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東京湾奥・東扇島を拠点に静岡・伊豆半島や三浦半島のボート釣りなど


2003年6月14日(土)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園・運河側)
天気 曇り時々雨、南よりの風強い、蒸し暑い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮03:38 17:49
干潮10:41 23:05
釣行時間 15:00〜18:30
19:30〜20:30
釣果 20cmメジナ2匹、20〜21cmウミタナゴ3匹(うち1匹リリース)、19〜21cmキス2匹、16cmカサゴ1匹

梅雨入り後初釣行
先日、関東地方もとうとう梅雨入りした。釣り好きに限らず、野外活動をする人にとっては憂鬱なシーズンである。釣りへ行くにも、道具持って気軽にフラフラ〜というわけにはいかない。インターネットの時系列天気予報などと睨めっこしながら、うまく雨にあたらない釣行プランを練らねばならない。この日もインターネットの天気予報では曇りマークのみで、雨マークはとりあえず付いていなかった。梅雨の晴れ間とまではいかないが、梅雨の合間をぬって東扇島へレッツ・ゴー!
昼過ぎに自宅を出発し、まずは何時ものシマヤ釣具店に寄ってみる。聞くところによるとアジはまだ来ていないらしい。しいていえばカゴ釣りで遠くへ投げた人が数匹釣り上げたくらいとのこと。
アジの数釣りは当分お預けのようである。
はてさて今回も東扇島西公園に入ってみる。天気が良くないにも関わらず結構な数の人で賑わっており、お気に入りのポイントもすでに先客で埋まっていたので、とりあえずは少しでも空いているポイントを探し、公園造成中の柵の近くで竿を出してみる。潮も上げ潮なのでちょっとワクワク。
ヘチ探り短竿、ヘチから3mくらいのところを探る磯竿、そして投げ竿の計3本で実釣開始。投げ竿に青イソメを付けている最中に早速ヘチの短竿がグイッとおじぎを始め、竿自体が持っていかれそうになった。「危ない、危ない」と思って上げてみると元気なウミタナゴが掛かっていた。その後も同様の箇所で同サイズのウミタナゴをGET。ウミタナゴは地味で決して珍しくない魚ではあるが、その引きは強烈でかなり楽しませてくれる。

またもやメジナ、そして初キスGET!
ウミタナゴ釣りをしばらく楽しんだ後、思い出したように投竿のほうを見てみると竿先がピクっピクっと揺れている。「おや?何か掛かったか?」と思うものの、根が多い西公園ではサビいてアタリを確認することは自爆行為になりかねない。この日も小生はもとより、根に仕掛けを引っ掛けてしまい竿を弓なりにしている人が結構見受けられた。小生も掛かっているだろうと勝手に信じ、リールを一気に巻き上げる。しかしその手に重みはあまり伝わってこない。「バレちゃったのか?」と思いつつも巻きつづける。すると針先に流線型の物体が掛かっているのがわかった。「おぉ!もしやこれは?」今年初のキスである。しかも投げてキスを釣り上げるのは自己初である。見たところ結構デカイそのキスはオーバー20cmといったところであろうか。頭の中はもはや江戸前のキス天のことしか考えていない(笑)
すると今度は置き竿にしていたヘチ竿がまたも激しくおじぎをしている。おじぎをしたと思ったら、いきなり竿先がヘチの壁のほうへ吸い込まれそうな格好に。「う、まずい!竿が吸い込まれる!」竿が落ちる寸前になんとか手にとり、慎重に巻いてみる
掛かっていたのはメジナだった。先日釣ったものよりもサイズは若干小さいが、引き&岩陰に走りこもうとするその様は相変わらず手ごわいものがある。
時間にして16時を回っている。公園も混雑のピークに。隣りで竿を出している家族釣れのお父さんはさかんにコマセを巻いている。「これはありがたい!」とばかりにそのお父さんの右隣(このとき潮は左から右に流れていた)にヘチ竿を1本持っていってヘチ寄りを探ってみた。仕掛け投入後1分もしないうちにヒット!同サイズのメジナを追釣できた。
その後、ウミタナゴ、キスをそれぞれ1匹ずつ追釣し、18:30にいったん納竿とした。
それから運河側に移動したものの、雨が激しくなってきたのでこちらは1時間で引き上げるハメに。運河側では小ぶりのカサゴが1匹釣れただけだった。アナゴでも釣れれば五目達成だったのだが、小生でもキスが釣れることがわかったので満足。去年の夏、運河のほうではヘチまでキスが寄ってきた。「梅雨明け頃にはもう少し近くまでキスが寄ってくれるかな?」そんな期待を胸に東扇島を後にした。






2003年6月29日(日)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 雨のち曇り、北よりの風弱く、涼しい
潮(芝浦標準) 大潮
満潮03:48 17:43
干潮10:47 23:06
釣行時間 2:30〜7:00
釣果 18〜20cmカサゴ2匹、ミニカサゴ2匹(リリース)、甲幅9〜10cmワタリガニ(イシガニ)2匹

初のカニ釣行
最近、東扇島でもカニが出てきたそうなので今回は趣向を変えてカニ狙いでの釣行となった。
アナゴやハゼなどを狙っていると外道でたまにカニが掛かるのことはあるのだが、あえてカニ狙いで釣行するのは自己初である。事前に上州屋でカニを取るための道具を物色したのだが、大きく分けて2つあり、ひとつは投げ込みようのカニ網で、もうひとつは底に沈めておくための籠状の網である。どちらにするか結構悩んだのだが、予算的なことと持ち運びの面を考え、前者のカニ網に決定。
小雨が降りしきる深夜の西公園で早速試してみた。
天気がいまひとつというこもあってか釣り人の数は結構少ない。
時間は深夜の2時を回っている。潮は大潮の上げ潮。特に西公園では大潮の上げ潮時になると魚の食いが立ってくる傾向にあるようなので、内心ワクワクしながら仕掛けの準備をした。
今回はイシモチ・アナゴ狙いの投げ1本、ヘチ用胴付き仕掛け1本、そしてカニ網を装着させた竿が1本の計3本体制。まず始めは今回のメインであるカニ網を投入することに。エサはサンマで、海中にサンマエキスが広がるよう所々切込みを入れ、それをエサ詰めネットに入れて口を縛った後、足元に沈めた。


30分くらいが経過したが、イシモチ・アナゴ狙いの竿もヘチ竿も無反応。「そろそろ掛かっているかな?」と、恐る恐るカニ網を上げてみる。テレビなどで漁師さんが網を巻き上げている光景が映し出されると、、自分で巻き上げていないにも関わらず、「何が掛かっているか?」と妙にワクワクしながら画面を凝視してしまうが、今回もまさにそれである。自分で巻き上げているだけあって、なおさらドキドキする。
やがてヘッドライトに網が映し出され、よく見てみると網の底のほうに必死にもがいているカニの姿が!。「おぉ!狙い的中!」と喜んでいると、さらに輪をかけて嬉しいことが。。
なんとカニの他に魚までもが網に掛かっているではないか。カサゴである。しかもなかなかの良型。どうやらサンマの匂いにつれられて来たのは良かったのだが、体のイガイガが網に絡まってしまい、身動きがとれなくなってしまったようだ。
捉えられたカニも興奮状態で、ハサミを大きく広げてこちらを威嚇してくる。それにしてもこのカニ、よく言われるワタリガニとは体色が若干異なるようで、ネットで調べてみたところイシガニのようである。イシガニとは言ってもれっきとしたワタリガニの仲間。食味も結構美味とのこと。バケツの中でキープした。
思わぬオマケに喜びつつ、更なる期待を胸に再度カニ網を投入。
その後、1匹目より若干小さいサイズのカニをGETし、投げ竿のほうはこちらの期待とは裏腹にカサゴが掛かっただけであった。
周りが明るくなってくるとカニも寝床へ帰っていったのか、まったく掛からなくなってしまい、早朝にはカニ網が根掛かりしてしまい、そのままロスト。カニ釣りはこれにて終了。通常の「魚狙い」に切り替える。


西公園の達人たち
周囲も明るくなり始めた頃、魚のアタリもぱったり収まり、時を同じくして睡魔が襲ってきた。久々の徹夜である。体は正直なもので、立ったまま手には竿を持っているにも関わらず、コックリ、コックリ。。。
「おっと、いけない!」竿が手から落ちそうになる。立ち寝していて竿を海に落としたなんていう話は聞いたことがない。とりあえず置き竿にし、岸壁の柵を背もたれにしてしばしの仮眠。さすがに熟睡はできるはずもないが、結構イイ感じに体を休めることが出来る。
ふと目が覚め、周囲を見渡すと、いつの間にというくらいの釣り人で混み合っていた。時間にして5時半は回っていただろうか。
すると一人の人が小生の隣りに来て、持っていたタモ網を伸ばして海中を探り始めた。
「何を掬っているんだ?」
その怪しげな(失礼!)動きをジィ〜っと見ていると、タモ網の中にはイシガニが!どうやらヘチにへばりついているカニを採っているようなのだが、小生が足下を覗き込んでもカニの姿は見えない。しかしその人は2匹、そして3匹とカニをGETしている。
「カニがいるのが見えるんですか?」と小生が聞くと、「よーく見ると見えますよ」とのこと。
しかし、いくら目をこらしても小生にはカニの姿が見えない。
そんな驚きを隠せない小生を気にもせず、その人は次から次へとカニを捕まえている。見た限りでも軽く10匹以上は捕獲しているようだった。こっちはサンマ&カニ網を使ってなんとか2匹GETしたというのに・・・(涙
「これだけ人が多いと、色んな人がいるもんだなぁ」と思っていると、今度50代くらいの方が隣りへやってきて竿を出し始めた。細めの磯竿にこじんまりしたスピニングリール。仕掛けはシモリ浮き仕掛け。それにしてもよくコマセを撒いている。
「そんなにコマセを撒いたところで釣れるのか?それにしてもシモリ浮きとはシブいな。ウミタナゴでも狙っているのか?」と見ていると、その方がいきなりグイっと竿を立て、合わせに入った。柔らかい磯竿は三日月状に曲がり掛かった魚体が暴れながら岸へ寄せられる。メジナだった。慣れた手つきのその方は、手返しよく再び仕掛けを投入する。すると瞬く間に合わせに入る。そして2匹目をGET。そんなやり取りがしばらくの間続いた。小生も途中までは数を数えていたが、あまりにもの入れ食いぶりに数を数えるのが面倒になってしまったくらいである。朝6時過ぎの出来事である。朝マヅメというには幾分遅く、潮も激しく引いているためか、釣れている人はほとんどいない。
しかし、そのシモリ浮きの達人だけは違っていた。そんな中、一人だけ「何もそんなに沢山釣り上げなくても…」と言いたくなってしまうほどの数のメジナを釣り上げていた。
7時を過ぎ、こちらはアタリすらなく、公園自体かなり混んで来たので撤収することに。
「いんやぁ〜それにしても西公園にも凄い人が出没するんだなぁ。それに対して自分は・・・トホホ…」
久々に面白い光景を目にした反面、自分の腕の悪さを実感した西公園釣行だった






2003年7月5日(土)
釣行場所 東扇島(運河側・東扇島西公園)
天気 曇り時々雨、東よりの風強い、はじめ蒸し暑く、後涼しく
潮(芝浦標準) 中潮
満潮07:48 21:22
干潮02:18 14:41
釣行時間 17:30〜19:30
21:00〜1:30
釣果 30cmセイゴ1匹、17〜21cmメバル3匹、15cmカサゴ3匹(うち2匹リリース)、小ワタリガニ(イシガニ)1匹(リリース)

久々の運河側だったが。。。
本日もまたまた東扇島へ。
ここのところ西公園へ行く機会が多かったので、たまには気分転換にとばかりに運河側へ入ってみる。目指すは白灯台跡地。ここはどちらかというとマニア的エリアのため、ファミリーやグループなどはあまり見受けられず、タモ持参でフカセ釣りに励む人たちが集まってくる場所である。
17:30実釣開始。東よりの風が強く、いやな予感。とりあえず投げ1本、ヘチ1本、試験的なサビキ1本の計3本でやってみたものの、どの竿にもアタリがない。まぁしばらくは辛抱だなと思いながらも、あまりにもの状況の変わらなさに焦りが出てくる。ヘチ竿で色々探ってみるものの魚は突付いてくれない。
そうこうしているうちに東よりの風が更に強まってきた。波はしぶきを上げ始め、置き竿の竿先も波のせいで上下におじぎをし始め、とてもアタリをとるどころではなくなってしまった。パイプ堤で竿を出していた人たちも次々に帰り支度を始めている。これでは釣りにならないと判断した小生も、そそくさと片付けを始め、何の収穫もないままいったん撤収することに。久々の運河側だったので少しばかり楽しみにしていたのだが、残念な結果になってしまった。


ハリス0.8号vs30cmセイゴ
さて困った。この日は運河側→東京湾側という行動予定にしていたのだが、この風では東京湾側ではとても竿を出す気にならない。考えた末、今回も西公園に行くことにした。こうも頻繁に西公園ンに足を運んでいると、このサイトも「レッツ・ゴー!東扇島!」から「レッツ・ゴー!東扇島西公園!」に改名したほうがいいんでないかい?と最近我ながら感じるようになってきた(笑)が、さすがに自分でもここまで西公園がお気に入りになるとは思わなかった。
島からいったん本土へ戻り、いつものシマヤ釣具店に立ち寄る。カニ網と追加の青イソメを再び購入。いざ東扇島西公園へ。
時間帯の割にそちらこちらに釣り人の姿が覗える。今回も先端よりも少し手前のあたりを釣り座にした。とりあえずカニ網を目の前にポチャンと落とし、各種仕掛けの準備。ヘチ仕掛けの投入が終わり、投げ竿の準備をしていると横でカタカタッという音が。ヘチ竿が横を向いて引っ張られている。公園の柵にリールがうまい具合に引っ掛かり、竿が落ちることだけは免れていた。竿を持つと魚が引っ張っているのがよくわかる。竿を少し立て気味にして巻き上げると久々に良型のメバル君が掛かっていた。針は上唇にしっかり刺さり、まさに理想どおりの針掛りといった感じだった。
「これでボウズはなくなった」
投げ竿のほうはというと相変わらずの根掛かり連発。まともに仕掛けが残って上がってきたためしがない。必ずといっていいほどハリスがちょん切れて上がってくる。しかも今回から道糸を少し太めの6号にしたため、根掛かりして竿を引っ張ってもなかなか糸が切れてくれない。挙句の果てには竿のところで道糸をハサミで切る始末。数十メートルの糸をロストするのは環境的にも経済的にも心苦しいものがある。西公園でまともに投げ釣りが出来るのは先端付近のごく限られた場所なのだろうか。機会があれば先端付近で試してみようと思う。
気を取り直して再びヘチ竿に専念する。色々探ってみると、一定の場所でアタリが連発。そこを集中的に攻めると、カサゴやらメバルやらとコンスタントに掛かってきた。時間にして22:30。ちょっと意外なタイミングで時合にぶつかったようだ。しかも不思議だったのは、その食いっぷりである。1発目のアタリが来て比較的早めにアワセているにも関わらず、釣れる魚は皆、針を思いっきり飲み込んでいる。
ヘチ釣りに夢中になり、その存在を忘れかけていたカニ網を上げてみる。すると1匹だけ小さいイシガニが引っ掛かっていた。今回のはそのサイズも小さかったため、網から外してそのまま海へお帰りいただいた。この後も何度となくカニは掛かっていたようだが、上げる際にブツッという感触とともにバレてしまったようである。この日カニが掛かったのは後にも先にもこれだけだった。
再度カニ網を投入して、置き竿に置いてあったヘチ竿を巻きはじめたその瞬間、根掛かりのような感触が手に伝わる。「やっぱ置き竿にしておくと根掛かりは避けられないな…」と思い、リールに更に力を加えると抵抗は感じられるもののなんとか巻き上げられる。「?? ゴミでも引っ掛けたか?」と思った次の瞬間、いきなり竿が引っ張られた。根掛かりでもゴミでもない、まぎれもなく魚のようだ。
引っ張られたと思ったら次の瞬間軽くなる。これを繰り返すうちに魚体が水面近くに浮かび上がった。
「やはりそうか」
暴れまわっているその魚はセイゴだった。水面までは寄せたものの暴れてそれ以上は上げられない。こちらのハリスはメバル用の0.8号。とうてい無理の出来ないハリスの細さである。奴さんも必死で何度となくエラ洗いを試みる。そうはさせまいとこちらも水面ぎりぎりのところで無理矢理空気を吸わせて弱らせようとするものの、巻き上げようとしたところで暴れ始める。さて困った。タモでもあれば楽勝なのだがブツは車の中に置きっぱなし。しばらく竿を手にしたまま時間だけが過ぎた。
小生は決心した。
「タモを持ってくるしかない」
セイゴの掛かった竿をヘチよりも手前に置き、魚が引っ張っても竿を落とされないようにし、すぐさま車へレッツ・ゴー!公園の先端近くから車まではかなりの距離がある。夜間であるため車も駐車場からさらにはなれたところに停めてある。
往復何分掛かっただろうか。とても長い時間に感じた。
釣り座に戻ると竿はそのままになっていた。海面をのぞくとセイゴもさっきよりグッタリしていた。タモで掬い上げたセイゴは決して大きいサイズではないが、細いハリスで格闘した末のその魚体は普段以上に輝いて見えた。スバル前でフッコを釣り上げたときよりも大きな感動である。単なる自己満足にすぎないが、今回のセイゴは小生の記憶の中に鮮明に残ることになるだろう。
日付も変わり、魚のアタリも遠のいてきた。魚たちもいい加減おやすみの時間なのだろう。
地味な釣果ながらも、いろいろと楽しめたので1:30に納竿に。気付くとまわりの釣り人もごくわずかに。西公園は昼間は混みすぎて釣りにくい環境ではあるけれど、夜中は釣り座の確保にもそんなに困らないので、夜釣り派のかたにはオススメのポイントである。



「めざせ!二級船舶操縦士!」釣り人ならばぜひ持っていたいのが船舶免許。船舶免許取得奮闘記です。


2003年7月12日(土)
釣行場所 東扇島(東京湾側・東扇島西公園)
天気 曇り後雨、北東寄りの風強い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮02:21 17:05
干潮09:42 22:06
釣行時間 19:30〜20:00
21:30〜1:30
釣果 17cmカサゴ1匹、18cmメバル1匹、46cmアナゴ1匹

この日の西公園は不調!?
釣行前、インターネットの天気予報を見てみると、土曜から日曜にかけて曇りのマークに雨マークが混じるという怪しげな雰囲気。「まぁなんとか大丈夫でしょう」と、今回もお気楽に東扇島へレッツ・ゴー!
青イソメを調達するため今回もシマヤ釣具店に立ち寄るが、店先で車から降りるとプゥ〜ンと海の香りが。「ん?店先に出ているコマセの香りか?」いんや、そうではないらしい。東京湾の匂いがここまで漂ってきているようだ。
「これはマズイな…」
東扇島から数キロ離れた地点まで海の匂いが漂っているのは何を意味しているのか。。
ズバリ「風」である。東京湾方向から内陸に向かって強風が吹いていることを意味している。こういう日は間違いなく東よりの風が強く、東京湾側などは釣りもままならない状況であることが多い。
今日は久々に東京湾側でも、と思っていたのだが、早々に不安がよぎる。
イソメを購入後、東京湾側目指して車を走らせる。島内の木々も結構大きく揺れているのが車中からも覗えた。
東京湾側、その中でも羽田寄り突堤の近くまで行ってみるが、釣り人の数が意外なほど少ない。
案の定、風も強いがそれ以上に驚かされたのは海の荒れ方である。半端ではない。これでは釣りにならないだろうと思いながらも、せっかく来たのだし。。。と竿を出す。ヘチ1本と投げ1本の2本で19:30実釣開始。投げ竿を「えいゃ〜」と投げると、みるみるうちに糸が送り出されてとどまるところを知らない。気付くと道糸は右斜め前方からさらに右へ運ばれていく。風・潮ともに左から右へと急激に流れている。ジェット天秤25号はあえなく海底で流されているようだ。こんな状況では40〜50号クラスのオモリでも付けない限り流され続けてしまうだろう。
あまりにもの状況の厳しさに小生は荷物を片付け、車に戻る。メバルの仕掛けを持ってきていなかったことに気付き、来た道を戻って再びシマヤ釣具店へ。
仕掛けを購入したあとはここのところ連チャンで通っている西公園に行くことにした。あそこなら風下だし、ワンド状になっているから潮の流れも緩やかだろうという希望的観測からだったのだが、この予想に関しては見事吉と出てくれた。
今回はいつもよりもさらに先のほうで竿を出すことに。先端角から30mくらい手前のところあたりか。イシモチ狙いの投げに、ヘチ、そしてウキ釣りの計3本体制で気を取り直し再スタート。
開始早々、お気竿にしていたヘチ竿が深くおじぎをしている。巻いてみるとカサゴが掛かっていた。
すると間髪入れずに今度はウキが沈んだ。「おっ、掛かったか?」とリールを巻くが、こちらは針掛りならず、エサだけ取られてしまった。
そして更に続けと、投げ竿の先端がグイッと力強く反応した。
「今日は面白いなぁ、こっちはイシモチ!?」
期待に胸を膨らませてリールを撒く。これが結構思い。「おいおい、イシモチの一荷かい?」と都合のいい妄想。仕掛けが浮かんできたところで獲物がバシャバシャと暴れた。回りは暗くて何が掛かっているのかよくわからないが、引き抜いた瞬間、先ほどまでの妄想はもろくも砕け散った。

針の先に掛かっていたのは、それはそれは元気なアナゴ君。
イシモチの夢は消えたが、旬の釣り物であるアナゴの、しかも大きめのサイズが掛かったのだから、まぁ良しとしましょう!
気を取り直しエサを付け替えていると、一人の方が近づいてきて声をかけて来た。聞くところによるとその方も東京湾側で竿を出していたらしいのだが、風と潮の強さに断念して西公園に避難してきたとのこと。西公園ではテトラ付近を釣り座にしたようだが、モエビでフッコをGETされたらしいが、この日は調子が良くないとのこと。テトラ付近の浅場にもフッコが泳いでいるのかぁ。。意外に感じたが、またひとつ勉強になった。
その方はこうも付け加えた。「夜の8時頃、東洋ワンドでアジを20匹くらい釣っている人がいましたよ。イシモチを10匹くらい上げている人もいました」
「なんですと!」
小生は更に驚いた。ここ最近は「アジはポツポツ」というフレーズがハマってしまった東扇島に、まとまった数のアジが来始めていたとは。。しかもイシモチも来ていたとは。。
恐るべし東洋ワンドである。今年に入ってからあまり注目されていなかった東洋ワンドだが、ここへきてまたまた注目度UP!といった感じか。たしかにあそこは潮の流れが絶妙なようだし。。「去年のソーダガツオフィーバー以来ごぶさただった東洋ワンドにも近々出向いてみるかなぁ」小生の中に妙な下心が芽生えた(笑)
そんな羨ましい話とは裏腹に、小生の竿は相変わらず大人しいまんま。するとそこへ先端付近で竿を出していた方が「こんばんわぁ」と近づいてきた。「今夜はやけに話し掛けられるなぁ」と思いながらも、現地で色んな人と会話を交わすのが好きな小生。早速現時点までの貧果を報告(涙)
その方は「このあたりでシモリ浮き仕掛けでメジナをたくさん釣っている人がいると知って来てみたんですが…」と、おっしゃり「その人なら先日、私の隣りでメジナをバンバン釣ってましたよ」と答える小生。
「ん?このHPに書いてあった内容だなぁ」と思いながら尋ねてみると、その方はこのサイトを見て公園先端付近にいらしたとのこと。
さらに自分の釣行記(コレ)にメジナ名人の話を書き込んだことを告げると、その方は「もしやレッツ・ゴー・・・の?」と聞いてこられたので、恥ずかしい気持ちを抑えながら「あのHPやってるの私なんです・・・」と答えた。するとその方は「ゆっちんの相方です」と自己紹介された。
「え!そうなんですか!」
またまた大ビックリ。いつもサイトに投稿して下さっているゆっちんさんの相方さんだったとは!
こういうこともあるんだろうなぁとは思っていても、実際に直面すると恥ずかしながらも嬉しいものである。また、「レッツ・ゴー〜」をやっていて良かったなぁと思う瞬間でもある。
その後相方さんは馴染みのテトラ付近へ移動され、公園の先端付近は小生一人だけに。
しばらくしてヘチを探っているとコツっ、コツっという細かいアタリが。「ん?なんか食ってるな」と思っているや否や竿がグググッと引っ張られた。「やられた!」と思いリールに手をかけたが時既に遅し。魚は根に潜ったまんま出てこようとはしない。万事休す。焦って竿を引っ張ってしまい、ハリスからプツン。アタリの感じからいってアイナメっぽいような感じもした。
その後なんとかメバルを1匹追加したが、時計の針が1時半を指す頃雨が降り出したので納竿に。
釣果は寂しいものの、普段このHPをご覧下さっている「ゆっちんの相方」さんにお会いし、お話することが出来たのでとても心地よい気分で家路につくことができた。
フッコフィーバー、コウイカフィーバー以来、いまいち盛り上がりに欠ける東扇島だったが、そろそろアジもいい感じなのか。この夏の東扇島に乞うご期待!






2003年7月20日(日)
釣行場所 東扇島(東洋ワンド・東扇島西公園)
天気 曇り後時々雨、東よりの風弱い
中潮
満潮08:34 21:28
干潮03:02 14:54
釣行時間 19:30〜22:30
23:30〜6:30
釣果 14〜24cmメバル5匹、18cmソイ1匹、19〜22cmメジナ2匹、ミニカサゴ3匹(リリース)

今年初の東洋ワンド
先週、東洋ワンドでアジ・イシモチが好調だったようなので、後に続けとばかりに今年初めての東洋ワンドへ行ってみた。
現地に到着したときはすでに暗くなっており、釣り人の数も思ったほど多くはない。とはいえ、ワンド角は相変わらずの人気ぶりで投光器持参のグループがすでに竿を出している。小生はワンド角から少し入ったところで竿を出してみる。前方はるかかなたにはドンッという音とともに横浜港の花火が上がっているのが小さく見える。
19:30、トリック仕掛け1本、イシモチ用の投げ1本、チョイ投げ1本の計3本で実釣開始。
結果から言うと、3本ともに不発。アタリすらなかった。
あまりにもつまらないのでワンド角へ偵察に行ってみると、投光器に照らされているところでサッパがポツポツ掛かっているようで、その中にアジがたまに混じる程度だった模様。
投光器のグループで型は見られたものの、それ以外の人は誰も釣れている様子はなかった。

タナ合わせがドンピシャ!24cmメバルも登場!
結局、東洋ワンドでは3時間という時間を費やしたにも関わらずまったくの坊主。このままではマズイ、釣行記に魚の写真をUPできなくなる・・と切羽詰った小生は、名誉挽回とばかりに馴染みの西公園へ行ってみた。
深夜23:30、今回も公園の先端寄り
で竿を出す。ヘチ1本、投げ1本、ウキ1本の計3本体制。
最初にアタリが来たのはヘチ竿だった。オモリが着底するや否や、ググッというアタリ。反射的にアワセてみると、掛かったのは12cm程度のミニカサゴ。小さいサイズの上、針もすぐに外すことが出来たのでリリース。
その後、ポツポツとアタリが来る中で小型のメバルを1匹追釣。
しばらくの間は落ち着いた時間が過ぎ、釣り人の数が一番減る午前2時を回ったあたりで嬉しい変化が出てきた。今まで無反応だったウキが反応を示すようになったのだ。
2:30頃、ウキが潜るように沈んでいったのでリールを巻いてみると20cm弱のメバルが。そして手返しをするとまたまたウキが沈み今度はソイが針掛り。
そんなこんなしていると、2〜30mくらい駐車場寄りのところで慌ててタモを出している2人組のグループを発見。何か掛かったようだ。獲物はバタっという音とともに着地。現場へ急行すると、立派なメジナが上がっていた。上げた方の連れの方がすかさずメジャーで計測。でっぷり太ったメジナは32cmだった。
普段はウキ釣りを得意としない小生だけに、今夜ばかりは心が弾む。これは置き竿にするのはもったいないと、終始竿を手で持つことに。
すると再びウキが怪しげな動きを示す。「魚がつついてるな。慌てない慌てない、タイミングを見極めてアワセてやろう」ウキが数回波紋を作った後、すぅ〜っと潜っていった。「よし!確保!!」と一気に竿を立てると見事針掛り。リールを巻く手にも力が入る。掛かった獲物はなかなかの引きを見せ、竿もイイ感じにしなっている。バシャバシャと暴れながら現れたのは久々に見る大きめのメバルであった。この西公園、ヘチ寄りにも根魚は居付いているようだが、少し沖目のほうが型がいいらしい。後々計ってみるとこのメバル、体長24cmで自己3位のサイズだった。
久々に入れ食いを堪能していると雨がポツポツ落ちてきた。文字通り水を注された感じであったが、雨足が強くならないうちに片付けようと、バケツに入っていた水を捨てているとまたもやウキが沈んだ。「おぉ〜大変大変」と、バケツを持っていた手を竿に持ち替え、リールを巻き上げる。今度も引きが強いが、さっきのメバルの時とは異なりシャープな感じの引きである。
「おぉ、もしや?」
上がってきたのはメジナだった。メバル、ソイからメジナまで掛かるとは、偶然とはいえタナ合わせがズバリ的中したようだ。雨は少しずつ収まり、しばらくすると完全に上がってくれた。
その後もタナを変えずに続けたところ、アタリは連発。ウキの動きと合わせ方のタイミングが不慣れなせいか、針掛りしなかったり一瞬針掛りしても巻き上げるときにスッポ抜けしてしまったりというもったいない失敗も多かったが、メジナ、メバル、ミニカサゴを追釣することができた。
夢中になっていたせいか時間が経つのも忘れ、周囲はすでに明るくなり釣り人の数もだいぶ増えてきた。日付は21日の朝6時。そろそろスタミナ切れを感じたので納竿とした。
普段は胴付き仕掛けがメインだったが、今回初めてウキ釣りの楽しさを堪能することができた。
以前目撃したメジナ名人には依然程遠いが、ウキの動きと、それに対するアワセのコツも何となく解ったので今回は色々と収穫の多い釣行だった。



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2003年7月27日(日)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 曇り、北寄りの風、肌寒い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮02:45 17:02
干潮09:50 22:16
釣行時間 1:30〜8:00
釣果 13〜20cmカサゴ5匹、23cmメジナ1匹

今回はイマイチの結果に… (そんなわけで釣行記も少し短め!?)
前回の釣行でウキ釣りの面白さにハマってしまった小生は今回も西公園に足を運んだ。
東扇島へ向かう車中の中で、前回のハイライトシーンが頭の中を駆け巡りつつ、今回はあぁしてこうして等と都合のいい妄想を膨らます。そして西公園に到着し、車をゲートの前へ置いて公園の先端方面を目指して歩き出した。
「今回も夜中だから釣り場は空いているだろうなぁ」などと考えながら先端付近に近づくと、、、
「うぉっ!」
声にこそ出さなかったものの、顔にはそのように書いてあったかもしれない。
先端付近はすでに何組かの釣り人が各々数本の竿を出しており、とても入る隙などない。
中には小さいテントまで張って気合い充分のグループもいる。
先週は空いていたのに今週はいったいどうしたというのだ!?
仕方なしに、先週より幾分駐車場よりのポイントで実釣開始。時計の針は深夜1時半を指している。今回はヘチ釣りとウキ釣りの2本立て。
ウキ仕掛けを投げ込み、ウキがゆらゆら漂っている間にヘチを探ってみる。
いくら探ってもアタリはなし。一度それらしきものがあったのだが、針掛りどころかエサすらもかじられていなかった。そして困ったことに今回はやたらと根掛かりする。スペアの仕掛けを1本しか用意してなかったことに気付いたものの、ここまで来てはどうにもならない。1時間後には早くも仕掛けが底をつき、ヘチ探りはあっけなく終了。
ここからはウキ仕掛け1本だけが頼みの綱だ。しかしウキ仕掛けのほうも依然として何の反応もない。それにしても徹夜の釣行というのは体にかなりしんどい。今回は仕事を終えてからの釣行である。1週間分の疲れがたまった状態での釣行ゆえ、時たまこっくりこっくりと船を漕いでしまう(笑)
朝4時になり夜が白々と明けてきた。それにつれ釣り人の数も一人、また一人と増えてくる。
先端付近は相変わらず混雑状態。そんな中、ウキに変化が表れた。時間は朝の5時。GET第一号はカサゴ君だった。そして30分後にもまたカサゴを追釣。
6時半になったとき、今までよりも大きくウキが沈んだ。慎重にアワせると、竿を握っている手に魚がのった感触が伝わってきた。その獲物はこちらの巻き上げようとする力に対して果敢に抵抗してきた。岸まで手繰り寄せてみると本日1匹目のメジナだった。
それからも何度となくウキが沈んだのだが、上がってくるのはミニカサゴだけだった。いつもはチヌ針2号を使っているのだが、今回はチヌ針1号というかなり小さな針しか用意できなかったので、ミニカサゴはどれも針を飲んでしまっていた。かわいそうなことをしてしまったと自責の念を感じながら、それらをクーラーボックスの中に。
これ以上続けてもミニカサゴしか掛からないだろうと判断した小生は、朝8時納竿に。
今回は渋い状況だったもの、アタリがきたのは前回同様引き潮のときだった。
前回より少し深めにタナをとってはいたものの、ウキ釣りでカサゴばかり掛かるというのはちょっと意外。次回こそはもう少しいい結果を!と期待しつつ、西公園を後にした。



アウトドア&フィッシング ナチュラム


2003年8月10日(日)
釣行場所 東扇島・江戸川放水路
天気 晴れ、南よりの風強く、かなり暑い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮02:16 17:02
干潮09:38 22:05
釣行時間 8:00〜12:00
15:00〜18:00
釣果 超ミニセイゴ2匹(リリース)、5〜7cmハゼ25匹

台風一過の東扇島は?
気になった小生は確認すべく朝から東扇島にレッツ・ゴー!
天気予報だと南よりの風が吹くということだったので、今回はパイプ堤に行ってみた。
朝8時、すでに数人のクロダイ師が堤防に上がっており、空いているところを見つけて、トリックサビキと投げの計2本で実釣開始。海は嵐でだいぶかき混ぜられたようで白く濁っている。
「これは釣れないな…」
小生の予想は悲しくも的中し、サビキ・投げともにまったくの無反応である。
台風一過ということもあり天気は良好。気温もグングン上昇しているのがわかる。
あまりにも退屈なので仰向けに寝てみる。
視界には一面青空が広がり、その中を白いカモメたちが飛んでいく。。。
「素晴らしいコントラストだ…」などと思っているうちにいつしか意識が遠のいてく。
何分ぐらい寝ていただろうか。ふと気付くと両腕は真っ赤に焼け、顔もかなり火照っていた。
投げ竿を見ると、ピクッと揺れている。
「掛かったな」
そう思ってアワセを入れ、巻き上げてみると10cm代前半のミニセイゴが掛かっていた。
とりあえずこれはリリース。しばらくしてから同サイズのミニセイゴを1匹追釣したものの、トリックサビキの方も反応は無く、昼に納竿とした。


季節の風物詩を堪能
こんな釣果で寂しい小生は、衝動的にハゼ釣りがしたくなった(なんでやねん?)
ここのところ色んな雑誌や新聞でハゼ釣りの記事が採り上げられており気にはなっていたのだが、どうしても東扇島に足が向いてしまい、なかなか挑戦することができなかった。今回はいい機会だとばかりに、車を一路浦安方面に走らせる。
途中明治通り沿いの「キャスティング」に立ち寄り情報収集。
店員さんがいろんなハゼ釣りスポットを教えてくれたが、その中でも確実に釣れるのは江戸川放水路とのこと。江戸川放水路のハゼ釣りはかなり有名だが、小生は未だ未経験。現地への行き方を教えてもらうと早速江戸川放水路へレッツ・ゴー!
国道357号線をディズニーランドを横目に車を走らせると、ほどなくして江戸川をまたぐ市川大橋に差し掛かる。橋を渡りきったところで脇にそれて川と平行に進むとやがて釣宿が見えてきた。あたりには路駐の車が沢山あり、そのなかの空いているスペースを見つけ車を停める。
釣り座までは少しの徒歩で着いた。水面からは木の杭が沢山出ており、岸辺もアシのような草木が沢山生えている。そして底は砂地。絶好のハゼポイントである。岸辺はとても浅く、よく見てみると沢山の小さいハゼが泳いでいるのがわかる。四番子といったところのサイズだろうか。
ノベ竿にガン玉を付けたハリスを装着したミャク釣りに挑戦。しかし今回は風が強く、糸はフケ、アタリをとることが出来ない。そこで竿を穂先の柔らかいヘチ竿に換え、錘を中通し1.5号に換えてみると効果覿面。仕掛けが着底するやいなや(といっても水深はヒザくらい)アタリが連発。
水中のハゼの様子がよくわかり、針先の青イソメを数匹のハゼが奪い合いあっている様がなんともかわいらしい。
とはいえ、サイズがかなり小さいため、アワセをうまくしないと針掛りしてくれない。
すると隣りで釣りをしていたカップルの彼氏が話し掛けてきた。年のころはハタチ前後くらいだろうか、どうやら投げた仕掛けが根掛かりしたらしい。

彼氏:「あのぉ〜すみません・・・」
小生:「はい」
彼氏:「リールを巻こうとしても巻けないんですがどうしちゃったんでしょうか?」
小生:「???」
彼氏:「・・・」
小生:「おそらく針が底の岩とかに引っ掛かっちゃったんじゃないですかね」
彼氏:「どうすればいいんでしょうか?」
小生:「???」
彼氏:「・・・」
小生:「これは思いっきり引っ張って切るしかないかも知れませんね」
彼氏:「はぁ…」

(心なしか遠慮がちに引っ張る彼氏。なかなか切れてくれないハリス。どうにも見ていられない小生)


小生:「貸してもらえますか?」
彼氏:「はい!」

(グイッと引っ張ったら簡単に切れてくれた。運良くオモリと天秤は残って帰ってきた)

小生:「はいどうぞ」
彼氏:「ありがとうございます」(かなりホッとしている)
小生:「どういたしまして」

なんとも妙な会話である。今までにも釣り場では「釣れますか?」「仕掛けは?」「タナは?」などという質問をされることは多々あったが、今回のような質問を受けたのは初めてである。
「日本の将来は大丈夫だろうか。。と余計な心配をしながらも、「まぁ最初のうちはみんなそうだろうな」、と初々しくも感じた。
肝心な小生の釣果は、こちらも初々しいハゼをそこそこ上げることが出来た。
東西線の鉄橋の向こうに日が沈みかけた6時頃に納竿とした。
江戸川のハゼは他のところよりも小ぶりではあるが、手軽に多数釣れるようである。自分のお気に入りポイントがまた一つ増えた。

足場はゴロタ石が積み重ねられていてなかなかいい感じ。
多数の杭と、岸辺の草が「いかにも!」という雰囲気をかもし出している。
(遠くに見える赤い橋が市川大橋)



海釣り・釣り船予約サイト「釣割(ちょうわり)」


2003年8月13日(水)
釣行場所 静岡県沼津(片浜海岸・静浦港)
天気 曇り時々晴れ後雨、あまり暑くなく快適
釣行時間 4:30〜11:00
15:30〜20:00
釣果 30〜35cmソウダガツオ5匹(うち1匹ヒラソウダ)、フグ1匹・ネンブツダイ数匹・ミニカサゴ2匹・ゴンズイ1匹(いずれもリリース)

青物求めて夏の駿河路へ
久々の大型連休ということもあり、今回は青物が好調という静岡県の沼津へ行ってみた。目指すは青物釣りのメッカ、片浜海岸。自宅を深夜12時に出発し、東名東京インターから東名・小田厚道路を経由し、イチコク(国道1号線)で箱根を越えて沼津市へと降りるルートを使う。途中箱根の山中で濃霧に包まれ視界が5メートルしかないような状況にあいながらも3時間で沼津市に入ることが出来た。
片浜海岸への道順と、夜中でもやってる釣具屋を聞くために、深夜の交番に駆け込む。おまわりさん曰く「旧コクイチをまっすぐ行きますと左手に木の茂みが連なっていますので、その向こう側が一面片浜海岸です。夜中やってる釣具屋は…聞いたこと無いですね」とのこと。東京や神奈川の人は国道一号線を通称「イチコク」と言うが、箱根の山を越えてからは「コクイチ」と呼ばれるようになる。「コクイチ」という響きを聞くと「あぁ、静岡に来たんだなぁ」と実感する。
しばらく沼津市内を徘徊すると24時間営業の釣具屋に遭遇。立ち寄って仕掛けを購入。初めて行く場所でもあったので、店員さんからの情報収集も忘れない。
話によると、台風10号の影響で青物の回遊がイマイチとのこと。とりあえず当地では定番の片浜仕掛けとアミコマセをGETして片浜海岸へレッツ・ゴー!
ポイントに到着したのが朝の4時。まだ暗く、数ヶ所で海中電灯の明かりがちらついて見える。「結構空いているじゃないか」気持ちにも余裕が出来、仕掛けの準備を始める。
30分が経過し、あたりが明るくなり始めた。
「うぉっ!」
片浜海岸は青物狙いの人でいっぱい。ピーク時は300人ほどの人が所狭しと竿を出すらしく、釣り人同士の間隔は3メートル以下になることも。オマツリなんて当たり前。この日の人出はその半分以下だったが、慣れない小生にとってはこの人数でも驚き。

ポイントから徒歩で行ける距離にあるローソンで朝飯に購入した「シーチキンわさびマヨおにぎり」パッケージには静岡限定と銘打ってあった。
食品業界では、新製品は最初に静岡限定でマーケティングリサーチのためにテスト販売し、好調だと全国展開するという流れがある。
このおにぎりも結構ウマかったので全国販売の日も近いか!?
ふと海岸線を見ると、遠くまで人・人・人!
今まで暗くてよく見えなかったが、実は夜中の間に沢山の人が釣り人が待機していたらしい。この片浜海岸の人気ぶりがうかがえる。
ほとんどの人が片浜仕掛けを使用し、ところどころでメタルジグが投げられているといった感じだ。小生も初めての片浜仕掛けで実釣開始した。海面は穏やか。ナブラも立っていなければ、青物の群れらしき波も立っていない。周りを見ても誰も釣り上げている気配はない。
するとしばらくして投げておいた片浜仕掛けの子ウキが沈んだ。
「小物か?」
巻いてみるとそれはフグだった。
プク〜っと膨れた魚体を速やかにリリース。
1時間経過した頃、隣りでソウダガツオが、さらにその隣りで小さいワカシが掛かった。
しかし小生のほうはまったく変化なし。
まったりした状況が続く中、隣りで竿を出していた年配の方に声をかけてみる。
その方は片浜海岸から程近いところにお住まいのようで、それまでは埼玉に住んでいたらしい。10年程前に営業で静岡近辺に来ていたときに片浜海岸を見つけ、ナブラが立つ中での青物をバンバン上げる釣りに魅了され、いつかはこの近くに住みたいという夢を、会社勤めをリタイヤした後に、奥さんと一緒に実現させたとのこと。今では埼玉の実家は息子夫婦にまかせ、春は山で山菜採り、夏は海で釣りにと、羨ましくなるようなスローライフを謳歌されいるといったお話を伺った。このご時世、そんなスローライフに憧れる人は沢山いるだろうが、実現されるとは恐れ入ったもの。知らない土地で初めて会った人とこういう話ができるのも釣りの面白さではないだろうか。

時刻はすでに10時をまわっているが、誰も釣り上げている様子はなく、帰り支度を始める人も増えてきた。小生も正午には諦め、お話をして下さった隣りの方に挨拶し、釣り場を後にした。
即日リベンジ決行!
このままでは大変だ。遠路はるばるやって来てボウズではままならない。最悪、残念賞として物産店で干物でも買う手もあるが、それではちょっと悲しい。
考えた末、夕マヅメの回遊を狙い静浦港へ行ってみることにした。ここは沼津では有名な回遊魚スポットで、ワカシ、ソーダはもちろんのこと、タチウオ釣りやマダイ釣り、イカ釣りなどで沢山の釣り人を魅了している。当然のことながらアジの実績も高いらしい。
去年の某雑誌にここのことが写真付きで掲載され、ソウダガツオが爆釣だったとのことで、薄々気になっていた場所でもあった。
静浦港はすでに沢山の釣り人の車でひしめきあっていた。ナンバーを見ると、所沢やら多摩やらと、普段馴染みのあるナンバーの車が多い。お盆休みを利用して東京周辺からも沢山の釣り人が来ているようだ。
堤防もかなり混んではいたのだが、そんな中偶然にも堤防入口近くに空いているスペースがあったのでそこを釣り座とした。
周囲は投げサビキの人と、ヘチサビキの人の2パターン。
この日はソウダガツオの活性があまり高くないようなので、ここでは片浜仕掛けは使わず、少し中層狙いの投げサビキを使うことに。

15:30実釣開始。
こちらの堤防も釣り上げている人はいなく、まったりムード。しかし、ほどなくして近くで投げサビキをしていた人の竿が大きくしなった。周囲の人たちが注目する中、ソウダガツオが上がった。
「いいなぁ…」
そう思っていると手にしていた竿がグィッグィッと少し引っ張られた。
「誰かとオマツリしたみたいだ(悲)」
と道糸の指すほうを見るとウキがない。もしや?と思いつつも他人の仕掛けと絡まっていたのではマズイな、と気を使いながら少しずつ巻いてみると、次の瞬間、強烈な勢いで竿が引っ張られた。オマツリなんかではない。明らかに1年前に東扇島で経験したあのヒキである。
「とうとう来やがったな!」
こうなったら遠慮はいらない。走り出す獲物を相手にそれをねじ伏せるかのごとくリールを巻き続ける。
上がってきたのは1年ぶりに釣り上げるソウダガツオ。
地面に上げられ小刻みに震える魚体に、散歩していた家族連れなどが驚く。子供なんかは「すげぇ〜」といって大ハシャギである。
すると今度は先ほどソウダガツオを上げた人にまたもやヒット。
港にソウダガツオが入ってきたようだ。
すると後を追うかのように小生のウキも沈んだ。リールを巻こうとしてもロックされたかのごとくビクともしない。ドラグを緩めておけばよかったものの、完全に閉めてあったのでかなり辛い。
とにかく竿を思いっきり立て、少し余裕が出たらその隙にリールを巻くという作業を繰り返すと獲物が水面近くまで上がってきた。よく見ると2匹掛かっている。しかもその後を追ってさらにもう1匹がサビキに食いつこうとしているのが見えた。
何匹も掛かったら上がらない。「もうやめてくれ〜!」と思いっきり竿を引っ張る。
3匹目は掛からなかったものの、2匹のソウダガツオが掛かっている。竿は大きくしなり、うなだれている。
「これをどうやって上げようか…」
ス●ミ釣具で、修復歴のある竿である。とうてい無理はできない。いちにのさん!で堤防に上げる。堤防に上がった2匹のソウダガツオを見て、通りかかった地元の長老(!?)らしき人が声を上げた。
「おぉ〜これはヒラではないか!ヒラじゃヒラじゃ!」
確かによく見ると1匹だけ微妙に形が違う。
一荷で上がったうえにヒラソウダまで混じっていたとは思わぬ収穫である。
その後もソウダガツオを2匹追釣できた。
ヘチに置き竿にしていた胴付きメバル仕掛けにはネンブツダイやらゴンズイやら嬉しくない外道しか掛からなかったが、久々にソウダガツオの引きを楽しめた。欲を言えばワカシやイナダあたりが掛かって欲しかったが、おみやげがしっかりできたので満足。夜8時に納竿し、釣り場を後にした。

あと1ヶ月もすれば東扇島でも青物の便りが聞かれるのだろうか。東京湾奥で青物の上がる日が今から待ち遠しい。

静浦港の堤防中心から西伊豆方面を望む。中央の小さい山は淡島。釣り禁止だったが、最近になって解禁となったので注目されているスポット






同じく富士方面を望む。写真では解りにくいがかなりの人でごったがえしている。
堤防自体そんなに大きくないので、混雑時は事前の場所取りが必至となる






2003年8月18日(月)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 霧雨、風弱く、肌寒い
潮(芝浦標準) 中潮
満潮08:11 20:21
干潮02:19 14:08
釣行時間 3:30〜11:00
釣果 45cmフッコ1尾、16〜18cmメジナ4匹、22cmメバル1匹
(以下リリース)ミニソイ1尾、ミニメバル1尾、ゴンズイ1尾

30cm級アジ&フッコ&メジナ&ゴンズイ&釣り船・・・ なんでもござれの西公園
それにしても今年のお盆は天候に恵まれなかった。
皮肉なことに世間が通常稼動し始めるころに晴れ間が出てくるというのがなんとも腹立たしい。
そんなわけで天気の回復を見込んで18日(月)未明に東扇島西公園へ行ってみた。
現地は霧雨が降りしきり、肌寒く、公園内で竿を出している人は誰もいなかった。まさに貸切状態。
海のほうに目をやると、ここのところ満足な食事もできなかったのか、あちらこちらでフッコが飛び跳ねている。
「今回は期待できるかも。。。」
3:30に公園の中央あたりで実釣開始。ヘチ竿1本、メジナ・メバル狙いのウキ仕掛け1本の2本体制で、最初にアタリがきたのはヘチ竿だった。グイングインという引きが手に伝わってくる。巻き上げる間も体をクネクネさせているのがよくわかる。アイナメ?そんなことないだろう。。やがて水面に魚体が現れた。しかし霧雨のせいではっきりと見えない。眼の前まで持ってきてヘッドライトの光を当ててみると、それはそれは可愛らしい黄色と茶色のしま模様のナマズだった。。。
って、おぃおぃ!こんなところにナマズが泳いでいるわけないだろ!
いやぁ、こいつが東扇島にもいたとは。
先日の沼津釣行のときも掛かってしまったが、東扇島でもゴンズイを釣り上げるとは思わなかった。
仕方なしにハリスからプッツンして、海へお帰りいただいた。
気を取り直し、ヘチ竿の胴つき仕掛けを再度投入。オモリが着底するかしないかのうちにグイグイッという引きが。合わせる間もなく最初のアタリで針掛りしたようだ。魚はブルブルブルッと暴れている。短小のヘチ竿を曲がらせながら上がってきたのは良型のメバルだった。エサを付け替えていると、今度は柵に立てかけておいたウキ仕掛けの磯竿がバタンと倒れた。いきなりのことで驚いたが、よく見ると竿先が曲がって引っ張られている。
「おっ、何か掛かったな」
リールを巻こうとするが、魚は物陰にでも隠れようとしているのだろう。ビクともしない。しばらく竿を張り、何度となく引っ張ってみると魚が動き出した。竿を張っては巻き、張っては巻きの作業を繰り返す。相手もなかなか力が強い。引き方からしてセイゴ、いや、フッコかもしれない。ハリスは1.5号なので脇にタモ網をスタンバイしつつ慎重にたぐりよせる。現れたのは久々に見るフッコだった。暴れてなかなか網に入ってくれなかったが、何度か試みるうちにようやく網に収まり、一件落着。後検45cmのフッコだった。

その後今度は置き竿にしていたヘチ竿がカタカタっと音を立てた。竿を持った瞬間、魚が走り出した。こちらに掛かったのは小ぶりではあるがメジナだった。
今回はなかなかおもろい。。なんて思っていると夜が白々と明けてきた。
カサッ、カサッ、カサッ、、、
人の足音が聞こえる。よく見ると釣りの道具を持っている。本日2人目の釣り人である。通り過ぎる際互いに会釈を交わす。その方は先端まで行き、サビキ釣りを始めた。
「そういえば最近のアジの調子はどうなんだろうな…」
そんなことを考えているとまた一人の釣り人が近づいてきた。
足音が小生の近くで止まった。
「ん?」
その人は釣り人が2人しかいない西公園で、小生から5mとも離れていない場所で竿を出し始めた。
「なんでこんなにガラガラなのに、脇で竿を出し始めるんだ?」
不思議に思った小生がその人に近づいてみる。
「おはようございます」
いきなり挨拶された。
こちらが不審に思っていることを薄々察したのか。
その人に話を聞くと、小生が竿を出していた、公園の中央付近は良型メジナのベストポイントとのこと。
「ん〜〜、、この西公園はよほど先端に行かない限りほぼ全域でメジナは狙えるはずだし、良型を狙うならむしろテトラ付近のほうが…」と思いながらも、先端方面に移動しようとしていた小生は、その人に「頑張ってくださいね」と挨拶して先端よりへ移動。ウキ釣りを再開した。
すると先ほど会釈して先端へ歩いていった方が、竿をしならせ右手にはタモ網を構えている。しばらくの格闘の末、綺麗な魚体がタモ網に収まった。
「セイゴかな?」
思わず駆け寄る小生。上がった魚を見てビックリ。それは30cm近いサイズのアジだった。噂には聞いていたが、これほどのサイズのアジを東扇島で見るのは初めてある。釣り上げたご本人に話を聞いてみると、稀ではあるがたまにこういうのが掛かるとのこと。サビキ専門でタモ網持参ということは、その方も尺アジ狙いで来られていたのだろう。
「西公園って結構奥が深いのね〜」なんてしみじみしていると、沖から1隻の釣り船がやってきた。
「あれ?あの船、ついさっき沖に出たばかりでは。。。」と思っていると、公園の中央付近に近づき、岸から数十メートルのところで旋回したのちに停まった。
「はい、どうぞ」
船頭さんのマイクの声が聞こえる。
「はい、どうぞ? こんなところでおっぱじめるのか!?」
小生のところからは離れていたのでこちらに支障はなかったが、公園の中央付近で投げ釣りやルアー釣りをしている人にとってはたまったもんじゃない。投げれば明らかに当たる距離である。
その釣り船がどういった理由でこんなところへ来たのかは知る由もないが(沖が荒れていたのか、全然釣れなかったのか…)何もこんなところでやらなくても…と笑ってしまいそうになった。
はてさて、その後の釣果はというと、ウキ釣りで2匹、ヘチ釣りで1匹、計3匹の小メジナを追釣した。
30m位隣りでは、ルアー釣の人が立て続けにフッコをヒットさせている。依然、フッコの活性も高いようである。
霧雨もすっかり上がった午前11時、エサも底をついたので納竿に。
今回の西公園釣行はなにかと楽しむことが出来た。それにしても釣り船までが寄って来るとは西公園もたいしたものである。帰る頃には、平日というのに沢山の釣り人が竿を出していた。駐車場も半分くらい埋まっている。欲を言えば、この西公園も、もう少し空いていれば最高なんだけどなぁ〜

東扇島にもゴンズイがいたとは。。。
釣り上げたらハリスごと切って、即リリース!






2003年8月31日(日)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園・東洋ワンド・パイプ堤)
天気 明け方まで曇り、後晴れ
潮(芝浦標準) 中潮
満潮06:59 19:18
干潮00:58 13:17
釣行時間 22:30(30日・土)〜4:30
5:30〜8:30
11:30〜14:30
釣果 16cmカサゴ1尾、16cmソイ1尾、カタクチイワシ多数、サッパ多数、(以下リリース)ミニセイゴ2尾、ミニカサゴ1尾

ヤケクソの長時間釣行
釣りというのは本来楽しむものである。
そんなことはわかっているのだが、自分の思い通りにならないのもまた常である。
今回の釣行はその典型的なパターンだった。
そのため今回の釣行記はかなりの短縮パターンでレッツ・ゴー!
日付が変わる少し前の土曜22:30、東扇島西公園で竿を出す。ウキ釣り1本と、胴付きメバル仕掛けを装着したヘチ竿1本の計2本。
ヘチ竿のほうには何度となくハッキリしたアタリがあり、カサゴやミニセイゴを掛けることが出来たが、ウキ釣りのほうは全くの不発。エサを付け替えようとリールを巻き始めたとき、動くエサに反応したのか、12〜13cm程度のミニセイゴが食いついただけであった。
あまりにも不調だったため、メバル・メジナ・カサゴ…とにかく何でもござれとタナを深めにした。
この判断が大きな誤りだった。ウキ釣にも関わらず根掛かりを連発させ、メジナ・メバル狙いの仕掛けが底をついてしまった。仕方なしにバッグに入っていたチヌ針3号(ハリス2号)を応急処置として使ってみたが、針もハリスも若干大きいサイズのためか、まったく効果なし。
明け方近くになり、サビキ釣りでもしようかと公園先端付近を見渡すと、すでにかなりの釣り人が入っている。これはスペース的にキツイと判断した小生は東洋ワンドへ急行。
しかし、こちらもかなり混雑していて、どこで竿を出していいかわからない。人気ポイントである、ワンド角なんかは釣り人の密度がかなり濃い。角から少しワンドに入った辺りになんとかスペースを
見つけトリック仕掛けを垂らしてみる。すると程なくして竿先がグイグイおじぎを始めた。上げてみるとかなり15cm程度のカタクチイワシだった。サイズ的にカタクチイワシとしてはこれくらいがMAXだろう。その後もカタクチイワシとサッパが入れ食いまではいかないものの、コンスタントに上がってきた。ちょっと期待していたアジは1匹も掛からず。周囲でもアジはほとんど上がっていないようだった。唐揚げ用のカタクチイワシと、ママカリ用のサッパを数匹だけキープし、そそくさと場所移動。
今度はパイプ堤である。本当は羽田寄りの突堤でのんびりと竿を出したかったのだが、南寄りの風が強いために急遽変更。
ここのところパイプ堤に関する話題をあまり耳にしないが、釣れていないのだろうか。釣り人の数もまばらで、とても日曜日の東扇島とは思えない。
朝まで曇っていたが、昼頃より青空が広がり灼熱の地獄、、、失礼、熱帯の楽園と化した東扇島。
ロケーションはいいのだが、肝心なお魚のほうはほとんど気配なし。トリック仕掛けでサッパが2匹掛かっただけで、投げの仕掛けには何にも掛からないどころかエサすら食われない。
午後2時半に完全納竿。
あまりにも不本意な釣況のまま進行したため、気付いたときにはかなりの長時間釣行になってしまったが、青空の下、顔や腕がさらに日焼けし、疲労感ばかりが残る釣行となってしまった。
今回は楽しむというより、なかばヤケクソ気味の釣行になってしまったのがちと残念だったが、次回こそは満足できる釣行にしてみせるぅ〜!と願いつつ、帰途についた。



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