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東京湾奥・東扇島を拠点に静岡・伊豆半島や三浦半島のボート釣りなど


2004年6月26日(土)
釣行場所 東扇島
天気 曇り、はじめ南よりの風強く、のち東よりの風強い
潮(横浜標準) 小潮
満潮10:50 23:09
干潮04:47 16:42
釣行時間 16:00〜20:00
キープ 14〜18cmアジ8尾、14〜16cmサッパ4尾、16cmカサゴ1尾
リリース なし

アジフィーバー到来の予感!
ここ最近、キスが豊漁との話題が続いていたが、ここへきて小アジも釣れだしたという知らせを聞き、キス&アジ狙いで東扇島へレッツ・ゴー!
夏になると頻繁に通う、某お気に入りポイントへ向かった。
車から降りて偵察がてら手ぶらでそのポイントに向かっている途中、釣りを終えられて帰る途中の常連さんとすれ違い、
「アジが入れ食いだよ!今日だけで50尾以上上がったよ。さっきより食いは落ちたけど、今がチャンス」と言われ、急遽車に引き返し、道具を早々に仕立てて、足早に現地へ向かう。
現地は休日の割に空いており、広いスペースに釣り座を構えることが出来た。
まずはトリック仕掛けをヘチ寄りに垂らし、次にキス狙いのチョイ投げ仕掛けを10m程前方に投入した。竿を三脚に立て掛けると早速アタリが。竿先がグイグイおじぎをしている。
「およっ?もうキスが掛かったのか?」
半信半疑にリールを巻くと、なんとアジが一荷で掛かっていた。上げる途中、1尾は口が切れて落ちてしまったが、1尾はしっかりと残っていた。
「おぉ〜これは面白い」
イソメエサも針先にしっかり残っていたので、そのまま手返し、するとまたアタリ。
今度もアジが一荷で掛かって来た。今度はバラスことなく、2尾とも手中に納めることができた。
「投げ釣りでアジが釣れるなんて面白すぎる!それにしてもポイントは少し沖目なのか・・・?」
ヘチに垂らしていたトリック仕掛けをいったん巻き上げ、少し沖目に放り投げた。使用しているおもりは15号。竿も磯竿の4号を使用しているので激しくたわむこともない。東扇島でのサビキ釣りは重めのオモリを使ったほうが有利である。激しい潮流にも耐えてくれるし、サッパが掛かったときの食い上げ対策にもなる。そのため常備する竿も3〜4号といった少し硬めのものが勝手がよい。
トリック仕掛けにもアジがポツポツ掛かってきた。
掛かるアジも小アジばかりで豆サイズは混じらない。いよいよ型のいいアジの群れが湾奥にやってきたようだ。
その後はアジに代わってサッパが掛かり始めた。
群れの時合を外してしまったせいか、大漁とまではいかなかったが東扇島での2年ぶりの小アジの入れ食いを堪能。古き良き2年前の夏の光景が鮮明に蘇ってきた。
「この調子でいくと、もしかすると、もしかするかも。。。」
暗くなり、ヘチ竿に小型のカサゴが1尾掛かったきり、他にはアタリもなく東よりの風も強くなってきたので20時に納竿とした。
帰宅後釣れたアジを使ってなめろうを作ってみた。なめろうを食べるのも久しぶりである。15cmクラスのアジが8尾だけだったが、ネギやら大葉やらみょうがといった薬味を多めに混ぜるとそこそこの量が出来上がった。味の感想は言うまでもなく「うまいっ!」の一言。
サッパはとりあえず3枚におろして酢漬けにしてみた。こちらも食するのが今から楽しみ。
一昨年は朝から晩まで竿を出してアジの束越えをされた方も実際にいらしたが、今夏の東扇島も一昨年と同じような、、いや、もしかしたらそれ以上の豊漁になるかもしれない。
夏もまだまだ序盤、これから最盛期に向けて大いに期待したい。



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2004年6月20日(日)
釣行場所 東扇島(京浜運河側)
天気 晴れ、南よりの風強し、暑い
潮(横浜標準) 大潮
満潮05:17 19:25
干潮00:02 12:21
釣行時間 17:00〜20:00
キープ 31cmセイゴ1尾
リリース なし

風裏釣行
この土日は九州付近にいる台風6号のせいで、太平洋側の各地は大荒れとのこと。
普通、沖縄や九州付近に台風がある場合、関東のほうまではそんなに影響がないものだが、
今回の台風はちと違う。かなり強い勢力を保っているせいか、関東地方でも強風が吹き荒れている。
釣行しようか、しまいか、、非常に悩んだが、やはり体がいつもの方向へ向かってしまうこととなった。
何時ものシマヤ釣具店で青イソメを購入。現地の状況次第では竿を出さずに戻ることも視野に入れ、エサは1パックのみ。社長に聞いてみると、人出も普段の天気のいい休日に比べて半分程度とのこと。
半分程度ということだが、裏を返すと、それだけの人がこの天候の中、東扇島へ釣行しているわけだから、ある意味驚きである。
今回は南風対策ということもあり、運河側の草むらか、パイプ堤のワンドのどちらかで竿を出すことにした。
東扇島上陸後、車を停め、キャスター転がしテクテク歩いていく。
ワンドのところは1人が竿を出しているだけで、積んである材木の前だとちょうど風裏になって都合がよさそうだ。パイプ堤を眺めると、数人のヘチ師が歩いているのが窺える。目線を右に移し、羽田寄り突堤を見ると、こちらは人影がまったくない。それもそのはず、時折強い波が突堤を直撃し、白波が堤防の上まで襲い掛かっている。あんなところで釣りしたらいつ波に飲み込まれてもおかしくない。
ワンドも良さそうな感じだったが、海面がかなりざわついた感じだったので諦め、草むらへと歩いていった。
こちらのほうは先客がすでに2人ほどいらしたが、風裏で海は若干ウネっているものの、結構静かな感じだ。風も決して弱くはなかったが、釣りができないほどの風でもない。むしろ、ライフジャケットを着ているためすこし暑くなった体には風が心地良くすら感じられる。
投げ3本、ウキ仕掛け1本の計4本で17:00実釣開始。
投げ仕掛けをすべて投入し、竿を三脚に立て掛けたところで、先に投入していたウキ仕掛けを見てみると、ウキが潜っている。慌ててリールを巻くと、最初根掛かりのような感触があったあと、それが抜けた感じになり、次の瞬間、竿先に引っ張られるような重みが伝わった。
水面まで上げてみると、フッコサイズまでには及ばない程度のセイゴが掛かっていた。
このセイゴ、やたらと暴れるため、あやうくハリスが切られるところだったが、なんとかそのままランディング。上唇に掛かった針をはずそうとしても、暴れまくってなかなか針がつかめない。今まで釣り上げたセイゴ・フッコの中では一番の暴れん坊ではないだろうか。
なんとか針をはずし、バケツにいれてもすぐに飛び出てくる。なかなか活きのイイ青年だ。
その後は何のアタリもなく、時間だけが過ぎていく。投げ仕掛けにはまったくアタリがなく、(アタリがあっても風のせいでわからないのが本当のところだが・・・)巻いてみると根掛かりのせいかハリスが切れていることもしばしば。
今回は青イソメ1パックのみだったので、無駄にしないよう大事に使ったが、20時近くになってエサ切れを向かえることに。結局セイゴ以外には何も掛からず、しいていえば納竿時に抱卵した小さなカニが掛かっただけ。卵を産んでいる最中だったせいか、カニも興奮状態。「なんだコノヤロ〜」といわんばかりにハサミを持ち上げて威嚇してくる。申し訳なく思いながら、速やかに海にお帰りいただいた。
台風が来る前は釣れる。という話はよく聞くが、台風が接近してからはさすがに釣れないのだろう。この釣行記を書いている時点で台風は四国に接近中とのこと。台風が過ぎ去ってちょっと間の空いた今度の週末あたりは釣況も少しは期待できるか。。今回の波風が沢山の魚を湾奥に導いてくれることを祈りたい。




2004年6月12日(土)・13日(日)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園・パイプ堤)
天気 12日は曇り、13日は朝から雨
潮(横浜標準) 12日(土)
大潮
満潮04:46 18:51
干潮11:46
13日(日)
大潮
満潮05:17 19:25
干潮00:02 12:21
釣行時間 18:00〜22:30
4:30〜9:30
キープ 12〜14cmカタクイイチワシ4尾、15〜17cmメバル2尾、18〜20cmカサゴ2尾、15cmアジ1尾
リリース ちびソイ2尾

梅雨入り後初釣行

梅雨に入り、ジメジメとした日が続いているが、東扇島のほうは釣況も良くなっているようなので、おニューの雨具を持参して東扇島へレッツ・ゴー!
まず向かったのはパイプ堤。実釣開始は18:00。夏至も目の前ということもあり、日は長く、18:00でもまだまだ明るい。ライトがなくても仕掛けの準備が容易にできる。
久々のサビキ(トリック仕掛け)に、チョイ投げ含む投げ3本の計4本でチャレンジ。
開始後しばらくはアタリはなかったが、19時近くになってサビキ竿に最初の反応が出た。
掛かったのはまずまずのサイズのメバル。素早く手返しすると、さらにメバルが掛かってくれた。
その後はしばらくアタリが止まったので、投げ仕掛けをサビいてみたりして様子を窺う。その中のチョイ投げ仕掛けをサビイていると、ブルルッっというアタリ。さらにシャクってみるとまたもやブルルッ。
巻き上げてみると、食べ頃サイズのカサゴが掛かっていた。最初は「もしやキス?」といった淡い期待も抱いたのだが、そうではなかったようだ。カサゴとはいえ、これはこれで結構嬉しい。
すると今度はサビキ竿が上下に激しくオジギをし始めた。上げてみるとカタクチイワシがそろ〜り。よく見てみると、どさくさに紛れて(!?)アジも1尾だけ掛かっていた。アジのサイズは15cm。ここのところのみなさんの釣行記を見ていても、釣れているアジはこのサイズが中心になってきた。どうやら豆サイズの群れに代わって小アジの群れが入ってきているようだ。この分だと夏の後半頃には20cm以上クラスのアジも期待できる。
その後もカタクチイワシやチビソイを追釣したり、ふいの大物(!?)にサビキ仕掛けを切られるなど、何かと楽しめたが、21時頃にはアタリが止まってしまった。22時に一旦納竿とし、一路西公園へと移動した。
ampmで食料を調達した後、西公園の場外で遅めの夕飯、タバコで一服。今回もまた気ままな自由人ライフを堪能。仮眠をとった後、朝イチで竿を出すことにした。
どれくらい寝ただろうか。体の異変に気がつき目が覚めた。手の指と足が無性にカユイ。。
寝ている間、車の窓を少し開けていたのだが、どうやらその隙間から蚊が入ってきていたようだ。
知らない間に狭い密室で蚊と二人きり。。ん〜〜結構ゾッとする。それにしても手の指を刺されたのは辛い。掻いても掻いてもカユミが収まらない。みなさんもこれからの時期は蚊対策を忘れずに。釣り場での蚊取り線香、蚊よけスプレー、カユミ止めもバッグに忍ばせておくと、なにかと重宝するかも。
西公園先端より少し手前で竿を出す。サビキ仕掛け1本、投げ1本、ウキ仕掛け1本の計3本で実釣開始。まずアタリが来たのはウキ仕掛け。ウキがモゾォ〜っと沈んだので巻いてみる。少し重い。上がってきたのはカサゴ君。今年に入ってからカサゴの釣況がイマイチ渋かった西公園だが、ここへきて再びカサゴの食いが良くなってきたようだ。
この西公園では何気にサビキ仕掛けに期待していたのだが、サビキはまったくもって無反応。
置きっぱなしにしていた投げ仕掛けを巻いてみると結構重い。ヒトデか海藻か、それともホヤのできそこないか。。しばらく重みが伝わった後、天秤が水面近くに上がってきたのか少し軽くなった。
天秤と同時に獲物が水面に現れた。またもやカサゴだった。しかし今回のはしっかりした旨そうなサイズ。
時間も5時、6時となってくるにつれ、釣り人の数も増えてきた。先端付近はすでに満員状態。
そのうち雨も降り出した。ここでいよいよ、おニューの雨具の出番である。
そんな小生の気持ちを察してか、雨足が次第に強まってきた。
ダイワのレインマックスは面白いように水を弾いてくれる。アタリもしばらくなかったので、とりあえず先端あたりへ偵察にゴー。投げとサビキが半々といったところだろうか、ここ最近の先端付近は、キスorアジ狙いという感じに定まってきた感がある。中には釣った魚を小さい水槽に入れ、ブクで活かしている人もいた。中にはカサゴやアジが入っていて、さながら、割烹屋の水槽のミニチュア版といった感じ。
雨は強く降ったり小降りになったりと繰り返していたが、やってくる釣り人の数は後を絶たない。
気が付けば、公園のほぼ全域が釣り人で埋まってしまった。
その後も結局アタリを確認することが出来なったので9時半に納竿とした。
釣果はイマイチだったが、雨具のインプレッションは非常に満足のいくものとなった。雨は内側にはしみ込まず、通気性もいいので体も全然蒸れなかった。タックル同様、雨具も高価でなくともしっかり効果があることを実感。
しかし、雨具が覆っている頭から足首は快適だったのだが、はいている靴が普通のスニーカーだったのが盲点。靴の中はビチョビチョジメジメ、気持ち悪いったら、ありゃしない。。
おしゃれの基本は足元から・・・(謎)、今後は足元、そしてバッグ類の雨対策も考えなければ・・・
また一つ、新たな宿題を持って帰途についた。


2004年5月22日(土)・23日(日)
釣行場所 福浦岸壁・東扇島(東扇島西公園・東洋ワンド・東京湾側)
天気 両日とも曇り、風は弱く、肌寒い
潮(横浜標準) 22日(土)
中潮
満潮05:32 19:35
干潮00:12 12:29
23日(日)
中潮
満潮05:58 20:13
干潮00:42 13:05
釣行時間 16:30〜21:30
0:00〜2:00
8:00〜10:30
12:00〜16:30
キープ 19cmメバル1尾、21cmイシモチ2尾、シャコ1尾
リリース フグ1尾、10〜15cmメバル2尾、15cmカサゴ1尾、50cmボラ1尾、メゴチ5尾、正体不明のハゼ1尾

24時間釣行 〜タモはボラを救う〜  たしかに、掬ったことは掬った・・・(謎)
先週偵察がてら竿を出した、横浜市金沢区は福浦岸壁に、今回はいよいよ本番釣行ということでレッツ・ゴー!
まずは何時ものシマヤ釣具店で青イソメとジャリメを購入。東扇島から首都高湾岸線に入り、一路車を並木インター目掛けて走らせる。首都高に入るとすぐに左手後方に東扇島西公園が見える。
「本日も大盛況だな・・・」
一部スペースが空いているところはあるものの、先端付近を中心に沢山の釣り人で賑わっている。高速に乗ってから20分弱で首都高の終点並木インターに到着。ここから釣り場となる岸壁まではものの5分といったところか。岸壁沿いの道には思いのほか釣り人の車の姿は少ない。岸壁から程近いところに車を止め、キャスター転がし岸壁に出てみると土曜日の割には釣り人の数もまばら。時折小雨も降り、海も波立っているせいだろうか。
ガラ〜ンとした岸壁で16:30実釣開始。ウキ仕掛け1本、投げ1本の計2本体制。ウキ仕掛けにオキアミを付け投入するや否や、いきなりウキが潜った。
「オモリの号数を間違えたか?」

とりあえずリールを巻いてみると少し重みを感じる。
針にはなんと魚が!とはいっても掛かっていたのはフグだった。。
ちょっと怒り気味のフグを海に返してあげ、今度は投げ竿を巻いてみる。
こちらもかなりの重みを感じたが、掛かっていたのはヒトデ。その後も投げ竿はヒトデのオンパレード。メゴチすら掛からない。ヒトデ対策にサビいたりするとすぐさま根掛かりをおこす。
周りが暗くなってきたので、投げ釣りは諦め、ウキもどんぐりウキから電気ウキに交換してメバル狙いに興じる。
エサは青イソメ、タナは5m程度といったところか。海は相変わらず荒れており、岸壁の高さも5mほどあるにも関わらず釣り座にまで波が押し寄せる。小生も何度波をかぶったことか・・・
「メバルは凪を釣れ」
昔の人はよく言ったものである。
波・風が強いときはほんとに釣れないものである。今回もそんな予感がした。
が、釣りとは人間の考えた理屈どおりにいかないことがあるもの事実。
19時頃からウキに変化が出始め、アタリが頻繁に来るようになった。
最初に掛かったのは小さめのカサゴ。とりあえず最初の釣り物だったため、バケツにキープ。
その後も小さめのメバルが連発。20時近くになり、今までとは違った力強いアタリがウキを海底まで引っ張り込む。慌ててリールを巻いたが、ハリスごと切られてしまった。
久々のハリス切れに悔しがる小生。それまで使っていた1.5号ハリスから、念のため2号ハリスにサイズアップ。
ハリスを太くしたにも関わらずアタリは更に続いた。やはり海が荒れているときは多少太いハリスでもいけるのね。
21時近くになり、またウキが沈んだ。今度はうまく上げられそうだ。奴さんも小気味よく走ってくれる。上がってきたのは20cm程度のメバル。快くキープできるサイズだ。
しばらく続いたアタリもパッタリ止まった21時頃納竿にし、行き来た首都高を戻って、毎度おなじみ湾奥の楽園、東扇島へと車を走らせた。
とちあえず今回は東洋ワンドへ行ってサビキでもやってみようかという魂胆。
夜も遅かったせいか、東洋ワンド付近の車の数もまばら。岸壁のスペースも余裕があり、先端角より少し手前のところに釣り座を確保することが出来た。仕掛けの準備をしていると見覚えのある方が声を掛けてきた。当サイトのヘビーユーザーでもあるおずさんだった。今回のおずさんはまたまたメオト釣行ということだったが、小生は('-'*)オハツ♪だったので奥様にもご挨拶。
「この奥様が例のカタクチイワシ唐揚げを作られた奥様なんだぁ〜」としみじみ思いながらお話を聞くと、先ほどまでカタクチイワシの回遊があり、そこそこ釣り上げられたらしい。
「あれま、時合は過ぎ去ってしまったのか・・・」
サビキ1本、投げ1本、イカ狙いのウキ仕掛け1本の計3本体制で粘るも、結果から先に言うと全くの不発。東洋ワンドでは見事にボ●ズを喰らってしまった。
ここは2時間で切り上げ、おずさんご夫妻にお別れを告げ、今度は西公園へ向かってみた。
西公園ではすぐに竿は出さず、車の中でしばし休憩。福浦に向かう途中購入した「陸っぱりつり情報7月号」に目を通す。今回もまた東扇島西公園ネタが載っていた。西公園で西公園の記事を読むのもなんとも不思議なもの。ちなみに今回の記事はシリヤケ釣行記。記事によると、記者は西公園先端でシリヤケを5杯上げたと書いてあったが、写真は載っていなかった(1杯だけは写っていた)「ん〜〜微妙な記事だ・・・」そんな下衆な考えにフケっていると眠くなってきたのでここはオネムすることに。
この自由人的釣りライフがなんともたまらない。月〜金までのサラリーマン生活を忘れさせてくれる至福のひとときでもある。
目が覚めると辺りは明るくなっていた。時計を見ると朝の8時。当然のことながら公園入口のゲートも開いていたので車を通し、第2駐車場へ向かった。駐車場は空いていたものの、公園先端付近は沢山の釣り人ですし詰め状態。先端より手前、当サイト的にはMとNの中間あたりに一人くらいが入れるスペースがあったので、竿を1本だけ出してみた。
いっちょまえにカゴ釣りを試してみたが、潮の流れが速いせいか、すぐにウキが流されてしまい、お隣りさんのほうへ行ってしまう。これでは気を遣ってしまうばかりで疲れるな。。と判断した小生はカゴ釣りは諦め、カゴを外し、どんぐりウキを使ったフカセ釣りに変更。とはいっても、仕掛けはカゴ釣りのまんまで、上の2本はサビキ、一番下が空針といった3本針仕掛けでタナゴ、あわよくばアジ・メジナを狙ってみることに。
周りでは、メジナ狙いなのかコマセを撒いている人の姿もそこかしこに。見たところ、あまり釣れている感じではなかった。
すると、右手のほうでさっきまでコマセを撒いていた人の竿が弓なりに曲がり、何かと格闘しているようだった。獲物は大きいらしく、だけどその人の竿はかなり柔らかい(1号程度?)ようで、なかなか上がらない。おそらくボラが掛かったのだろう。その人も上げるのを諦めたのか、自らバラしていた。

小生のウキは相変わらず変化がない。
すると今度は先ほどボラ(だと思う)をバラした方が、連れの方と「あ、あそこで何か釣れてる」と話しているのが聞こえてきた。あそこという方向を見てみると、公園先端付近でまたもや竿を曲げ何かと格闘している人の姿が。。
慌てて駆け寄る小生。タモに納められていたのはまさしくボラ。50cmはあるであろう、なかなかのサイズである。この時間、これといった釣果の上がっていない西公園。釣り人はみな魚に飢えているようだ。それを証拠に、たとえボラであろうと、何かが上がっていると察知するや否や、沢山のギャラリーが集まってくる。

格闘の末、ボラを上げられた方は黒鯛を狙ってらっしゃるとのことだったが、たとえボラといえども大物と格闘できたのはまんざらでもなかったようで、携帯電話で記念写真を納めていた。
ボラでもいいから掛かってええええええええええええ!!
こうなったらボラでも構わない。とにかく釣れろ〜〜。
小生の携帯へ1本の電話が掛かってきた。
電話の主は、以前にもこの釣行記に登場したレストランでコックをやっている友人である。
この男、フッコをヒラメに化けさせた迷シェフである(詳しくは2003年4月17日の釣行記参照)
左手に携帯、右手に竿を持ちながらしばらくたわいもない会話をしていると、ウキが何やら怪しい動き。ウキに集中するか、会話に集中するか、、
話しながらぎこちない体勢でゆっくりリールを巻いてみた。何かに引っ掛かっているようだ。
「海藻か?」
と思った次の瞬間、竿先が激しく引っ張られた。
「ごめん、魚が掛かったから後でまた電話する!」
そう言って電話を放っぽり投げた小生は、右手に竿、左手にリールといった釣人本来の姿に戻る。
使用しているハリスは2号。無理を出来そうで出来ない微妙なサイズ。しかし困った。今回はタナゴでもと思っていたのでタモ網を持ち合わせていなかった。どうしたらいいものか。。
そこへまたもや見覚えのある方が登場。深夜に東洋ワンドでお会いしたおずさんだった。
「タモ使いますか?」
帰り支度の済んでいるおずさんには申し訳なかったがここはご好意に甘えることに。
おずさんがタモを組んでいる間に、一緒にいらした奥様に竿を渡してみる。
「ちょっと持ってみますか。この竿軽いですよ(謎)。。。ではなく、すごい引きますよ」
「あらあら、すごく引くわねー」
といった妙な会話をしている間にもタモは組み立てられ、しばしの格闘を楽しませてくれた奴さんも無事タモに納まってくれた。
サイズにして50cmのボラ君。小生にとっては初のボラGETとなった。
バタン、バタンと跳ね返るその体からは、ボラ特有のなんとも言えない「かほり」を放っていた。。。
ちなみに掛かっていた針は上から2本目のサビキ針だった。
おずさんご夫妻も帰られ、小生もボラとは言え久々の格闘に満足し、とりあえず竿を片付けることにした。
それにしてもボラの引きはかなり面白い。同サイズのフッコと比べると明らかにボラのほうがパワフルで楽しめる。
この引きを味わいたいがために、あえてボラを狙う人がいるというのもうなづける。
ここまで一気に釣行記を書いてきて、さすがに小生も疲れてきた。読んでくださっている皆様もいい加減お疲れのことと思うので、この辺で休憩でもいかがでしょう。釣行記はこの後もう少しだけ続きます。お時間の許される方はもうしばらくお付き合いくださいませm(._.)m

ボラの顔ってよく見ると愛嬌のある可愛らしい顔をしている。
釣り人の間では不人気なこの魚も、小生にとってはこの感じがなんとも憎めない・・・
さて困った。これにて完全納竿と考えていたのだが、エサが中途半端に残ってしまった。今回の釣行もこれといった釣果を得ていなかったので、延長戦に突入。西公園もかなり人が多いことだし、ここらで久々に東京湾側へ行ってみることに。
羽田寄りに到着すると、目の前からたった今、でかいオレンジ色の船が出港するところだった。船体には「近海郵船」と書かれていたが、小生にとっては初めて見る船だったので意味もなく心が弾む。
青イソメだけでなくジャリメも余っていたので、投げ釣りを楽しむことに。投げ竿2本に片方は流線針7号にジャリメ、もう片方には胴付きイシモチ仕掛けに青イソメを垂らしてみた。
置き竿にしている間に、携帯から「東扇島関連BBS」にアクセスしたりしてヒマをつぶす。
北よりの風が多少あるせいか道糸はわずかながらフケてしまい、アタリも取りにくい。しばらくしてとりあえず流線針仕掛けのほうを巻き上げてみると、ほ〜んのわずかに重みを感じた。魚か?それとも潮の力による重みか? ジェット天秤が水面に浮上すると同時に針先に現れたのは小さな小さなメゴチだった。小生的には東扇島ではもう1年以上お目にかかってなかった魚だ。久々の再会にとりあえずバケツに入ってもらう。
再び仕掛けを投入し、じっと待っていると、遠くから一人の釣り人がキャスターを転がしこちらへ近づいてきた。
当サイトヘビーユーザーのだねさんだった。前日からのロングラン釣行の経緯をお話したりしてしばし盛り上がる。
先ほどまではおずさん、そして今度はだねさんと、しばらくぶりのレッツ・ゴー3匹である。
だねさんは少し離れたところで竿を出され、お互い釣りに没頭する。
その後もメゴチだけがポツポツ掛かって来た。メゴチが掛かるという事は、もしかしてキスも掛かっちゃったりする!?
といった淡い妄想にフケっている間にも時間だけが経過していった。
時計の針が14時頃を指したあたりだろうか、イシモチ仕掛けを巻いてみるとヤケに思い。とはいえ安易には喜べない。ワクワクしながら巻いてみたらオレンジグローブが、、、なんて裏切られこと数知れず。ここは冷静に巻き続けた。
しばらくして水面に現れた物体は銀色の魚。そう、イシモチである。
おっ、こいつは面白い。今回もまたイシモチの開きを喰えると思うとなんだか興奮してきた。
その後ももう1尾、イシモチを追釣。そしてオマケにまたまた久々のシャコも掛かってくれた。
周りでは同じようにイシモチがポツポツと上がっていたようだった。
ふと時計を見ると時刻は16時半。思い起こせば昨日福浦で竿を出し始めたのが16時半。すでに24時間が経過しようとしていた。この土日見事なぐらいの釣り三昧になってしまった。釣果の程は長時間やっていた割には渋かったが、ボラとも思う存分遊べたし、イシモチも掛かってくれた。
肉体的にはちょっとばかしハードだったが、これからはもう少し計画的な釣行プランを組み、効率の良い釣果を上げたいものである。



アウトドア&フィッシング ナチュラム


2004年5月5日(水)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 曇り、北よりの風穏やか、寒い
潮(横浜標準) 大潮
満潮04:40 18:03
干潮11:08 23:37
釣行時間 17:00〜21:00
キープ 20cmアジ1尾
リリース なし

「こどもの日」だけどオトナも楽しみたい〜
ということで、GWの最終日、偵察がてら東扇島へ出動。
曇天な上、5月とは思えない寒さに釣り場も空いているだろうと、西公園へ行ってみた。
車を第2駐車場へ入れ、海側へ歩いてみる。
「ぎょえ〜〜」
思惑とは裏腹な数の釣り人で混みあっている。しかもやけに先端付近だけに釣り人が集中している。「たまには先端で竿を出してみるか」と目論んでいたのだが、見事に砕け散った。
それとは反対に、第1駐車場付近から公園中央あたりは閑散としている。仕方なしに中央付近で竿を出す。根魚(あわよくばタナゴ・メジナ)狙いのウキ仕掛け1本に、ブッコミ1本、ヘチの胴付き仕掛けの計3本体制で17:00実釣開始。
隣りにはファミリーのグループが賑やかに喋りながら竿を出している。お子さんも数人いらっしゃったので、おそらく「こどもの日」のサービスなのだろう。
その中のお父さんらしき方が「おぉ〜タナゴが釣れた〜」と叫ぶ。声のほうを見てみると、見事なサイズのウミタナゴが掛かっていた。その後もそのファミリーはメゴチもGETするなど、終始かなりの盛り上がりを見せていた。
それとは対照的に、何のアタリもない小生。
そんな小生のところへひとりの年配の方が声を掛けてきた。その方は普段は千葉のほうへ釣行されているのだが、今回は久々に東扇島に来たと話してくださった。そしてこうも付け加えた。
「この先端の方ではメバルやキスが結構上がっているねぇ」
アタリもなく退屈していた小生は先端方面へ偵察に行くことに。
単独釣行の方、ファミリーで来られている方様々だったが、一様にバケツの中に何かしら魚が入っている。結構目立ったのはキス。遠投で釣れているのはもちろんのこと、チョイ投げでも釣れている。中にはキス数匹に、良型のメバル数匹、さらにはメジナをGETされている方もいた。
メバルはトリック仕掛けに結構掛かっているようだ。
「これじゃあ、先端付近が混むのも無理ないな・・・」
納得した小生はとりあえず釣り座に戻るが、置き竿には何の変化もない。
あたりも暗くなったので車を駐車場の外に出し、戻り際、冷えた体を温めるため、缶コーヒーでも買おうかと、公園入口にある自販機へ寄ってみた。
「つめた〜い」「つめた〜い」「つめた〜い」・・・・
なんてことだ。。どの飲み物もコールド仕様ではないか。
「ほんとにお前は冷たいな・・・」
心の中で自販機に呟く。
喉も渇いていたので、仕方なしに100円を2枚投入し、「つめた〜いジョージア」を購入。
「チャリン・チャリン・チャリン・チャリン・チャリン・・・・・」
お釣りが全部10円玉で返ってきた。。
「・・・・」
釣り座の置き竿は相変わらず無反応。
19時をまわると、先端付近にいた釣り人たちも続々退散しはじめた。
空いたところへ行き、ヘチを探ってみる。
「先客があれだけコマセを効かせたのだからアタリくらいあるだろう」
丹念に探るも全く無反応。
「今日も家で大人しくしていたほうが良かったかな」
そんなことを考えつつ、ウキ仕掛けを見てみると沖に浮かんでいたウキが消えている。
「ふぅ〜っ。。どうせ流されてヘチのあたりにへばりついているんだろ・・・」
小生(ネガティブ)はヘチを覗き込んでみた。
ない。。
神は見捨てなかったのか!?
リールを巻いてみると、少し重い。しかし暴れない、そして走りもしない。
魚が水面に浮かんだ。スマートな形である。一瞬セイゴにも見えたが次の瞬間、目が点になった。
「はて?」
針に掛かっていたのはかなり久々にお目にかかるアジだった。
「なんでアジが!?」
よーく見てみるが、やはりアジである。
ウキ釣りのイソメエサにアジが掛かるのは決して珍しくないが、今シーズンになってから東扇島にアジが回ってきたなんて話は聞いたことがないし、それにこんな早い時期に掛かるなんて珍しい。
あまりにもの渋い釣況の小生に同情して掛かってくれたのかもしれない。
そう考えるとなんだか泣けてきた。
時間にして21時近くだろうか。西公園にはもう釣り人の姿はほとんど見受けられない。
そこへ一人の釣り人らしき男性がやってきた。小生の方へ近づいてくるなり声を掛けてきた。
その方は普段は三崎の方へ行ってらっしゃるそうで、今回初めて東扇島に偵察に来られたとのこと。色々お話を聞いてみると、時期によってはサバやらシマイサキやらマダイなどが釣れて面白いとのこと。
「ほぇ〜 三崎にそんな場所があるのかぁ〜」
またひとつ勉強になった小生は、お返しというわけでもないが、「東扇島はこんなトコ」といったプチ情報(謎)をお伝えした。
その後も何のアタリもなく、今日で連休も終わるので納竿に。
今年こそは東扇島にアジ旋風が巻き起こってくれることを期待しつつ、帰途についた。



2004年4月29日(木)
釣行場所 東扇島(パイプ堤)
天気 晴れ、南よりの風強く、肌寒い
潮(横浜標準) 小潮
満潮01:44 11:38
干潮08:09 18:55
釣行時間 18:30〜20:30
キープ 21〜19cmメバル2尾、23cmイシモチ1尾
リリース なし

GW突入
いよいよ世間ではGWに突入した。ついこないだまで寒い日が続いていたのも嘘のように、暖かい日々が続き、釣り人には待望の季節到来といったところだろう。そんな中、小生も東扇島へレッツ・ゴー!今回向かったのはフッコ・コウイカ狙いの人で賑わうスバル前でも、完全オープンした西公園でもなく、どちらかというとマニア向け(!?)のパイプ堤。
夕刻現地に着くと、案の定、釣り人の数もまばら。パイプ堤に入って間もなくのところに釣り座を構える。
実釣開始18:30。浮き仕掛け1本、チョイ投げ1本、遠目のブッコミ1本、ヘチ探りの胴付きメバル仕掛け1本の計4本で始める。
仕掛けをそれぞれ投入したところで、ヘチ竿を持って探り行脚。パイプ堤から草むら方面まで隈なく探るがアタリはほとんどない。草むらには数人の釣り人が3〜4本の竿をヘチに垂らしてアタリを待っている。竿先にはケミホタルを付けているようだが、どの竿もおじぎをする気配はない。
ヘチは探るのが一番!と、そろ〜り、そろ〜りと歩いていると、手元にメバルのアタリが伝わった。今回の釣行1発目のアタリだったが、1発ブルブルっときただけで、針に掛かってくれることはなかった。白灯跡地付近のカーブに差し掛かり、釣り座に戻ろうと仕掛けを上げようとした瞬間、根掛かりのような感触、そしてその直後、竿先が思いっきり引っ張られる。
「およよよ〜!」
慌てる小生のことなどお構いなしに魚は暴れだした、というか少し走り出した。
「メジナか?」
もしそうだとしたら1号ハリスでは少々不安である。竿を立てつつも隙を見てはリールを巻く。そんなやりとりの後、上がってきたのはデップリ太ったメバルだった。大きさは20cm程度ながらも、かなりの引きを見せてくれた。メバル釣りでこんなに興奮したのは久々。
そのメバルをぶら下げたまま、釣り座に戻ると、今度はウキが潜って見えなくなっている。
慌ててリールに手を掛けると、程よく重みが伝わってくる。上がってきたのは先ほどのよりは一回り小さいサイズのメバル。小さいサイズとはいえ、最近の東扇島にしてはまずまずの大きさだった。
再びヘチ竿を片手に草むらとパイプ堤を往復する。南よりの風も次第にその勢いを増し、釣り人の数もだんだん減り始め、あたりはすっかり淋しくなってきた。水面に映る月明かりとジェット機のライト。風の音と共にジェット機のエンジン音だけが耳に入る。南風を上手く利用し、ジェット機は浮島の向こうから顔を出し、三浦半島の方角へと次々に離陸していく。
ヘチ釣りに夢中になっていたせいか、チョイ投げの竿とブッコミの竿はそっちのけになっていたので、久々に巻いてみる。するとブッコミ竿のほうがなんだか重い。
「良型のアナゴか?」
巻き続けるうちに徐々に軽くなってきた。巻き始めた頃はおそらくカケアガリがあったのだろう。どのくらいの時間巻き続けただろうか、水面に浮かび上がった仕掛けの針先には何かが掛かっている。形からしてアナゴではない。頭に装着しているLEDランプを照らすと、そいつの目球らしきものがオレンジ色に反射した。一瞬にしてイシモチとわかった。久々の珍客に心が浮かれる。小生にとっては、まさに「忘れた頃のイシモチ」「振り返ればイシモチ」そんな感じである。
バケツの中にはまずまずのサイズのメバルが2尾と、イシモチが1尾。竿を出し始めて2時間ほどしか経っていなかったが、風も非常に強くなり、翌日も仕事ということから早々に納竿とした。
いよいよGWに突入。釣り物も徐々に増えてきたことだし、好天に期待したいところだ。






2004年4月17日(土)
釣行場所 東扇島(東京湾側・東扇島西公園)
天気 晴れ、北よりの風強く、夜から寒い
潮(横浜標準) 中潮
満潮04:05 15:53
干潮09:51 22:06
釣行時間 20:00〜22:00
23:00〜3:00
キープ 19cmカサゴ2尾
リリース 14cmカサゴ1尾

フッコフィーバーもひと休み(かな?)
今日は春を通り越し、夏になってしまったのではないかと思えるくらいの陽気だった。東京では最高気温27.7度を記録し、今年初めての夏日になったほか、静岡市では最高気温が30度まで上がる真夏日となった。
そんな中、夕涼み(!?)がてら今回も東扇島へレッツ・ゴーした。
先に向かったのはスバル前。毎度御馴染みの大型船も停泊していたので、船をよけるように釣り座を探すと、「レッツ・ゴー!〜」のヘビーユーザーでもあられるだねさんがいらしたので合流させてもらう。小生が到着する40〜50分くらい前に56cmのフッコをGETしたとのこと。お見事!である。
だねさんの周りでもポツポツとフッコが上がっていたとか。
小生も20時に実釣開始。ヘチの垂らし釣りと穴釣りを試みるも、どちらも不発。
アタリは一切なく、北風も強くなってきたので、22時に切り上げ、だねさんと共に西公園へ向かうことに。
西公園が完全オープンを迎えてからは、釣り人の間で「場外駐車場」と勝手に名付けていたスペースも閉鎖されてしまった為に、路駐する形になってしまうが、この晩も西公園へは沢山の釣り人が集結していた。
だねさんと小生で公園の中央より少し先のあたりで竿を出す。
小生はフッコ狙いのウキ仕掛けにヘチの胴付き仕掛け、チョイ投げの胴付き仕掛けの計3本体制。チョイ投げの仕掛けを投入するや否や、いきなりビクビクビクッという生体反応が。アタリの感じからしてカサゴっぽかったので根に潜られないよう早々に巻き上げるが、針掛りはしていない。ウキ仕掛けを投げ込み仕掛けが落ち着いたことを確認した後、ヘチ竿を持ってみるとこちらも小気味いいアタリが。竿先をしならせ上がってきたのはカサゴ君。見たところ14cm程度。とりあえずバケツに入れるも、元気そうなのでリリース。
すると今度はウキが怪しげな動きを示した後、ス〜〜ッと潜り込んで見えなくなった。
「よっしゃ〜〜!」とアワせ、リールに手を掛けるが、フッコにしては軽い気が。しかも暴れない。ウキの沈み方自体フッコのそれとは異なる感じもしたので「もしや・・・」とは思ったが、上がってきたのは案の定カサゴ。先ほどリリースしたものよりサイズも若干良かったのでバケツに入れる。どこかでニャン子先生がご覧になっているとも限らないので、バケツの上にタモ網を被せてガード。
するとそこへ2人組の方が声を掛けてきた。
よく見ると、以前運河側でお会いしたことのある「レッツ・ゴー!〜」を日頃ご覧になられているという方だった。
「いやぁ〜渋いですね〜。小さいカサゴがポツポツですよぉ」なんて話をしながら少し立ち話をしたが、その方たちも渋かったとのこと。
ん〜〜、、今年のフッコフィーバーは昨年ほどではないのだろうか。。昨年はアジの群れが少なかったが、今年はフッコもか。。このままいくと、東扇島から魚がいなくなってしまうのか・・・
とまぁ、そんなありもしない悲観的な妄想を抱いているところに、また違う方が声を掛けてきた。
お初にお目にかかるその方は、最近BBSのほうにも頻繁に参加くださっているダッキーさんだった。夜中からの釣行で、朝マヅメを狙うとのお話。小生のバケツに入っているカサゴを見ながら「刺身・唐揚げ・煮付け・開き・・・」と深夜のオカズ談義に花が咲く。
今度はそこへ、ドライブがてら東扇島へやってきた小生の友人が近づいてきた。
友人:「何釣ってるの?」
小生:「フッコ」
友人:「フッコって何だっけ?」
小生:「スズキの少し小さいやつ」
友人:「あぁ、それならこないだウチの店に入ってきたなぁ」
(注:この友人は都内のレストランで調理の仕事をしている)
小生:「へぇ〜、そうなんだぁ〜。そのスズキはどんな料理に化けるの?」
友人:「ヒラメだよ(笑)」
小生:「は?」
友人:「スズキがヒラヒラ〜っとヒラメに化けるの(笑)」
小生:「意味がよくわからないんだけど・・・」
友人:「ヒラメのフライになるの」
小生:「♂ΣΨφ♪∂÷♀・・・・   え、それってヒラメのフライって言いながら、スズキをフライにして出してるの!?」
友人:「そうだよ。」
小生:「え〜っ、いつもヒラメのフライにスズキを使っているの?」
友人:「そんなわけないよ。こないだだけだよ。スズキが余ってしまって困っちゃったときがあってね」
小生:「お客さんにバレなかった?」
友人:「全然気付かれなかったよ(笑)」

う〜・・これには何と言っていいのか、、言葉にならない。とはいえ、釣り人である小生にとっては正直興味深い話ではある。
そのアウトサイダーな店も考えモンだが、スズキのフライをヒラメのフライと思い込んで食べる客も客である。身の締まり、食感など明らかに違うような気もするが・・・
テレビや雑誌ではこぞってグルメ特集を組み、飽食の時代とも言われて久しい昨今だが、日本人の舌は時代が変わるにつれ、どんどん鈍くなっているように思える。なんだか悲しい。。。

そんな悲しみに浸っている小生に、新たな悲劇が・・・
沖を流れているウキ仕掛けが潜ったり浮いたり繰り返していたので、アワせてみると、なんだか重い。根掛かりかとも思われたが何とか巻ける。しばらく巻きつづけても手先に伝わる重量感は変わらない。そのう水面に現れてきたのはデッカイ海藻である。西公園では冬の間にスクスク育った海藻たちが釣り人を困らせる。よく見ると針先には海藻だけでなくカサゴが掛かっていた。針に掛かったカサゴが岩に逃げ込もうとしたときに海藻にハリスが絡まってしまったのかもしれない。海藻&カサゴの状態で竿をしならせながら抜き上げ、ランディングさせたと同時に道糸のカラマン棒のところからプッツン。カサゴは手中に収めたが、電気ウキが海に落ちてしまった。
「うぉ〜〜〜今日初めて使う電気ウキなのに〜〜」
ウキはヘチから7〜8mのあたりを漂っている。タモを延ばしても届くはずがない。半ば諦めかけていたところへ、近くで竿を出されていた方が水汲みバケツを持ってきて下さった。
「これで近くへ寄せるから、タモで掬って!」
その方のご助力でウキは近くへ寄せられ、何とかタモで掬い上げることができた。
「どうもありがとうございます。助かりました。。」
なんとか一安心の小生。
たとえ海藻やゴミなどが掛かったとしても、重い場合はタモを使って上げなければ。。
掛かった魚を入れるだけがタモではないんだな。。
またひとつ勉強になった。
海藻と一緒に上がってきたカサゴ君もキープ。
時間はすでに午前3時。エサも底をついたので納竿することに。
フッコの姿を見ることはなかったが、久々にカサゴ釣りを楽しむことができたので、ほんの少しだけ満足の釣行だった。






2004年4月3日(土)・4日(日)
釣行場所 東扇島(東京湾側・東扇島西公園)
天気 晴れ後曇り、日曜午前中から雨、寒い
潮(横浜標準) 3日(土)
大潮
満潮04:22 15:54
干潮10:05 22:14
4日(日)
大潮
満潮04:45 16:36
干潮10:33 22:51
釣行時間 19:00〜21:30
22:30〜2:00
8:00〜11:30
キープ 50cmフッコ1尾、17cmメバル1尾
リリース なし

春うらら
連日暖かい日が続き、東京の桜も早くも散り始めいよいよ春本番といったところ、今回もお魚求めて東扇島へ出撃した。
途中、何時ものシマヤ釣具店に寄り、えさの青イソメを購入。会計を終えた際にシマヤさんから、「最近、ステッカーを貼る人が増えてきましたね〜」と言われ、照れくさいものの少し嬉しい気分で店を出た。
せっかくステッカーを作ったのに、釣果が寒くてはお恥ずかしい。普段は、気合だの根性だのとといった精神論が嫌いな小生であったが、今日ばかりは気合を入れて車を東扇島へ走らせた。
まずは五十嵐冷蔵前(ニッスイ前)へ釣り座をとる。
風向きが南よりのせいか、スバル方面に停まっている大型船の排ガスの臭いが鼻につく。
そんな中、最初の仕掛けをセットし、海中に垂らして2本目の準備に取り掛かっていると、早くも一本目の竿に反応が現れた。「およよ〜」と思いつつ準備していた竿をその場に置き、反応を示した竿を持ってみるが、何の反応もない。このアタリは諦め、再び竿のセッティングに夢中になっていると、先ほどと同じ竿が再度おじぎをした。「今度こそ!」と竿を手に取るが、アタリは続かない。
どうやら小生がこの釣り座についた時、すでに時合モードに入っていたようだ。
「もう少し早く来ていれば落ち着いてアタリをとることができたのに・・・」
来て早々、少し後悔しながら、3本目の竿をセットしていると、またもや同じ竿にアタリが・・・
「今度こそ・・・3度目の正直だ!」と、竿を持ってみるが、やはりアタリは続かなかった。
そんな、煮え切らないやり取りをしているうちに、とうとうアタリが止んでしまった。
時合が過ぎてしまったらしい。時刻にして19:30。しばらく粘ってみたものの、それきりアタリを得ることは出来なかった。そのうえ、20:30頃からは穏やかな南よりの風から、激しい北よりの風にガラリと変わり、落ちているプラスチックのパックやら、空き缶が勢いよく飛び交いはじめた。
辛抱していた釣り人たちも徐々に切り上げはじめたので、小生も21:30に一旦納竿し、避難するかのように西公園へ向かった。
時刻の割には釣り人で賑わう西公園。これもひとえにここ最近のフッコフィーバーのせいだろう。
キャスターを転がしていくと公園の半ばあたりに大きな空きスペースを発見。そこを釣り座とした。
ウキ仕掛け1本、チョイ投げ1本、ヘチの胴付き仕掛け1本の計3本体制。一応本命はメバル・カサゴ狙いのウキ仕掛けである。ハリスは最初1.5号で、と思ったのだが、「万が一・・・」などという妙な下心も芽生えてか、とりあえず2号ハリスとした。
しばらくはヘチ釣りを楽しみたかったので、ウキ仕掛けはセットしたまま投入せず、柵に立て掛けたままヘチ釣り行脚に出掛けた。
開始して3分も経たないうちにゴツッというアタリの後、ブルブルブルッという懐かしい小気味いいアタリ。慎重に聞き合わせをすると上手く針掛りしたようで、少し暴れながら上がってきたのは小ぶりなメバル君。リリースしようか迷ったが、久々のメバルで春告魚ということもあり、とりあえずキープ。その後もサイズアップを狙うべくしばらくヘチを探ったが、魚信はそれ以降感じ取れなかった。
釣り座に戻り、今度はウキ釣りに挑戦。かつての夜カサゴ好調再び!などと淡い期待を抱いたものの、ウキは無反応に流れるだけ。大潮で潮が効いているせいか、ウキが流れては竿を上げ、また流れては竿を上げるといった動作が続く。この単調なやりとりもしばらく続けているとさすがに飽きてくる。竿を一旦上げ、チョット散歩でも、と手ぶらで公園内を歩き始めると「レッツ・ゴー!〜」のステッカーの貼ってあるクーラーボックスを発見。その近くでは一人の男性がウキ釣りに興じていらっしゃる。暗闇の中、顔もはっきり見えなかったので恐る恐る声を掛けてみると、その方は初めてお会いする「やすべえ」さんだった。やすべえさんも最初は羽田よりの堤防のほうで竿を出されていたそうだが、あまりにも強風で西公園に避難してきたとのこと。少々釣り談義をさせていただいた後、釣り座に戻り、ウキ釣りを再開。しばらくするとウキがスゥ〜っと潜るのを確認!なぜか腕時計も確認(釣行記に書こうと反射的にとってしまうこの行動がどことなくイヤラシイ・・・)時計の針は0:30を指していた。
しばらくぶりに目にするウキが沈む一瞬の光景。興奮するのを抑えながらリールに手を掛ける。こちらのリールを巻く力に反発するかのようにグィグィと引っ張る力が。力の大きさからフッコと確信。仕掛けは2号ハリス。相手の大きさにもよるがここは無理できない。ドラグを緩めた瞬間、糸がどんどん解き放たれていく。そうこうしていると道糸が隣りに置き竿にしていたチョイ投げ仕掛けに絡み始めた。
「うぉ〜何てことだぁ〜」こうなったらチョイ投げ仕掛けはどうでもいい。しばらく格闘した後、水面に銀色の魚体が映り、バシャバシャと暴れ始めた。タモを差し出すと、以外にも容易くネットに入ってくれた。上げてみるとスリムなフッコだった。針はオキアミチヌ2号。当然のごとく飲み込まれ、喉に上手い具合に引っ掛かっていた。驚いたのはハリスである。海中で暴れまわってくれたせいか、ハリスは根ズレを起こし、サキイカのようになっていた。ハリスがもう1サイズ小さかったら、、もう少し長い間格闘していたら、、考えただけでもヒヤヒヤものである。とにもかくにも間一髪だったことに間違いはない。
その後、気温はさらに下がり、隣りで竿を出されていたやすべえさんは先に上がられた。
小生のほうもそのフッコ以降はアタリがなかったので2時に納竿とした。
睡魔に勝てず、車中でしばらく仮眠をとった。気付くと朝の7時。ampmで朝食を調達し、再び西公園へ行ってみた。西公園は今まで手前半分だけの部分オープン状態だったが、今月からめでたく奥半分もオープン。晴れて完全オープンの運びとなった。
車を新設された第2駐車場へ走らせる。こちらの駐車場は既存の第1駐車場と違って収容台数にも余裕がある。この日の朝もすでに何台かの車が停まっていた。
青イソメが丸々1パック残っていたので、明るい西公園でウキ釣りを試してみる。
周囲でもメジナ狙いなのか、コマセを巻きながらウキ釣りを楽しんでいる釣り人を数多く見かけた。
するとそこへ、「レッツ・ゴー!〜」の常連さんでもあるおずさんがいらしたので、一緒に竿を出すことに。開始早々、おずさんのチョイ投げ竿に反応が。「なんか重いな・・」と言いながらリールを巻くおずさん。その仕掛けの先にはカレイが掛かっていた。なんともあっけなく掛かったカレイ君。おずさんも小生も思わず笑ってしまった。
おずさんも夜からいらしていたそうで、すでにフッコを上げられていた。ルアーでの釣果のようだが、アタリは結構あったとのこと。
そんな話をしながら竿を出し続けていたものの、小生のウキ仕掛けにはなんの変化も現れず、おずさんのほうにもカレイを上げてからは何のアタリもなかった。雲行きも次第に怪しくなり、とうとう空が泣きはじめたのでお互い完全納竿とし、帰途についた。
フッコフィーバーには少々出遅れた感のある今回のフッコGETだったが、小生にとっては貴重な1匹。次回はぜひサイズアップを狙いたいと思う。



アウトドア&フィッシング ナチュラム


2004年3月21日(日)
釣行場所 東扇島(東京湾側・京浜運河側)
天気 曇り、北東寄りの風、寒い
潮(横浜標準) 大潮
満潮05:37 17:21
干潮11:19 23:41
釣行時間 18:00〜20:00
20:30〜22:30
キープ 45cmアナゴ1尾
リリース なし

釣果は寒いが・・・
2週間ぶりの東扇島である。「レッツ・ゴー!東扇島!」のBBSには91cmの巨大スズキが上がったとの投稿も寄せられるなど、東扇島もいよいよフッコフィーバーである。日頃、流行に流されないヘソ曲がりな小生も、こと釣りに至ってはフィーバーと聞けば居ても立ってもいられない。
かなり遅くなってからの釣行になってしまったが、とりあえず東京湾側へ向かう。スバル前あたりでも、と車を走らせるがあいにく船が停泊していて釣り座を出せない。さらに羽田寄りもデカイ貨物船がデ〜ンと構えている。仕方なしに五十嵐冷蔵の前で実釣開始。
フッコ狙いのイソメ垂らし仕掛け3本、チョイ投げ1本の計4本で18時よりスタート。
周囲はみなフッコ狙いの人ばかり。みなヘチ垂らしがメインなので、人や竿の数が多くてもオマツリしない。これがフッコフィーバーのいいところか。
潮は大潮のためか流れがきつく、軽い錘の仕掛けでは道糸が思いっきり斜めに突き刺さる。
東京湾側はデッキ状になっているため、仕掛けが橋脚の真ん前に来ないように竿の位置をあらかた決めてやるのが重要である。橋脚と橋脚の間にうまい具合に仕掛けが落ちるようにするのが結構難しい。
そうこうしているとヘチ竿の頭がピクンピクンと揺れた。潮の流れのせいで普通にしていても竿が上下におじぎするのだが、今回のは明らかにアタリである。と、次の瞬間、竿先がギュインとおじぎした。竿を持ってみるが、それ以降引きは感じられない。試しに竿先を上げてみるが、手応えは全くなかった。1回目のチャンスを逃してしまった。
しばらくすると、今度はチョイ投げの竿がおじぎを始めた。かなりの引きである。しばらくそのままにし、満を持してアワせてみるがノラない。。
そんなこんなで時間が過ぎ、アタリも遠ざかっていったようなので一旦竿を片付け、運河側へ行ってみる。ここではチョイ投げ3本で試してみる。
こちらでも時たまアタリを感じる。が、なかなかアタリが続かない。そうこうしているとチョイ投げの中でも一番遠くに投げていた仕掛けの竿先が激しく揺れ始めた。感じからしてカレイかアナゴか。どうやらアナゴのようである。食い込ませるために竿はそのままでタバコに火を点ける。
アタリはまだ続いている。タバコの火がフィルターに近づいてきたところで火を消し、竿を手に取る。
大きくアワせた。手応えあり!ノッたようだ。リールを巻くが、結構巻き応えがある。上がってきたのは良型のアナゴ。40cmはオーバーしている。とりあえず坊主は免れた。
更に続行すると、今度はコンパクトロッドの竿先が激しい速さで弧を描くようにおじぎした。
「オッ!?」と思っていると、さらにもう一発。次の瞬間糸がフケ、それっきりアタリが止まった。
恐る恐るリールを巻くが、やけに軽い。嫌な予感がした。上がってきたのは錘とハリスのなくなった仕掛けだった。どうやら自作仕掛けの結びが甘かったのか、糸がスッポ抜けてしまったようだ。
「今の大物はいったい。。」
翌日のこともあるので納竿しようとしていた矢先である。思わずアタリのせいで足止めを喰らった。ここからしばし延長戦である。
「もしかしたらまた大物が。。」一度フィーバーしたものの、単発に終わったため次こそは確変を!と粘るパチンカーのごとく釣り座に居座る。
しかし、アタリはそれ以降確認することが出来なかった。
今回の釣行で、またいくつか勉強になった。
まず、アタリは渋いのだから、初回のアタリですぐさま竿を持ち、少しでもアタリが継続するようであったら、すかさずアワせてみる。しばらく食わせようと待ったところで、魚は離れてしまう。(最初から手持ちでフカセることができれば尚いいか)
次に、大物を狙うと決めたら、開き直ってそれ専用の仕掛けを投入する。今回は普段根魚狙いで使う針・ハリスを使ったり、セイゴ針14号を使ってみたが、これではセイゴクラスはいけるものの、フッコやスズキ狙いの場合、魚が食いついても針が小さくて針掛りしてくれない恐れがある。
思い切って大物だけに照準を絞った仕掛けのほうが有効であろう。
東扇島には確実にフッコが寄ってきている。青イソメの垂らし釣りは腕に覚えのある方なら、かなり高い確立で獲物をGETできるはずだし、そうでなかったとしても、竿を少し多めに出せばアタリを得る確立は確実にUPするはずである。
バチ抜けもこれからが本格シーズン。今年の春もフッコたちが東扇島を沸かせてくれそうだ。


2004年3月6日(土)
釣行場所 東扇島(東京湾側)
天気 晴れ、北西よりの風やや強く、寒い
潮(横浜標準) 大潮
満潮05:30 16:44
干潮10:59 23:19
釣行時間 20:00〜3:00
キープ 34cmセイゴ1尾、44cmアナゴ2尾
リリース なし

フッコフィーバーの予感(かも?)
東扇島にもようやくフッコの気配が現れ始めたようなので心弾ませ東扇島へレッツ・ゴー!
自宅を明るいうちに出発したのだが、道中かなり渋滞していたので現地に到着したのは夜の8時近く。今回は久々に東京湾側へ行ってみることに。
現地はフッコ狙いの人たちで結構賑わっている。ヘチへ仕掛けを垂らす人、天秤を付けて投げる人、ルアーをキャストする人、様々である。電灯の照らしてくれるところはどこも先客で埋まっていたので、暗いのは我慢し、とりあえずスペースの空いているところで釣り座を出した。
ヘチ竿2本、磯竿1本でヘチへ仕掛けを垂らし、コンパクトロッドでチョイ投げを敢行。
1本目の仕掛けをヘチに垂らし、2本目の準備に取り掛かるや否や、1本目の竿に早速アタリがきた。竿先がグイッと1発おじぎをした。そしてもう1発。再度アタリがきたらアワせてやろうと思ったが、アタリは2回だけで止まってしまった。
そして15分くらい経った頃、またもやアタリが。今度はすぐに竿を持ち、引っ張られる感覚が伝わった次の瞬間にアワせた。
魚はノッてくれたようで、竿は弧を描き始める。獲物は比較的小さいようだ。
格闘というより魚の引きを楽しみながらリールを巻いてみると、水面に魚体が浮かび上がった。
そのままでも十分抜き上げられそうだったが、それっぽい雰囲気を味わいたく、あえてタモを使ってみた。上がってきたのはフッコのチョイ手前のセイゴといった感じだった。
その後、右隣で竿を出されていた2人組もタモを持ってそわそわし始めた。しばらく見てみると40〜50cm位のフッコが上げられた。
その後はアタリもなくなり、帰り始める人も出てきた。
背後から冷たい北西よりの風が吹き始め、体もかなり冷えてきたのでカップ麺の自販機へレッツ・ゴー!お湯の入ったカップを、こぼさないように慎重になりながら釣り座へ戻る。、自販機から釣り座までは約3分。蓋を開けてみると、ちょうど食べ頃(というか少し伸びてる?)といった感じだ。
早々にカップ麺をすすり、忘れていたチョイ投げの竿を巻いてみるとこれが結構重い。巻き上げては止め、巻き上げては止めを繰り返すと、時たま竿先が下のほうに引っ張られる。掛かっていたのはアナゴ。オーバー40cmのなかなかの良型であった。
それ以後はどの竿にも生体反応はなく、周囲も空き始めた。
そろそろ帰ろうかと思っていた矢先、このサイトの常連さんのだねさんに声を掛けられ、しばし立ち話。だねさんは前日も東京湾側にいらしたようだが、度重なるバラシにあい、本日はリベンジで来られていたとのこと。今回もバラシにあいながらも40cm弱のセイゴをGETされたらしい。
するとそこへ、やはり当サイト常連さんのおずさんがいらした。この3人が偶然集まるのは2度目である。「類は友を呼ぶ?」とはこのことか(謎)
立ち話をしている間も竿はウンともスンとも言わない。風も少し強くなってきたので3時に納竿とした。
おずさんだけが残られ、小生とだねさんは退散した。
活性こそ、そんなに高くはないものの、明らかにセイゴ・フッコの魚影が濃くなりつつあるようだ。
この時期、水温は1年で最も冷たいものの、去年も今ごろの時期からフッコが上がり始めた。この分だとそう遠くないうちに今年最初のフィーバーである「フッコフィーバー」が訪れそうな気がする。






2004年2月29日(日)
釣行場所 東扇島
天気 曇り一時雨、明け方より南西よりの風強く、寒い
潮(横浜標準) 小潮
満潮09:01
干潮02:39 18:25
釣行時間 2:00〜5:30
11:30〜3:30
キープ 22cmカレイ1尾
リリース チビカサゴ1尾、チビメバル1尾、ナマコ・ヒトデ
春はまだ遠い!?
最近はこれといって目玉的な話題のある東扇島ではないが、やはりコンスタントに出向かなければ気がすまない小生は今宵も東扇島へ向かってレッツ・ゴー!
まずは何時もにシマヤ釣具店にて青イソメを購入。ついでに客足のほうを聞いてみるが、結構渋いとのこと。どうやら天気予報で明け方に雨が降るという予報が出ていた影響らしい。
小生も天気がいささか心配であったが、とりあえず西公園方面へ車を走らせた。
ゲートの外には十数台の車が停まっていたが、幸いゲート前の囲いの中に1台分のスペースがあったため、そこへ車を滑り込ませた。
実釣開始は深夜2時。自作の胴付き仕掛けのチョイ投げ1本と、ヘチの胴付きメバル仕掛け1本、
あわよくばフッコでもと浮き仕掛け1本の計3本体制。
今のところ風は穏やかで、空には沢山の星が見える。
開始早々、ヘチで小気味良いアタリ。どうやらチビメバルが突付いているようだが、針掛りはしてくれない。一方、チョイ投げの胴付きは、かつて「東扇島関連BBS」でも話題になったムツ針を使った自作の胴付き仕掛けである。自作だけに何としてでもお魚君に掛かってもらいたいのだが、作り手がヘタクソなのか、アタリが全然感じられない。
フッコ狙いの浮き仕掛けも全くと言っていいほど生体反応を示さない。水面では時たまセイゴらしき魚体が飛び跳ねている。
そんなこんなの状況がしばらく続いた。
3:30にヘチのメバル仕掛けにググッという無骨なアタリが。2度目のアタリに合わせてみると何とか針掛り。上がってきたのはチビカサゴだった。今日の釣り物がこれで終わってしまうことも予想されたので、現地にてとりあえず激写。その後カサゴ君には海にお帰りいただいた。
それにしてもここ最近の東扇島は渋すぎる。まぁ2〜3月というのは水温も一番低くなる時期だけに仕方ないのはわかっているのだが、こうも釣れないと気がめいってしまう。
あまりにも暇なために、どうしてもタバコの本数が増えてしまう。釣れない釣りというのは精神的にも肉体的にも良くないなぁ〜、、、そんなことを考えながら久々にチョイ投げ仕掛けを巻き上げようと、リールに手を掛けた。巻き始めた次の瞬間、手にグイグィッという鈍いアタリが伝わってきた。
「セイゴでも掛けたか?」
思わず手を止めるが、これといった反応は伝わってこない。
引き続き巻きつづけるも、重みがあり、竿先はしなっているのだが暴れる気配がない。
「肥満気味のヒトデだろう。きっと。。」
リールを巻く手も重ければ気も重い。
巻き続けて目の前に現れた生物にちょっとビックリ。カレイである。サイズこそミニサイズであるが、カレイはカレイ。暗闇に一筋の光が差した気分だ。
それにしても不思議なのは、小さいおちょぼ口のくせにムツ針10号をしっかりと飲み込んでいる点である。しかも胴付き。掛かった針は2本あるうちの上段の針である。針を抜こうと口を開けさせようとするがどうしても針のサイズより大きく開かない。こんな口でムツ針10号を飲み込むとは。。
このあとも同じポイントで追釣!なんて考えたが、まさかカレイが掛かったとは思わなかったので、どこに仕掛けを投げておいたかイマイチ記憶がはっきりしない。なんとなくの記憶で先ほどと同じところであろうポイントに投げ込むが、当然のごとく後は続かなかった。
時計の針は5:30を指している。そろそろ西公園の駐車場もオープンするということもあり、車を移動すべく一旦納竿に。片付けを始めた途端に南西よりの強風がいきなり吹き始めた。海はうねり始め、これ以上はとても竿を出せる状況ではない。ナイスなタイミングで片付けを始めたものだ。車に戻るや否や今度は雨がポツポツと落ちてきた。まさに間一髪である。
エサもだいぶ残っていたので、次の釣り場を探すべく車を走らせた。
とりあえず運河で竿を出してみようと思った。南西の風が吹いているときは運河側、その中でも換気塔〜白灯跡地付近がちょうど風裏になって都合が良い。

それにしてもここ最近
ナマコが多いなぁ・・・
車をマルチャンの近くに停め、雨風が止むまで仮眠した。
目が覚めたのは午前10時過ぎ。未だ雨・風ともに状況は変わっていなかった。しばらく車中で待機した後、雨が止んだのを見計らって再出動。
11:30より換気塔の近くで実釣開始。チョイ投げ1本・ヘチ1本・ブッ込み1本・浮き仕掛け1本という久々の豪華版で挑んだものの、結果からいうと釣果はチビメバル1尾のみ。
水はかなり澄んでおり、その中で正午頃にメバルを掛けたのは驚いたが、正直あまり嬉しくない。暇なので置き竿にし、あたりを偵察がてら散歩してみる。するとウキ釣りで良型の黒鯛を2尾GETしている方を発見。うち1尾は50cm近くはあるだろうか。まさに圧巻である。バッカンにはコマセがたっぷり入っていて、途切れることなく少しずつコマセを撒いている。仕掛けの投点はヘチではなく10〜20mくらい先だろうか。コマセもウキの回りに確実に着水させている。かなりのベテランさんとお見受けする。
その他にも40cmくらいのでかいアイナメをぶらさげて自分の釣り座に帰還する若者も見かけた。
「レッツ・ゴー〜的」に言うところのC・D地点というのはなかなか奥が深いようである。が、ただやみくもに竿を出せば釣れるという感じのポイントでもないので、小生のような素人にはまだまだ修行が必要かも知れない。
気が付けばもう3月。東扇島にバチ抜けの便りが届くのはいつ頃だろうか。


2004年2月15日(日)
釣行場所 東扇島(東扇島西公園)
天気 曇り後晴れ、北から北西よりの風が徐々に強く、暖かい
潮(横浜標準) 長潮
満潮01:09 10:07
干潮04:30 19:11
釣行時間 23:30(14日)〜11:00
キープ なし
リリース ミニカサゴ(13〜14cm程度)2尾

レッツ・ゴー3匹(謎)
はっきり言って最近の東扇島の釣況は激寒である。
と、わかっていながら足が向いてしまうそこのアナタ。そんなアナタはもはや東扇島病になっていると言っても過言ではないだろう。
自分のことをタナに上げ、こんなことを言っている小生も気付いたら東扇島に向けて車を走らせていた。
遅くまで仕事をしていたため、東扇島西公園に入ったのは23時過ぎ。ウキ仕掛け1本、ヘチのメバル胴付き仕掛け1本、チョイ投げのカサゴ仕掛け1本の計3本体制で23:30実釣開始。場所は公園先端付近から少し駐車場よりのところである。
天気予報ではこの日は南風が強いとのことで、それを避けてか西公園には小生を含めて5〜6人位しか釣り人がいない。だからといって西公園が最悪の天候だったわけでもなく、風は穏やかで、そういった意味では西公園という選択は正解だった。
しかし・・・
まったくと言っていいほどアタリがない。少し前に雨が少し降った上に、海面を見てみると大きなうねりが。海中はかなり荒れているようだ。
釣り座でじぃ〜としていても退屈だったので公園内を色々偵察してみる。
今年春の完全開園を目指し、西公園の工事もいよいよクライマックスに入ってきた感がある。
先端付近と呼ばれるあたりには駐車場予定地らしきスペースもあるが、ずばり海に面しているようで、「もしや車横付けで竿出し可能?( ̄ー ̄)ニヤリッ」と良からぬ(!?)期待を抱いてしまう。
それともう一つ気になったのが、先端付近にある古墳のような丘である。ここは階段および、らせん状のスロープで上がれるわけだが、頂上には四角型の面積をもった2人が座れば満席といった感じの小さな椅子が1つだけある。頂上からの眺めもなかなかいいだけに、このポジションはカップルなどに人気のポイントとなることうけあいである。先着1組様だけが座れる頂上の椅子・・・
こちらの頂上争奪戦も今から目が離せない(謎)
テクテク公園を歩いていると、少し大きめのクーラーボックスにオレンジ色のステッカーを貼った釣り人を発見。「もしや?」と思い、声を掛けてみたらやはり「おず」さんだった。
挨拶するや否や、「あちらにいらっしゃるのが『だね』さんですよ」とのこと。
だねさんとは初対面だったので早速ご挨拶m(._.)m
だねさんは今まで運河側で竿を出されていたらしく、荷物をぶら下げた三脚も吹っ飛ぶほどの強風だったため、西公園に避難してきたとのこと。
そんな会話の後、小生はふと思った。
この展開、デジャヴーのごとく、先週とまったく同じパターンである。しかもこの流れだと、およそ99.9%の確立で、釣りはそっちのけで雑談に没頭してしまうという危惧が。。
案の定、思った通りだった。
釣況が厳しいだけに、またもや座談会ならぬ立談会(!?)に夢中になってしまい、気付けば夜が明けていた。。釣りをしているより雑談に花を咲かせているほうが楽しいのは気のせい?途中、だねさんから、コーヒーの差し入れを頂いた。しかもデミタス!だねさんのお心遣いに感謝感激。だねさん、どうもごちそうさまでしたm(._.)m
そんなだねさんはカサゴやら良型のワタリガニを釣り上げてらっしゃる。小生のほうは、雑談している間に置き竿にしていたウキ仕掛けに2度ほどミニカサゴが掛かっただけだった。
明るくなってきた西公園に続々と釣り人がやってくるも、普段の日曜日ほどは混雑していない。どうせ釣れないだろうと、釣行を控えている方が多いのかもしれない。実際に、柵には沢山の竿が立て掛けてあったが、魚を釣り上げている人はほとんど見受けられない。竿を曲げているのは軟体動物を掛けた人や、地球を釣った人ばかりである。
そんな中、ステッカーを目にして声を掛けられてきた方が一人。
明るく、気さくに声を掛けて下さった方は「じっちゃん」さんだった。
じっちゃんさんも朝方に運河側で竿を出し、アイナメをGETされた後、西公園に偵察に来られたとのこと。今年の箱根駅伝へ応援に行った際に、「レッツ・ゴー!〜」のステッカーをTVに映そうと中継車の通る場所でスタンバってみたものの、映りそうになった瞬間にCMに入ってしまったという話をされ、みんな大爆笑。じっちゃんさんがそこまでして下さったとは。。本当に感謝感激である。こういったマニアな(!?)方々によって「レッツ・ゴー!〜」は支えられているのだなぁ、としみじみ実感。
「じっちゃんさん、ぜひ来年も箱根駅伝よろしくおねがいします!次回はぜひ鈴廣かまぼこのあたりで。。」ってヾ(・・;)ォィォィ
それからは、公園が出来る前の西公園付近の話や過去の各魚フィーバーの話など、様々な話題で終始盛り上がった後、じっちゃんさんも西公園を後にされた。
小生たちレッツ・ゴー3匹も昼近くまでダラダラと竿を出していたものの、釣果に何も進展がなかったので11時頃納竿とした。
気付けば10時間以上西公園にいたわけだが、時間が経つのも忘れさせてくれる位楽しい釣行となった。欲を言えば、もう少しお魚が掛かってくれれば申し分ないのだが。

この日の午前中、ヘチから程近いところを御馴染みの底引き網漁船が
魚を根こそぎ獲っていったようである。
なにもこんな近くを通らなくても。。
これが入った後の西公園は魚が釣れなくなると言われている。



ホリデー磯特集
初めての磯竿にはシマノホリデー磯
東京湾奥の陸っぱりや釣り公園でも大活躍
ナショナル乾電池式水中集魚灯
発電機でガラガラガラ〜はもう古い
海上からではなく海中で照らすことで釣果アップ


2004年2月7日(土)
左の2匹はアクシスさんからの頂き物 釣行場所 東扇島(京浜運河側・東扇島西公園)
天気 晴れ、北西の風が強く、かなり寒い
潮(横浜標準) 大潮
満潮06:28 17:22
干潮11:47
釣行時間 18:15〜20:00
21:30〜2:00
キープ 17cmソイ1尾、カサゴ2尾(アクシスさんからの頂き物)
リリース 30cm弱アナゴ2尾、14cm位のメバル1尾

大潮なのに・・・
久々の大潮である。結構いい釣果が得られるかも。。と、淡い期待を込め、東扇島へレッツ・ゴー!
まずは京浜運河側の白灯跡地付近へ行ってみた。今回も相変わらず季節風が強く、波は立ち、岸壁に当たってしぶきを上げている。
「こりゃひどい。来なけりゃ良かった・・・」
と思うも、テクテク歩いてきて何もせずに戻るのも気がひけたので、投げ1本にチョイ投げ2本で実釣開始。うちチョイ投げ1本をときたまヘチ探りに使ってみた。時刻にして18:00ちょい過ぎ。辺りは暗くなっていたが釣り人は結構いる。ウキ仕掛けの竿を何本も出してヘチ付近を流しているようだ。
小生も竿3本を3脚に立て掛けるが、あまりにも風が強くて竿先がバタバタ震えてしまい、とてもアタリなどを取れる状態ではなかった。
そんな状況下でも何とかアナゴをGETできた。ヘチの探りではチビメバルに毛の生えた程度のサイズも掛かったが、いずれもリリース。風は次第に強くなり、顔も凍りつきそうなほど冷えてきたので20:00に早々と撤収。
冷えた体を温めるためにampmでカップラーメンを購入。しばらく車の中で休んだ後、避難するかのように西公園へ車を回した。途中、最近ちょっと話題の東洋ワンド奥で車を停め、軽く偵察。やがて一人の釣り人がこちらのほうへ歩いていらしたので、声を掛けてみた。昨年夏の沼津釣行以来の出口調査開始〜!
「こんばんわぁ。釣れました?」
すると、ルアーマンとおぼしきその方から、明るい情報が。
「掛かりはしませんでしたが、けっこうアタリはありましたよ。(シーバスが)戻ってきているみたいです」
へぇ〜、へぇ〜!それはいい情報だぁ。昨シーズンは春先にフッコフィーバーで沸いたが、今年はもしかするともう少し早い時期にフッコフィーバーが到来するかも。。そんな期待を胸に一路、西公園へと車を急がせた。
久々に先端方面でウキ釣りでも、と思ったが、すでに先客さんたちが入っていたので、中央より若干駐車場よりのガラ空きになっているところに釣り座を構えた。ウキ仕掛けを近場に流し、投げ仕掛けをブッコミつつ、ヘチ竿で付近を探り歩きはじめた。
大潮で下げのはずだが、潮はそんなに動いていないようである。いくら探り歩いてもアタリはほとんどない。
歩きながら近くで竿を出していた人の足元をみると、クーラーボックスにオレンジ色のステッカーが・・・
「あっ、あれってレッツ・ゴー〜のステッカーだ・・・」
すぐ近くに男性2人が海を眺めて立ってらしたので、声を掛けてみた。
「こんばんわぁ、釣れますかぁ?」
すると一人の男性が振り向き、一瞬間を置いた後、
「さっぱりですね」と一言。
文字通り、さっぱりしたお言葉であった。
「ステッカーを見かけたんで思わず声を掛けてみたんですよ」と小生が言うと、
「おずです」とまた一言。

(・_・)......ン?

「あぁ!おずさんですか!」
ビックリする小生に向かってさらに、
「こちらはアクシスさんです。」と、紹介され、更にビックリ。
ステッカープロジェクトで大変お世話になったおずさんと、掲示板の常連さんのアクシスさんにお会いできるとは感謝感激。
驚きのあまりヘナヘナになっている小生に、おずさんの更なるとどめの一撃。
「あちらにはバイアンさんもいらしてますよ」
「ん?バイアンさん。。。ってどなたでしたっけ・・・?」
悩む小生にわかりやすく説明してくださるおずさん。
「梅っていう字に安って書く・・・」

「あぁー!あの方は『ばいあん』さんって読むんですね!」

梅安さんも掲示板の常連さんである。小生はこのときまで「うめやす」さんだとばかり思っていた(爆)
おずさんに会わなければ梅安さんのことを一生、うめやすさんと呼んでいたにちがいない。またまたおずさんに感謝!と同時に梅安さん、スミマセンでしたm(._.)m
程なくして梅安さんが登場〜 
「おぉ〜いいないいなこの感じ! 小生の憧れ、EAST FAN ISLAND CLUBさんの釣行記っぽくなってきましたです!(謎)」
ってヾ(・・;)ォィォィ
この日の西公園はアタリもあまりなかったことから、それからは4人で井戸端会議に興じる。暗闇の中でみんなフードを被りながら会話するその様は、さしずめ覆面座談会のようでもあった。傍から見たら、結構妙な光景かもしれない。
みなさん大潮に期待していらしていたようだが、釣果のほうはサッパリとのこと。
とはいえ、話している間にもおずさんはウキ釣りでカサゴを追釣。20cmクラスの良型である。
かれこれ1時間近く話しただろうか。いったん各自の釣り座に戻ることに。
小生のほうは相変わらずサッパリで、ウキ釣りで小ぶりなソイを掛けただけだった。
そのうち、梅安さんが最初に納竿され、そのあとにアクシスさんが続いた。
カレイ釣り専門のイメージがあったアクシスさんだったが、色々お話を伺ってみると結構幅広く釣ってらっしゃるとのことで、
この日もカサゴを2尾頂いてしまった。それだけはなく、「ぎょぎょライト」まで頂き、発光体の賢い利用法まで教えて頂いてしまった。「伊東家の食卓」ならぬ、「アクシス家の食卓」に感謝!感謝!
その後、潮が右から左へ動き出したものの、アタリは比例することなく皆無に等しかったので2時に納竿とした。
釣果はかなり寒かったが、日頃「レッツ・ゴー〜」にいらしてくださっている方々と実際にお会いでき、色々なお話を聞けたので、とても有意義な釣行となった。と、同時に、改めてステッカーの効果たるやを、まざまざと実感した。
次回は誰と会うのかなぁ〜。今から楽しみである。


2004年1月31日(土)・2月1日(日)
釣行場所 東扇島(高速下・京浜運河側・東扇島西公園)
天気 晴れ、終始北西の風、相変わらず寒い
潮(横浜標準) 1月31日(土)
若潮
満潮00:31 10:29
干潮03:49 19:28
2月1日(日)
若潮
満潮03:04 11:46
干潮05:31 20:26
釣行時間 21:15〜0:15 1:30〜2:30
11:30〜12:30
1:30〜3:30
キープ 27〜40cmアナゴ6尾、17cmメバル1尾
リリース チビメバル数匹、良型ヒトデ多数・・・

久々のポイントへ
いつもと同じように東扇島へ到着すると北西よりの冷たい風が。まずは工場群や東電の煙突から上る煙を確認する。
煙はたしかに西から東へ真横に流れている。これでは運河側はもちろんのこと、西公園でも少し辛い気がする。このパターンで風裏になる場所は・・・
あれこれ考えてみる。「東京湾側・・・ ん〜、確かにあそこなら快適かもしれないが個人的に釣趣に欠ける感じが・・・ そこ以外にないものか・・・」
!!!
「あそこがある・・・ ( ̄ー ̄)ニヤリッ」
向かったのは西公園に程近い首都高速下のポイント。
ここで竿を出すのは去年の春先以来だろうか。西公園の面白さにハマってからはずいぶんとご無沙汰している。個人的にはそんなに美味しい思いをした経験はないのだが、やはり寒さには勝てない。
チョイ投げ2本とヘチ1本の計3本体制で21:15実釣開始。周囲は1人のルアーマンと、2〜3人のウキ釣り師だけ。
早速小生の竿に反応が出た。コンパクトロッドのため、アタリも明確に面白いように現れる。
竿先がピクピク反応するのをしばらく眺めて楽しむ。
「そろそろ巻いてみっか」
リールを巻く手にそこそこの手応え。掛かっていたのはアナゴ君。
今日の1尾目なのでバケツの中で泳がせることに。
その間、ヘチを探ってみるが深夜だというのにヘチは底が丸見え。ライトで照らすとヒトデが沢山いるのがよくわかる。ある一定のポイントでメバルのアタリが連発するものの、上がってくるのは
10cm前後のチビメバルばかり。
すると今度はさっきとはちがうチョイ投げの竿にアタリが来た。どうやらこの近辺はチョイ投げがいいようだ。掛かっていたのはまたもやアナゴ君。
「今夜はアナゴが調子いいかも」
そんなこんなでトータル5尾のアナゴを上げることができた。
アナゴ君は高度な攻略法があるわけでもなく、サザエさんの中でも、そして釣りのターゲットとしても地味な存在であるためか、あえて狙う人は少ないようだが、列記とした江戸前の食材である。
たまにはアナゴでも食ってみるかな。とお考えの人には、高速下のポイントは停めてある車からも近く、のんびり竿を出せるので、おすすめのエリアかも知れない。
時刻にして深夜0時過ぎ。東電の煙突を見ると、煙が垂直に上がり始めている。
「風がおさまってきたか?」
ここぞとばかりに前回楽しませてくれた運河側のポイントに向かってみた。
現地に着くと最初のうちは風は穏やかだったのだが、次第に風が強くなってきた。
ここでもチョイ投げ2本に、ヘチの探り竿という計3本体制。
しばらくチョイ投げの竿先を見つめるが、いっこうにアタリはない。やはり1度イイ思いをしたからといって、そんなことがニ度三度あるわけがない。前回のは言ってみれば、何となく暇つぶしにパチンコ屋へ入った人が空いている席に座って玉を打ち始めたら、カード残数が5のあたりで偶然確変がおこり、気付いたらドル箱が山積みになっていた。という感じだったのだろう。
海面は少し荒れ気味で、ヘチを探っても何のアタリもない。テクテク歩いて草むらの階段付近を探ってみると、ここは魚の避難場所なのか、メバルが度々掛かってきた。どれも小さいものばかりだったが、1匹だけキープ、そしてしばらくぶりに巻き上げた投げ竿にはなかなかの良型アナゴも掛かっていたので、これもお土産にした。
風も強くなり、顔面をもろに直撃する。当然のことながらそのポイントには小生以外誰もおらず、丑三つ時の恐怖感から、ここは1時間で引き上げることにした。
この段階で青イソメが1箱分余っていた。帰ろうか否か迷ったが、エサを捨てるのももったいないし、かといって1週間持つかも怪しげだったので、車中泊したのち再開することに・・・


埠頭のラーメンvs西公園のラーメン
目が覚めると辺りはすっかり明るくなり、時計の針は10時過ぎを指していた。
「たまには昼間の西公園で竿を出してみたいなぁ」
早速、西公園の駐車場へレッツ・ゴー!
小生は西公園といえば夜釣りがほとんどのため、今回も駐車場の車の数に驚く。
公園の柵にも無数の置き竿が立て掛けてある。
「相変わらずスゴイなここは・・・」
公園中央付近から少し駐車場よりのところに少しだけ空いているところがあったので、先客さんに一声かけてから釣り座を構えた。
公園は家族連れも多く、あちこちでお子様が走り回ったり雄叫びを発したりしている。
人の数はめっぽう多いのだが、これといって目ぼしい釣果も上がっていないようだ。ときたま竿をしならせている人を見かけるが、大抵は根掛かりか、良型ヒトデとの格闘(!?)といった感じである。
小生はウキ仕掛け1本とチョイ投げ1本で開始。
釣り人の数が多いだけにチョイ投げであちこちを探るわけにはいかない。自然と置き竿になってしまう。ウキ仕掛けのほうも海面をユラユラと漂うだけで、一度も海中に潜ることはなかった。
周りでも帰り支度をする人が増えてきた。小生も竿出しから1時間ほどで撤収。帰り際、駐車場に軽トラのラーメン屋さんチャルメラを響かせて登場。かねてから埠頭内を回っていた東扇島アングラーには御馴染みのラーメン屋さんは何度か利用したことがあるのだが、この西公園のラーメン屋さんは一度も利用したことがなかった。
店のご主人が開店の準備をしているところへ行ってみる。
メニューには塩・しょうゆ・みそと3種類のラーメンがラインナップ。「おや」と思ったのは塩ラーメンがあることと、どのラーメンも一律600円であることだ。
早速ご主人に聞いてみた。
このラーメン屋さん、東扇島に来るようになったのは去年からで、ご主人のオススメは塩ラーメンとのこと。売れ筋は塩とみそで、大体半々くらいとのこと。というわけで小生はしょうゆを頼んだ。
(。_)〃ドテッ!
ご主人のオススメとは違うものを頼むというのも失礼な話だが、しょうゆを食べればその店がわかる。と勝手に決め付けている小生。これだけは譲れなかった。
出てきたラーメンは陶器のドンブリに入っていた。「持ち帰りで」と言えば発泡スチロールの容器に入ってくるのだが、何も言わないと陶器のドンブリで出てくるらしい。
のっかっている具は、埠頭のラーメン屋さんとほぼ同じ。ネギ、メンマ、チャーシュウ、半分に切ったゆで卵、のり、なると、といったところである。
早速スープをすすり、そのあとに麺を食してみる。
「あら?」
またもや驚き。スープの味も埠頭のラーメン屋さんとほぼ一緒。麺も細めのちぢれ麺で一緒である。
「2台のラーメン屋さんは仲間同士なのか?」
もともと埠頭の軽トラのラーメン屋さんの味は好きなほうだったので、こちらのラーメン屋さんのラーメンも美味しく頂くことが出来た。次回はぜひとも塩あたりを注文してみたい。


置き竿と不審船にはご注意を・・・
これだけやっても、まだエサが残っている。カサゴかアイナメでも釣れないかと、昨晩行った高速下に再び行ってみた。このポイントへ行ったことのある方はすぐにおわかりいただけると思うが、このポイントは西公園寄りの部分と、道路作業車の駐車場を挟んで火力発電所寄りの2箇所に分けられる。
西公園側はすでに投げ釣り師たちでいっぱいだったが、発電所寄りは空いていた。昨夜同様、チョイ投げとヘチ探りに興じる。昼間だけのことはあり、昨夜以上に底がはっきりと見える。ヘチでチビメバルのアタリがポツポツといった程度で、チョイ投げの竿は何の反応も示さない。
そんなだるい時間が1時間半過ぎたあたりで事件は起こった。

発電所の前のフェンス越しでヘチを探っていると1隻の古い船、というかボートがやってきた。
エンジンの出力を抑えると同時に船首を、釣り人たちが竿を出している岸の方向に向けて接近、岸沿いをなめるようにして通過した後、背後から来ている船に気付き、慌てて速度を上げ通り過ぎていった。
次の瞬間である。
ヘチを探っている小生のほうに向かって、一人の釣り人が何やら叫んでいる。
「えっ?」聞き返す小生。
と同時に何が起こったかすぐに把握できた。
今しがた岸よりを通過していったボートが、小生の道糸にヒットし(させ)、そのまま引っ張られた置き竿一式が海の中へダイブしたのである。投げ竿、コンパクトロッド、三脚、バケツ・・・釣り座の上には見事なくらいに何も残っていない。呆然と立ち尽くす小生の周りで他の釣り人が自分の竿で、落ちた道具類を拾って下さろうとしている。現場には離れたところで竿を出していた人たちも集まってきた。するとそこへ、普段は高速下の水路は通らないであろうくらいの大きく白い船がやってきた。先程のボートの直後を航行していた船である。船体をみると、なんと「神奈川県警」という大きな文字が。。神奈川県警の巡視艇だった。その船は小生たちの目の前で推力を落としたかと思うと、事の一部始終を見ていたのか、旋回しながら海に落ちた小生の道具を全て拾い上げてくれた。少し大げさかもしれないが、神が現れた風にすら感じた。
「これ誰のー?」
甲板に立っていた警官が大声で叫ぶ。
きまり悪そうに
「私のです」と小生。
すると巡視艇を小生の方まで回し、道具一式を渡してくださった。
深々とお礼を述べた後、渡して下さった警官に話を聞いてみると、逃げていった船は個人所有のプレジャーボートとのことだが、その動きは非常に怪しく、小生の憶測ではあるが、はじめから県警の巡視艇を意識して逃げているかのようにも見えた。
とんだ大騒動となってしまった。
あきらかに故意と思われるプレジャーボートが起こした騒ぎといえども、小生の置き竿が原因で周りを騒がせてしまったため、周囲の方たちに「お騒がせして申し訳ありませんでした」と平謝り。
周囲の方からは
「いやぁ〜、いいタイミングで警察の船が来てくれたねぇ」
「まったくヒドイ船だ」
などと声を掛けられ、中には
「なんなんだあの船は!同じ釣り人としてあぁいう奴は許せない!」
と、言ってくださる方もいらしたが、小生は怒りというよりも恥ずかしさでいっぱいだった。。
返ってきた道具で釣りを再開するも、まったくアタリはなかったので15:30に納竿に。
帰り際、隣りで竿を出されていた親子連れの方に再度「すみませんでした」と声を掛け、釣り場を後にした。
漁港などで漁船が故意に釣り人のいるほうへ急接近するといったことは以前から聞いてはいたのだが、まさか小生が実際に体験するとは思わなかった。しかも今回はプレジャーボートである。そういえば西公園の岸壁近くでも「どう考えてもここは船道ではないだろう」と思うくらい岸壁に接近して通過するボートを見かけるが、こういった行為はまったくもって腹立たしい。冗談抜きで、こういった不審船対策にジェット天秤の25号あたりを装着した投げ竿を別途ミサイル代わりに1本用意していたほうがいいかも知れないとさえ思った。
みなさんもくれぐれも不審船と置き竿には十分ご注意下さい。
また、この場を借りて、道具を掬って下さった神奈川県警の方々、当時小生の周りで竿を出されていた方々に改めて感謝いたします。ありがとうございました。


2004年1月24日(土)
釣行場所 東扇島(京浜運河側)
天気 晴れ、風は始め穏やか、後強く、寒い
潮(横浜標準) 中潮
満潮07:25 18:05
干潮00:29 12:39
釣行時間 17:30〜23:00
キープ 20〜28cmカレイ6尾、17cmメバル1匹、19cmカサゴ1尾、27〜28cmアナゴ2尾
リリース 〜14cmメバル2尾、鉛筆アナゴ1尾

旬の味覚を求めてレッツ・ゴー!
それにしても寒い。魚たちも冬眠してしまったのではないかと思うほど、ここのところまともな釣果を得ていない。とはいえ、家でじっとしていることも出来ず今回も旬の味覚を求めて東扇島へ行って来た。なぜだかよくわからないが今日は車の量も多く、あちこちで渋滞にハマり、東扇島まで2時間以上掛かってしまった。青イソメを購入し、すこしヘロヘロになりながらも車は一路、東扇島へ。
今回は南よりの風を危惧し、風裏となる運河方面へ向かうことにした。
白灯跡地のほうへ行ってみるが、人の姿はまったくなく、パイプ堤の上も2〜3人の釣り人しか見受けられない。
17:30実釣開始。流線針仕掛けの投げ1本、胴付きカサゴ仕掛けのチョイ投げ2本の計3本体制。チョイ投げのうち1本は持ち歩いて根魚を探ることにした。
潮時はまもなく満潮を迎えるせいか、潮位もかなり高くなっている。しかも右から左へ少し激しい潮の流れ。なかなかイイ感じである。
まずは換気塔の近くの階段のあたりを攻めてみる。すると早速アタリが。魚も腹を空かしているのか、早いうちにノッてきた。上がったのは14cmくらいのメバルちゃん。小さかったので海にお帰りいただく。この階段付近は以前も何度か探ったことがあるのだが、なぜかメバルの魚影がかなり濃い。とはいってもリリースサイズばかりだが。
すると今度も同じ場所でググググッという小気味いいアタリを感じた。「カサゴか?」と思った小生はすぐさま聞き合わせるように竿を上げた。ブルブル暴れながら上がってきたのは小ぶりなメバル。アタリの割には小さいサイズだったが、こいつはとりあえずキープ。
その後もヘチづたいを歩きながら探ってみたが、これといって目ぼしいアタリはなかったので、パイプ堤へ上がってみることに。
辺りはすで暗くなり、釣り人も1人だけしかいなかった。水面には、羽田空港に着陸する飛行機のライトが映っている。向かいには灯りが煌煌と照る工場群。まさに都会のオアシス東扇島。
ほぼ貸切状態のパイプ堤を外側・内側と探るが、こちらもアタリはほとんどない。
堤防に入って50mほど進んだあたりだろうか、着底していた仕掛けを巻き始めようとしたその瞬間、グググググッと引っ張られた。グィッと竿先を上げ、リールを巻く。1.8mのコンパクトロッドは程よく先端がしなってくれ、とても心地よい。水面にポコッと姿を現したのはまずまずといったサイズのカサゴ。20cmぐらいといったところだろうか。
カサゴをバケツに入れるために釣り座に戻ると、チョイ投げ竿の先端がピクピクッとおじぎをしている。リールを巻いてみるが、潮の流れが結構あるせいか水の抵抗を強く感じる。
アナゴである。サイズ的には鉛筆サイズ。針もうまく外れたのでこれはリリース。仕掛けもさほど乱れてはいなかったので、手返しよく再度同じ所へ仕掛けを投入。距離にして10〜20mあたりであろうか。
すると5分くらいで、今しがたアナゴが掛かった竿に再びアタリが。アナゴだったら早合わせは禁物である。とりあえずタバコに火をつけちょいと一服。その間にじっくりとエサを食べてもらうことにした。
「そろそろいいかな」
軽く1発アワせると、獲物はすでに針掛りしているようである。思った通りアナゴだった。さっきのよりはサイズアップしているが、それでもサイズ的には物足りない。針を飲み込んでしまっている上、今回は久々にアナゴご飯が食べたかったのでキープした。その後も同じ地点に仕掛けを投入したところうまい具合にアナゴを追釣。チョイ投げでアナゴ連発というのは初めてである。なんだか妙に得した気分。
その後はアナゴのアタリも遠のいたので、探り釣りに出かけた。換気塔〜パイプ堤とくまなく探ったがアタリはさっきよりも渋くなってきた。時刻はすでに21時。次第に西よりの風が強くなり、工場の煙突からでる煙も真上に上がっていたのが、いつしか横向きに。
エサも残り少なくなってきたのでそろそろ片付けの準備でもしようかと竿のほうに目をやると、連チャンでアナゴが掛かった竿がピクピクっと生体反応を示している。
「今、竿を上げるのは早いな」そう思い、再びタバコに火をつける。

このアタリをきっかけに、この後とんでもない事態が起ころうとは、、、小生も、そして針先のエサにパクついている奴さんの仲間たちも知る由もなかった


イエス!カレイ!
「今日はアナゴのアタリが多いな… アナゴご飯がたらふく食べられる・・・イヒ」
そんな思いを抱きつつ、リールを巻き始める。
「重いな」
30cm以上はあるアナゴだろうか。竿先も思いっきりしなる。
目の前に来たところでスポっと水面に抜きあがる。勢い余って岸壁の側面にベチっと当たってしまった奴さん。
さらにリールを巻き上げると針先にヒラヒラとしたものが掛かっていた。体をクネクネと動かし、もがいているのはアカエイか? いや違う。尻尾がない。しかも体は菱形である。
「カレイだ!」
サイズこそ30cmあるかないかという程度のものだったが、小生にとってはまぎれもなく人生で初めての「まともなサイズ」のカレイ。
小生以外人影のない野っ原で一人ガッツポーズ。
アナゴの連釣といい、カレイといい、あそこの海底はいったいどうなっているのか。
それよりも驚いたのはカレイが掛かった仕掛けである。胴付きカサゴ仕掛け(針はネムリセイゴ針)で、2本ある針のうち上の針に掛かってきた。
今カレイが掛かったポイントに再度同じ仕掛けを投入。探り釣り用の竿も急遽置き竿にしてカレイ狙いとした。計3本の竿をすべて10〜20mのチョイ投げにし、左前方・正面・右前方へ投入。右前方の竿がアナゴの連釣、そしてカレイをGETした竿である。
最初のカレイから1時間後、また右前方の竿が反応を示した。道糸が引っ張れらたと思ったらいきなり弛む。焦る気持ちを抑えるために、またタバコに火を点ける。タバコの火がフィルターのチョイ先まで来たとき、竿を持って1発アワせた。またもや獲物がノッた!
やはりカレイだった。カレイはごく限られたピンポイントに集まって来るようで、そのポイントに命中すれば連釣も可能なようだが、そこを外すと非常に難しいらしい。一度釣れたらその一帯を重点的に攻めるというマニュアルの意味を実感。
エサもとうとう底をついてきた。今度は正道に戻って流線針が3本付いた市販のカレイ仕掛けに青イソメを付けた。使用した錘はジェット天秤8号。久々の登場である。これでエサはすべて使い果たした。最後の願いを込め、今までと同じところへ投げ込み、糸ふけを取ってそのまま待機。
そうこうしているうちに、今度は左前方の竿にカレイが掛かった。21時のアタリをきっかけにカレイの確変に入ったようだ。時刻はすでに10時半をまわっている。「夜カレイ」という言葉を聞いたことはあるが、これがまさしくそうなのか。

最後の望みをかけた右前方の竿が再び怪しげな動きを。。竿を上げてみようとしたが、、
「ちょっと待てよ・・・」
エサの残りはゼロ。竿を上げた時点で今日の釣行は終了である。「カレイも追い食いってしてくれるかな?」調子にのってそんな欲が生まれた。ただでさえ釣れにくいカレイ。そんなうまい具合にいくのかどうか。またタバコを吸う。が、今回は1本ではない。1本吸い終わったらもう1本。時間にして10分弱といったところか。
タバコ2本を吸い終わり、道糸のフケをとってみる。まだアタリは続いている。
一気にアワせた。
今回はやけに重い。竿は大きく弧を描き、きしみ音まで聞こえてくる。針先には何がかかっているのか?オーバー30cmのカレイか。それとも期待に反して特大のアナゴか。それとも。。。
巻いては竿を立て、巻いては竿を立ての繰り返しでなんとか獲物を近くへ寄せる。
上がってきたものを見て思わず声を上げてしまった。なんとカレイのトリプルである!3本針すべてにカレイが掛かっているではないか!冗談半分で試した追い食い作戦が見事的中。
1尾は小ぶりながらも、残り2尾はまずまずのサイズである。
針から外そうとすると、カレイは自分の最期を感じたのか力を振り絞って体を震わせ、精子をドバァ〜っと発射した。半端な量ではない。なんとも男らしく勇ましい姿である。驚いた小生は慌ててカレイをバケツの中へ。バケツの中がまたたくまに真っ白になってしまった。今回釣れたカレイはほとんどがオスのようである。夜に入って産卵を迎えたメスのところへ沢山のオスが集まってきたのだろう。その群れのいるところへ偶然仕掛けが投げ込まれ、食いの立っていたオスカレイが、這っているエサだろうが、浮いているエサだろうがお構いなしにパクついてきたのだろう。群れが出来ているところはおそらくカレイのじゅうたんと化しているかもしれない。それくらいの爆釣である。時間にして約1時間半。この間にカレイを立て続けに6尾GET。エサを買いに戻ってさらに続けようかとも思ったが、これ以上釣り上げても裁くのが大変になってしまうので大人しく納竿に。
今まで木っ端カレイしか釣り上げたことがなかったが、今回は足裏サイズだった上にトータル6尾の釣果。久々に大満足の釣行となった。






2004年1月17日(土)
釣行場所 東扇島西公園
天気 雪、北よりの風、非常に寒い
潮(横浜標準) 若潮
満潮01:04 11:23
干潮05:35 19:33
釣行時間 19:00〜22:30
キープ 19cmカサゴ1尾、30cmアナゴ1尾、甲幅8〜10cmイシガニ6匹(杯)
リリース チビメバル数尾、チビカサゴ2尾、鉛筆アナゴ1尾
雪中釣行
東京にもこの冬初めての雪らしい雪が降った。
いくら釣りが好きとはいえ、雪が降るとわかっていながら竿を持って出かける関東の人間は、相当の物好きだと思う。
ここにも一人、そんな物好きがいた。
昼間、ヤフー天気予報で川崎区の天気を調べてみると、午後に雪のマークが付いていた。予想降雨量の欄は1ミリになっており、次にこのサイトのトップページからリンクを張っている「降雨情報」を見てみると、神奈川県西部にまだらのような感じで降雨(降雪)を示す水色のマークが付いているものの、これといってまとまった雨雲はないようだ。念の為、伊豆半島の方も見てみるが、雨雲はさらに薄いようである。
「これならいける」
そう判断した小生は、短時間だけ竿を出そうと一路東扇島へ向かう。道中雪はぱらついているものの、積もるには程遠いものだった。
シマヤ釣具店に寄ってエサを買うついでに今日の人出を聞いてみると、さすがにお客は来ないとのことだった。雪も降っていることだしみんな家でノンビリしているのだろう。常識で考えれば当たり前のことである。
西公園の場外に到着しあたりを見渡すが、車の影は1台もない。公園の駐車場を見ても停まっている車は3〜4台程度だった。
釣り座を公園中央あたりに構え、投げ1本、胴付きカサゴ仕掛け(自作)1本、カニ網を用意。そして今回はカワハギ仕掛けも用意した。
まずはカニ網を投入。エサは何時ものサンマ、そして家の冷蔵庫の奥で賞味期限切れを向かえた「酒盗」である。酒盗はコマセカゴに入れてサルカンを網に引っ掛ける。
カニ網を沈めている間にアサリエサのカワハギ仕掛けでヘチを探る。するとすぐにグググッというアタリ。これは根に潜られてしまった。カサゴのようである。引っ張ると、オモリと一番下の枝スをロストしてしまった。仕掛けを付け直して再チャレンジ。またもやパワフルなアタリ。すぐに聞き合わせると針にノッてくれた。掛かったのはカサゴ。「カサゴはアサリも喰うと・・・φ(.. )メモメモ」また今日もひとつ勉強になった。
釣ったカサゴをぶら下げ、釣り座に戻ると、投げ竿の先端がピクピクっと引っ張られている。
巻いてみた。これといって引きはない。アナゴあたりかな・・・ 案の上、掛かっていたのはアナゴ。しかしサイズが小さい。針は飲まれておらず、仕掛けもすぐにほどけたので海へお帰りいただいた。
実釣開始後30分近くが経過している。恐る恐るカニ網を引き上げる。
ん?少し重たいぞ」寒さなどそっちのけで心は踊る。
「おぉ!トリプル!」
網には3匹(杯)のカニが引っ掛かっていた。やはり酒盗の効果が発揮されたのか。
0度近い気温の中で手の感覚はかなり麻痺していたが、追釣すべく素早く手返し、再度網を放り込んだ。
その間、カサゴ胴尽き仕掛けをチョイ投げするが、掛かってくるのはチビメバルをメインにチビカサゴが少々といったところで、どれもリリースサイズ。
カニ網のほうはその後もダブル・シングルとGET。とりあえずお味噌汁のラインはクリア。心にも余裕が生まれる。
しかしその後はエサのサンマもボロボロになり臭いも薄れてきたせいか、カニは掛からなくなってしまった。新しいサンマを投入しようとも考えたが、今回は長時間の釣行ではないのでエサは替えずに続投した。
21時頃から雪の勢いが増してきた。周りを見渡しても他に釣り人の姿は見えない。
青イソメは余っていたが、風も出てきたのでそろそろ片付けの準備に入る。公園一帯は積雪はないものの、自宅はなにせ内陸部。積雪してしまってからでは危険なので22時半に納竿とした。
帰り際、投げ竿を巻いてみると30cm程のアナゴが掛かっていた。アナゴを1尾だけ持ち帰っても仕方ないのだが、今回のは針を飲み込んでいたので持ち帰ることに。カサゴと一緒に干物にでもしてみようと思う。
雪がしんしんと降る中、場外では明朝の出撃に備えてか、数人の釣り人が各々の車の中で待機している。小生は早々に着替えると、車の暖房を全開にして帰途についた。


2004年1月10日(土)
釣行場所 東扇島西公園
天気 晴れ、はじめ風は穏やかで後北西よりの風強く、寒い
大潮
満潮07:19 17:50
干潮00:22 12:30
釣行時間 18:30〜1:30
キープ 17〜18cmカサゴ3尾、18cmソイ1尾、甲幅8〜9cmイシガニ4匹(杯)
リリース チビメバル多数、14cmメバル1尾

今年初めての釣行記
新年初の釣行というわけではないのだが、激しく貧果に終わってしまい、また「レッツ・ゴー!東扇島!オフィシャルステッカー」ファイルの発送も立てこんでいたことから、しばらく釣行記はお休みしていた。ここ最近になってステッカーファイルの送付も一段落となってきたため、ようやく釣行記を再開。
今回は何時もの東扇島西公園へ、BBSでも話題になっている「カニ獲り」をメインとした釣行である。
シマヤ釣具店でカニ網を購入し、いざ西公園へレッツ・ゴー!
夜間釣行を見据えて来ている人もいるせいか、場外にはすでに数台の車が停まっていた。
その中の空いているスペースを見つけ、車を入れ込むと早速準備開始。防寒準備も整わせて西公園へテクテク歩いていく。
今回釣り座にしたのは中央付近より少し先のほうへ行った場所である。
投げ1本、胴つきメバル仕掛け1本、胴つきカサゴ仕掛け1本の3本体制に、今回は特別アイテムののカニ網をプラスした。カニ網には持参した冷凍サンマを現地でぶつ切りにしたものをエサとして使うことに。まず初めにカニ網を投入。その間に3本の竿にそれぞれ仕掛けを装着し、18:30に実釣開始。
初めのうちは胴つきメバル仕掛けで足下を探ってみる。時折アタリが来るのだがどれもミニメバルのようだ。そのうち、メバルのそれとは違った妙なアタリ、というか文字通り「引き」を感じた。
ブルブルとかコツコツとかいったものではなく、グィ〜っと何かに引っ張られるかのような感じだった。竿先が絞り込まれたところで大きく合わせた。すると針先にノッたようだ。巻いてみると20cm弱のカサゴだった。「へぇ〜カサゴってこんな引き方をすることもあるのかぁ」またひとつお勉強になった。
ヘチ釣りをしばらく楽しみ、しばらくぶりにカニ網を上げてみる。すると、思惑通り、イシガニが1匹掛かっていた。ハサミに絡まっている網を慎重にほどいて、再び網を投入。それにしても仕掛けていたカニ網を上げるときのドキドキ感といったらたまらない。この感じは釣りでは味わえない独特なものだろう。
その後、投げ竿と胴付きカサゴ仕掛けのほうはどうだったかというと、こちらは不発で、根掛かりは連発するもののアタリはほとんどなかったので置き竿として放置し、胴付きメバル仕掛けのみで探ることにした。そのうち公園先端寄りのところでゴツゴツしたアタリが連発する場所を発見。重点的に攻めてみる。ゴツゴツといったアタリが何度かあり、竿を上げてみるが、3本針のうち一番下のエサだけが取られてしまう。そんなやりとりがしばらく続き、結局のところ「ゴツゴツ」の正体は何なのか判明することはできなかった。
その後も何度かカニ網を上げてみるが、今度はカニ網のほうが不調になってしまったようだ。
カニ網はしばらく放っておくとして、ヘチ探りに専念。ポツポツといった感じだが、時たまカサゴやソイが付いて来る。とはいってもサイズはどれも20cm未満。
いよいよ深夜に突入し、胴付きの竿2本は片付けてウキ釣りでカサゴを狙うことにした。ウキ釣りでカサゴを狙うのもおかしな話だが、小生は西公園においてウキ釣りで良型カサゴが釣れたことがしばしばある。
ウキを流している間にカニ網を上げてみるとまた1匹掛かっていた。そのカニを網からほどいてクーラーボックスに入れている間に今度はウキが大きく潜った。「早く巻かねば根に潜られる!」急いでリールを手にとり巻き上げる。最初のうち根に潜られそうになったのか、少し重い手応えの後、体を少し暴れさせながらカサゴが上がってきた。まずまずの型だったがこれも20cmには届いていないようだ。
深夜0時を過ぎ、北西寄りの風が一気に風が強くなってきた。季節風なのだろう。これがこの時期の釣り人にとっては悩みの種である。
風は弱まるどころか更に強くなってきたので1時半に納竿とした。竿一式を片付け、最後にカニ網を上げてみると一荷で掛かっていた。久々のカニ獲りは計4匹(杯)というまずまずの結果。
大量に取れたら味噌汁にしたり蒸したりと考えたのだが、今回はすべて味噌汁の出汁にしようと思う。
帰り際、冷えた体を温めるため、東名川崎IC近くの「横濱家」に久々に出向き、ラーメンを食した。
久々に食べた横濱家のラーメンだったが今回も旨かった。





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