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ちょっと気の利く(!?)話題から、どうでもいいような話題まで、
忘れた頃に更新されるのが「特集」。現在ネタなし進行中(謎)







生まれて初めての操船

赤丸のところが東京パワーボート。京葉道路のすぐ脇、江戸川の下流にあたる。





陸に揚げられていたボートを、フォークリフトを使ってスロープに上げ、ウィンチを使って桟橋に着けるのだが、結構大変そう。





これが今回の講習で使用された教習艇。かつて実際に試験艇として使われていたものの「おさがり」らしい。






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実技講習は何気に楽しみでもあった。なにしろ生まれて初めて船の舵を握るのである。講習会場は千葉県市川市の「東京パワーボート」で行なわれる。当日は8時30分集合ということで早めに自宅を出たのだが、思った以上に時間が掛かったので、最寄の本八幡駅からはタクシーでレッツ・ゴー!渋滞に巻き込まれながらも10分ちょっとでマリーナに到着。到着するや否や年長の方が近づいてきて「講習の方?」と聞いてきたので「はい、そうです」と言うと、「早速準備して。今日はね、あなた一人みたいだから」とのこと。
「へ・・・? そうなんですか?」
これにはビックリ。何人かで受けると思ったのだが、どうやら今日は小生だけの貸切状態のようだ。
桟橋のほうへ行くと、これから使用する教習艇の準備が行なわれていた。フォークリフトで運んできて、グリスアップなど、簡単な点検などが行なわれ、待つこと15分。いよいよ講習の始まりである。
「じゃあ、船に乗ってみて」
先ほどの方が言ってきた。どうやらこの人が先生のようだ。乗船するとまず、計器類や機関室内の各部名称のレクチャーが始まった。操縦席周りはいたってシンプル。スイッチの横にも「ワイパー」「ホーン」など名称が書かれているのでわかりやすいのだが、機関室内の各部名称については、その取り付けられている位置と名称を覚えなければいけない。また、実際の試験では「トラブルシューティング」といって、オーバーヒートやスターターが回らないといったときに、どこを確認しなければいけないかを答えなければいけないので重要になってくる。
船内の説明が終わり、場面はいよいよ操縦席に。
「それでは機関室の換気をして、エンジンを始動させてください」
先生の指示に従い、教本に書かれていたことを思い出して操作する。
「え〜、、リモコンレバーの中立を確認。えっとぉ〜〜、機関室の換気をします。換気よしっ。エンジン始動します。(ぶるるんっ)エンジン始動しましたっ」
緊張してセリフを言うのもままならない(笑)
「それでは暖機運転をしてください」
「はい、暖機運転をします」
スロットルノブを押し、リモコンレバーを前に倒すが力が入りすぎて一気にエンジンが吹き上がる。
「ブォ〜〜!!」
先生も小生もビックリ(汗)
慌ててレバーを戻したが、エンジン回転数の調節がなんとも難しい。
その後、先生の指示に基づいて「滑走」、「変針」といった操縦をするが、なにせ初めての操船なので緊張しまくり。
操船している間に向かい側からでかいクルーザーが近づいてきた。先生がそれを指差し、「あれはねぇ、1億円する高価なクルーザーなんだよぉ。エンジンはロールスロイス製で…」と話し掛けてくるのだが、いかんせんこっちは緊張しているので「はぁ、そうなんですかぁ、すごいですねぇ」と気の利いた返事が出来ない(爆)
「ほら、あそこに釣り人がいるから気をつけて」
よく見ると岸でブッコミ釣りをしている釣り人が。緊張していた小生は視野が狭くなっており、岸辺の釣り人が見えなかった。「おぉ、これはいけない、釣り人に迷惑をかけてはいけない」と慌てて減速し、針路を変える。
「今までは岸で竿を出している釣り人が自分だった。そして今はまったく逆の立場になっている。自分が陸釣りをやっていたときにすぐ目の前をプレジャーボートが通るともちろんいい気分はしなかった。だからこそ自分がボートを操縦するときは陸で釣りをしている人に迷惑をかけてはいけない」もしも免許を取得した暁には肝に銘じたいと思った。
船を停止させているとまた先生からの注意。
「後ろに水上バイクがいるから気をつけて」
今度は水上バイクか… さっきまでいなかった水上バイクが背後で停止している。先生の話だと教習艇が滑走して引き波を立てるのを待っているとか。「水上バイク、、全く理解できない。あの存在はなんとかならんもんか、、、」この文章を書いている数日前にもどこかの海水浴場で水上バイクが海水浴客に突っ込み、ぶつけられた人が亡くなったらしい。
やがて講習は「蛇行」や「人命救助」へと移る。
蛇行というのは、水面に設置された3つのブイの間を比較的速いスピードでスラローム滑走するのであるが、慣れないうちはこれが意外と難しい。変針のタイミングが遅れると曲がりきれずにブイに接触したり、必要以上に大きく舵をとらなければいけなくなるので、早め早めの変針が要求される。人命救助も、落水者の代わりにブイが投下され、それを拾いにいかなければならないのだが、風向きや潮の流れを考えてブイに接近しないとうまくブイを拾い上げることが出来ない上、救助する直前ではプロペラの回転を停止させなければいけないので、当然舵も効きにくくなる。実際の試験で失敗しやすい項目の一つである。
完全にマスターするまで何度も練習が繰り返された。
そしていよいよ岸に近づき、「着岸」「係留」「離岸」の練習。何気に着岸はイチバンのくせ者で、失敗する人がとても多いと言われている項目。
小生も右舷着岸・左舷着岸を何度も繰り返したが、なかなかうまくいかない。着岸は前進・中立・後進やハンドル操作を早く、そして小刻みに行なう微調整がキモになるため、実際の試験では一番の山場かもしれない。
着岸後はロープを使って実際に船をビットやクリートと呼ばれる係船設備に係留する作業を行なう。小生は何度も練習用ロープで練習したのだが、いざ実践となるとまったく出来ない・・・(><)
再度先生から結びのコツなどを教えていただき、なんとかクリアー(?)
係留したロープを今度は解らんして最終項目の「離岸」の練習。これも前進離岸、後進離岸を何度か練習。着岸に比べれば簡単である。
そうこうしているうちに本日の講習もあっという間に終了。時間にして約3時間。
最後に、短時間ながらもみっちり講習してくださった先生にお礼をいい、マリーナを後にした。
次回はいよいよクライマックスの実技試験in千鳥会場である。やはりキモは着岸と人命救助あたりか。。試験当日まで船には乗れない。あとは自宅でイメージトレーニングをするだけである。試験当日までの約1週間、ドキドキの日々が続く。


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