインを使う人はいないんですよ。せいぜい太くても2号とか2.5号程度なんですよね」とのこと。
まぁ、所変われば何とやらだが、このときの衝撃は未だに忘れられない…


※この話はとある個人店での話であり、量販店等ではPE6号200m巻きのリールはちゃんと置いてあります(笑)


地上波テレビの釣り番組は盛りだくさん!(岡山)
小生が滞在していた岡山に限定していうと、地上波テレビの釣り番組は色々と放送されている。まず意外なのが、関東でもおなじみのテレビ東京系の2大釣り番組(!?)である「ザ・フィッシング」(製作:テレビ大阪)や「釣りロマンを求めて」(製作:テレビ東京)をオンタイムでやっている点だ。大都市圏以外の地域に行くと、この2番組は関東よりも遅れて放送されていたり、地域によっては放送すらされていないところもある(実際に隣の広島県ではこの2番組は数日遅れて放送されている)のだが、岡山にはありがたいことに、テレビ東京のネット局である「テレビせとうち」があるため、この2つの番組を土曜の夕方にオンタイムで見ることができる。
その他にも、土曜の早朝には「瀬戸内海放送」で「四季の釣り」(製作:サンテレビ)や、日曜の早朝には「西日本放送」で「大ちゃんの釣りに行こう」や、「岡山放送」では「釣りごろつられごろ」(製作:テレビ新広島)といった番組もネットされており、地上波での釣り番組は事欠かない。






「のぞみ号」の車内に立てかけられたチョイ投げ竿と、「神島なびっくらんど」でGETしたロックフィッシュ用ロッド。東京へ向かうビジネスマンを沢山乗せたのぞみ号に、上下スーツで、片手に釣り竿、もう片方の手にクーラーボックスを下げて乗車する様は、端から見たら釣りバカ日誌よろしく、ダメサラリーマンに映ったか。いや、そんなことはない、むしろ「釣りかぁ〜、、俺も出張先で釣りしたかったな〜。あいつ、浜崎伝助なみに輝いてるよ〜」と羨望の眼差しで見られたにちがいない。
と思うことにしよう…(謎)
のぞみ号と釣り具のコラボでレッツ・ゴー!東京!
どうにかこうにか釣果も得ることが出来、小生は一路東京へ。釣りをしているときは楽しいが、よくよく考えたら使った釣り具&冷凍コノシロを東京まで持ち帰らなければいけないという現実が待っていた。宅配便で送ってもよかったのだが、金も掛かるし、なによりも釣り具を持って新幹線に乗り込むなんていうことは一生に一度あるかないかのことだったので、ここは記念に自分の手で持ち帰ろうと決断。
のぞみ号に乗る福山駅まで在来線を使うのだが、車内には学校帰りの高校生がワンサカ。
「あれ?アノ人釣りかな?」
というひそひそ声が案の定聞こえてきた。
上下スーツ姿に釣り竿、クーラーボックスの組み合わせは瀬戸内の高校生たちにも不思議な姿として映っていたかもしれない。
福山駅でのぞみ号の車内に入るときも、他の、出張族とおぼしきサラリーマンの方々からの熱い眼差しをビシバシ感じたが、座席に着き一服しながら、立てかけた竿を見たとき、今回の瀬戸内チョイ投げ行脚の思い出が走馬灯のごとく頭の中をめぐってきた。

数年前、「いい日旅立ち」がバックに流れ、竹内結子が瀬戸内海を眺めながら「穏やかだなぁ…」と呟くJRのCMがあったが、実際に目にした瀬戸内の風景もCMの印象そのままであった。
あの瀬戸内海のような、時間がゆったりと流れているような海の風景は日本中どこを探してもないだろう。穏かな瀬戸内海は人をも穏かにしてくれるといっても過言ではない。
釣果はパッとしなかったが、瀬戸内海で穏かな時間を過ごすことが出来たのは自分にとってもいい経験だったと思う。そしてまた機会があれば完全なプライベートの旅行としてゆったりと訪れてみたいと強く感じた今回のチョイ投げ行脚だった。

ちなみに冷凍コノシロは帰宅後塩焼きにして食したが、サッパ同様小骨が多いのが気になるものの、食味は抜群でマイウーだったことを付け加えて今回の特集を終えたいと思う。


<おわり>
取材日:平成18年5月上旬〜同8月上旬


 
今回の特集を記念して、ささやかではありますが、抽選で1名の方に、ベラ仕掛け・ママカリ仕掛けをセットにしてプレゼントいたします。ご自分のハンドルネーム・このサイトや特集へのご感想・メッセージ、をお書き添えの上、「瀬戸内プレゼント希望」と明記し、ご応募下さいませ。当選された方にはこちらから改めてご連絡差し上げます。
<賞品詳細>
株式会社かわせみ針製
「投船兼用 ベラギザミ」 針3号-ハリス2号-幹糸2号 2本針×3セット ⇒ 2袋
「サビキ ママカリ」 針8号-ハリス1.5号-幹糸3号 8本針×1セット ⇒ 2袋
★ベラ仕掛けは全長65pなので扱いやすく、白狐針を使用しているためキスやカワハギ狙いに効果的です。
★ママカリ仕掛けは白サビキで、集魚プレートも同封されているので小型の回遊魚狙いでも効果的です。
※送料は当サイトで負担いたします。
※プレゼント品ですので、賞品到着後のクレーム・返品は一切受けかねますことをご了承下さい。
応募締切 平成18年10月31日(火)

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